引越し後、部屋の暗さに困っています!照明の明るさに関する法律と大家さんへの相談方法

昨日、引越しをしたばかりで、今日初めて夜部屋を活用しました。そこで気がついたのが、なんと電気が暗いことか…。事務所として使用するということでお借りしたのですが、これでは、目がつかれしまいます。よく見ると、輪っかの蛍光灯が一つしか付いてないタイプが部屋に取り付けてあります。どうしても気になって仕方がないのですが、この場合大家負担で電気を変えてもらうことはできるのでしょうか?法律的に、人の生活に差し支えない明るさが決まってたりするのでしょうか?ご存知の方いらっしゃったら教えてください。宜しくお願いします。

部屋の暗さ、本当に困りますよね…まずは現状把握から

引越し後、思っていた以上に部屋が暗くて困っている、というお気持ち、よく分かります。特に事務所として使用する場合、照明の明るさは作業効率や目の健康にも大きく関わってきます。まずは、現状を具体的に把握してみましょう。

1.現在の照明器具の確認

* 照明器具の種類(蛍光灯、LED、白熱灯など)
* 個数
* ワット数(消費電力)
* 明るさ(ルーメン)

これらの情報をメモしておきましょう。特にワット数とルーメンは、後ほど大家さんや照明器具販売店に相談する際に必要になります。ルーメンは、光の明るさを表す単位です。ワット数は消費電力を表す単位なので、明るさと直接関係ありません。

2.明るさの測定

可能であれば、明るさ計(照度計)を使って部屋の明るさを測定してみましょう。照度計は、ホームセンターやインターネットで購入できます。測定する際は、作業を行う場所の明るさを測ることが重要です。照度計がない場合は、スマートフォンアプリを利用する方法もあります。いくつかのアプリが照度を測定する機能を提供しています。

3.写真撮影

部屋全体の明るさ、特に暗い部分の写真を撮影しておきましょう。写真があれば、大家さんや照明業者に現状を伝える際に非常に役立ちます。

法律で定められた明るさ基準はあるの?

残念ながら、日本の法律で「部屋の明るさ」について具体的な数値基準が定められているわけではありません。しかし、労働安全衛生法では、職場環境における照明に関する規定があり、作業内容に応じて適切な明るさを確保することが求められています。事務所として使用する場合、この法律が間接的に関係してきます。

具体的には、作業内容によって必要な照度が異なります。細かい作業を行う場合は、より高い照度が必要になります。例えば、精密機器の組み立てや図面作成などでは、500ルクス以上の照度が必要とされる場合もあります。一方、事務作業であれば300ルクス程度でも十分な場合もあります。

大家さんへの相談、どうすればいい?

部屋の暗さが作業に支障をきたすレベルであれば、大家さんに相談することをお勧めします。相談する際には、以下の点を意識しましょう。

1.丁寧な説明と具体的な要望

* 「現状の照明では作業に支障が出ている」ことを具体的に説明します。
* 写真や明るさ測定の結果を示すことで、客観的な根拠を示しましょう。
* 「追加照明の設置」や「現在の照明器具の交換」といった具体的な要望を伝えましょう。
* 可能であれば、希望する照明器具の種類やワット数、ルーメンなどを提示するとスムーズです。

2.大家さんの立場を理解する

大家さんも、費用対効果を考慮する必要があります。そのため、高価な照明器具を要求するのではなく、費用を抑えつつ明るさを確保できる提案をすることが大切です。例えば、「LED照明への交換」を提案することで、省エネ効果もアピールできます。

3.交渉の余地を残す

最初から「全て大家さんの負担で」と要求するのではなく、「費用負担を折半する」などの提案も検討しましょう。

4.書面でのやり取りを残す

メールや手紙で、相談内容と合意事項を記録に残しておきましょう。後々のトラブルを防ぐために非常に重要です。

照明選びのポイント

もし、大家さんと合意に至り、照明器具の交換や追加を行うことになったら、どのような照明を選ぶべきでしょうか?

1.LED照明の採用

LED照明は、省エネ性が高く、長寿命であるため、経済的です。また、白熱電球や蛍光灯に比べて発熱が少ないため、安全面でも優れています。

2.色温度の選択

色温度は、光の色の見え方を表す単位です。ケルビン(K)で表され、数値が高いほど青白い光、低いほど黄色っぽい光になります。事務所では、集中力を高めるために5000K〜6500K程度の昼白色〜昼光色を選ぶのが一般的です。

3.照度の確保

作業内容に応じて適切な照度を確保しましょう。前述の通り、細かい作業には高い照度が必要になります。

4.間接照明の活用

天井照明だけでなく、デスクライトやフロアライトなどの間接照明を併用することで、より快適な空間を作ることができます。間接照明は、目に優しく、リラックス効果も期待できます。

専門家への相談も検討してみましょう

もし、大家さんとの交渉が難航したり、照明選びに迷ったりする場合は、照明専門業者や建築士などに相談してみるのも良いでしょう。専門家のアドバイスを受けることで、より適切な照明環境を実現できます。

まとめ

部屋の暗さは、作業効率や健康に悪影響を及ぼす可能性があります。まずは現状を把握し、大家さんと丁寧な話し合いを行いましょう。必要に応じて専門家の意見も参考にしながら、快適な照明環境を実現してください。

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