引越し時の原状回復費用:8畳ワンルームの床・壁の修繕費用と責任について

引越しの際の修繕費について教えてください。もう少し意見を聞いてみたいのでよろしくお願いします。1階で専有面積約20㎡の約8畳位のワンルームなんですが家賃が¥47000。管理費なしで敷金¥90000を入れてあります。築10年くらいの物件で8年住みました。南向きのとても日当たりのよい部屋でした。壁紙は張替えは確実だと思います。また、横の壁と天井の間に結構な隙間があるんですがこれは、私の責任ではないですよね?1番の問題は床なんですが、濃い茶色のフローリングです。ベランダに出る所が剥げて、白くなっていますし、ぼろぼろです。(おそらく日焼けなども原因だと思います。)キッチンの下のところも水が原因だと思いますが痛んでいます。さらに部屋全体の床が結構傷だらけです。(家具をぶつけたり引きずった様な自分でつけてしまった傷がいっぱいです。)全部張替えになるのかなぁ・・・と思います。床は全て自己負担としたら幾ら位かかるでしょうか?もともと入居したときに床も壁も新品ではないと思います。床の日焼けして剥げている部分は前の住人の時にすでに剥げていてそこを修繕した床でした。(当時の不動産屋がうまく隠すもんだなぁ・・・って言ってました。)壁も一部だけ修繕した後がありました。こういう場合、床も新しいものではなかってとしてもやはりすべて私の負担になるのでしょうか?8年住んでいる間に大家も3人目、(ちなみに今の大家さん=オーナーさんは工務店をしています。仲介に不動産屋さんは入ってないです。)今の契約書を読み直してみたところ最新の契約書には原状回復明け渡しと書いてあってその範囲は別表1.2に定めると書いてありますが別表が契約書にはついていませんでした。その前の契約書には別表1.2はついていましたが・・・最新ではなくその前の契約書のその別表には・・・壁・天井・床の傷、汚れ、破れ・退去時の室内クリーニングは全額借主負担と書いてあります。さらに、大家が変わって今の契約書に修繕履歴一覧表がありそれには壁も天井もフローリングも傷破損は一切なしという事になっていました。(大家は今で3人目なのですが2人目も3人目も入居したときの状況わからないと思うし変わった後も部屋を見たりしたことはないです。)また、床はここまでぼろぼろだとワックスなどせず正直に見せた方がいいでしょうか?壁紙も張替え確実でしょうし・・・そちらも軽く拭く程度で大丈夫でしょうか?どうか参考まででもいいので回答お願いします。

8年住んだワンルームの原状回復:修繕費用の見積もりと責任の所在

8年間居住されたワンルームマンションの退去に伴う修繕費用について、ご心配されている点について詳しく見ていきましょう。築10年、南向きの日当たりの良い8畳ワンルームで、床や壁の状態、契約書の内容など、複雑な状況ですね。一つずつ整理して、具体的なアドバイスをさせていただきます。

1. 壁と天井の隙間

壁と天井の隙間については、通常、借主の責任ではありません。これは建物の構造的な問題である可能性が高く、経年劣化によるものと考えられます。退去時に指摘すれば、大家さんが修繕する責任を負うでしょう。写真や動画で証拠を残しておくことをお勧めします。

2. 床の損傷:日焼け、傷、水濡れ

床の損傷は、いくつかの要因が考えられます。

(1) ベランダ側の床の剥げと白化

これは日焼けや雨水の浸入など、経年劣化による可能性が高いです。必ずしも借主の責任とは限りません。ただし、入居時にすでに損傷があったとしても、その後の劣化状況によっては、借主の責任が問われるケースもあります。写真で現状を記録し、不動産会社や大家さんと相談することが重要です。

(2) キッチン下の床の痛み

キッチンの下の床の痛みは、水漏れが原因の可能性が高いです。これは、借主の不注意によるものか、建物の老朽化によるものかを判断する必要があります。もし、排水管の老朽化など、建物の問題が原因であれば、大家さんの負担となる可能性が高いです。

(3) 部屋全体の傷

家具の移動による傷などは、借主の責任となる可能性が高いです。しかし、程度によっては、通常の使用による範囲と判断される場合もあります

3. 修繕費用の見積もり

床の張替え費用は、面積、材料、施工方法によって大きく異なります。8畳程度のワンルームの場合、フローリング張替え費用は、10万円~30万円程度と幅があります。高価な無垢材を使用したり、下地処理が必要な場合などは、費用が高くなります。壁紙の張替え費用は、5万円~10万円程度と予想されます。

4. 契約書と修繕履歴一覧表

契約書に別表が添付されていないこと、修繕履歴一覧表に「傷・破損なし」と記載されていることは、問題です。

(1) 契約書の不備

契約書に別表がないことは、原状回復義務の内容が不明確であることを意味します。これは、大家さん側に不利に働く可能性があり、借主であるあなたにとって有利に働く可能性もあります

(2) 修繕履歴一覧表の不一致

修繕履歴一覧表に「傷・破損なし」と記載されているにも関わらず、実際には損傷がある場合は、入居時の状態を証明する必要があります。入居時の写真や動画があれば、非常に有効な証拠となります。

5. 退去時の対応

床の損傷が激しい場合は、ワックスで隠すのではなく、現状を正直に示す方が良いでしょう。隠そうとしてかえって問題が大きくなる可能性があります。壁紙についても、軽く拭く程度で構いません。ただし、汚れがひどい場合は、クリーニングが必要となる場合があります

6. 専門家への相談

現状を写真や動画で記録し、不動産会社や弁護士に相談することをお勧めします。専門家の意見を聞くことで、あなたの権利を守り、適切な対応を取ることができます。

7. まとめ:具体的な行動計画

1. **証拠の確保:** 入居時の写真・動画(あれば)、現在の状態の写真・動画を撮影し、日付を記録しておきましょう。
2. **大家さんとの交渉:** 現状を説明し、修繕費用の負担割合について話し合います。契約書の内容、修繕履歴一覧表の不一致などを根拠に交渉しましょう。
3. **専門家への相談:** 不安な場合は、不動産会社や弁護士に相談し、法的観点からのアドバイスを受けましょう。
4. **見積もり取得:** 複数の業者から見積もりを取り、比較検討しましょう。
5. **交渉記録:** 大家さんとの交渉内容を記録しておきましょう。

大家さんが工務店を経営されている場合、交渉がスムーズに進む可能性もありますが、契約書に明記されていない部分については、しっかりと主張することが重要です。 「原状回復」とは、入居時の状態に戻すことではなく、「通常の使用による損耗を除いた状態」に戻すことであることを理解しておきましょう。

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