引越し時の立ち会い、不要品処分、新住所の開示について徹底解説

今年中に越しを控えているのですが、公団を退去する時、立ち会い人の人が部屋に入り、状況とかを確認するんですか?大型の二段ベッドや古い和ダンスを残していきます。あと新しい引越し先を告げないといけないんですか?

公団退去時の立ち会いについて

賃貸物件、特に公団住宅などの退去時には、必ず「退去立会い」が行われます。これは、家主(または管理会社)と借主が部屋の現状を確認し、原状回復義務の履行状況を確かめるための重要な手続きです。立ち会い人は家主側、もしくは管理会社から派遣された担当者です。部屋の中に入り、壁や床、設備などの状態を丁寧にチェックします。そのため、質問者様のご心配の通り、部屋の中に入室して状況を確認されます。

具体的には、以下の点をチェックされます。

  • 壁や床の汚れ、傷、穴
  • 畳のへこみ、汚れ
  • 設備(キッチン、浴室、トイレなど)の破損、故障
  • 窓ガラスの破損
  • 鍵の紛失、破損

特に、大型の二段ベッドや古い和ダンスを残していくとのことですが、これらは「残置物」として扱われます。残置物の処理については、事前に管理会社に相談し、処理方法(処分費用負担など)を明確にしておくことが重要です。勝手に残置物を置いていくと、撤去費用を請求される可能性があります。事前に連絡し、合意を得ることが大切です。

残置物の処理方法

残置物の処理方法は、大きく分けて以下の3つがあります。

  • 自分で処分する:最も費用を抑えられますが、時間と労力がかかります。大型家具の処分は、自治体の粗大ごみ処理を利用するか、不用品回収業者に依頼する必要があります。
  • 管理会社に処分を依頼する:費用はかかりますが、手間がかかりません。管理会社に依頼する場合は、事前に見積もりを取ることが重要です。見積もりには、処分する物の種類、数量、搬出状況などが含まれます。
  • 買い取ってもらう:状態の良い家具であれば、リサイクルショップなどに買い取ってもらうことも可能です。事前に査定してもらうことで、処分費用を削減できる可能性があります。

質問者様のケースでは、大型の二段ベッドや古い和ダンスは、状態によっては処分費用が高額になる可能性があります。事前に管理会社に相談し、処分方法と費用について確認することを強くお勧めします。写真などを添えてメールで連絡するのが効率的です。具体的な見積もりを取り、書面で確認しておくことで、後々のトラブルを避けることができます。

新住所の開示義務

一般的に、退去時に新しい住所を伝える義務はありません。ただし、保証人制度を利用している場合や、敷金・礼金精算に口座振込を利用する場合など、連絡先が必要となるケースがあります。事前に管理会社に確認し、必要な情報だけを伝えましょう。

退去手続きは、多くの書類や手続きを伴います。少しでも不安な点があれば、管理会社に積極的に質問し、疑問を解消しておきましょう。書面でやり取りした内容を保管しておくことも、後々のトラブル防止に役立ちます。

専門家(不動産管理会社)の視点

不動産管理会社に長年携わってきた経験から、退去時のトラブルを避けるためには、「早期の連絡」と「丁寧なコミュニケーション」が非常に重要です。退去予定日の1ヶ月前を目安に、管理会社に連絡し、退去手続きの流れや残置物の処理方法について相談しましょう。疑問点があれば、すぐに質問し、不明な点を解消しておきましょう。

また、退去立会いの際には、部屋の状態を写真や動画で記録しておくことをお勧めします。万が一、トラブルが発生した場合、証拠として役立ちます。立会いの際に、担当者と現状について確認し、合意事項を記録した書類に署名捺印しましょう。この書類は大切に保管してください。

まとめ:スムーズな退去手続きのために

公団住宅の退去手続きは、いくつかの注意点があります。スムーズな手続きを行うために、以下の点を心がけましょう。

  • 退去予定日の1ヶ月前を目安に、管理会社に連絡する
  • 残置物の処理方法について、管理会社と事前に相談する
  • 退去立会いの際には、部屋の状態を写真や動画で記録する
  • 合意事項を記録した書類に署名捺印し、大切に保管する
  • 不明な点は、管理会社に積極的に質問する

これらの点を踏まえ、安心して退去手続きを進めてください。

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