引越し後、半年経っても荷物が片付いていない…そんなお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。 最低限の家具しかない状態から、理想の部屋を実現するには、的確なアドバイスとサポートが必要ですよね。 インテリアコーディネーターと収納アドバイザー、どちらに相談すべきか迷ってしまうのも当然です。この記事では、それぞれの専門性と、あなたの具体的な希望を踏まえて、最適な選択方法をご提案します。
Contents
インテリアコーディネーターと収納アドバイザーの違い
まず、インテリアコーディネーターと収納アドバイザーの違いを明確にしましょう。どちらも住空間の改善をサポートするプロですが、専門分野が異なります。
インテリアコーディネーター
- 専門分野:空間全体のデザイン、レイアウト、家具選び、色使い、照明計画など、部屋全体の雰囲気作りを総合的にコーディネートします。
- 得意なこと:部屋全体のスタイル提案、家具やカーテンなどの選定、配色提案、空間の雰囲気づくり、間取りの提案(リフォームが必要な場合)
- 不得意なこと:収納に関する専門的な知識や、細かい収納グッズの選定、収納方法の具体的なアドバイス。
収納アドバイザー
- 専門分野:収納に関する専門知識を活かし、収納スペースの有効活用、収納方法の改善、整理・整頓のノウハウを提供します。
- 得意なこと:収納家具の選定、収納方法の提案、整理収納術の指導、収納用品の選び方、無駄な物の削減、動線設計
- 不得意なこと:部屋全体のデザインやレイアウト、家具選び、色使いなどのインテリアデザイン全般。
あなたのケースでは、どちらが最適?
あなたの質問「段ボールに入ったままの荷物を収納する棚の購入に関してやどんな観葉植物置こうか…など細かいことも相談したい」という希望を考えると、どちらの専門家にも相談するメリットがあります。
収納棚の選定や観葉植物の配置は、収納アドバイザーの専門分野に該当します。しかし、それらのアイテムは部屋全体のインテリアデザインに大きく影響します。そのため、インテリアコーディネーターに相談することで、部屋全体のバランスを考慮した上で、最適な棚や観葉植物を選定してもらうことが可能です。
最適な相談方法:2つのアプローチ
では、どのように相談を進めていけば良いのでしょうか?2つのアプローチをご提案します。
アプローチ1:インテリアコーディネーターに依頼し、必要に応じて収納アドバイザーに連携してもらう
まず、インテリアコーディネーターに全体のコーディネートを依頼します。部屋全体の雰囲気、家具の配置、色使いなどを相談し、基本的なプランを作成してもらいます。そのプランの中で、収納に関する課題や、観葉植物の配置について具体的に相談し、必要であれば収納アドバイザーへの連携を依頼します。この方法では、部屋全体の統一感と、収納の専門的なアドバイスを両立できます。
- メリット:部屋全体のデザインと収納をバランス良く実現できる。
- デメリット:費用が高くなる可能性がある。
アプローチ2:収納アドバイザーに依頼し、必要に応じてインテリアコーディネーターにアドバイスを求める
まず、収納アドバイザーに収納に関する相談を集中して行います。収納スペースの設計、収納家具の選定、整理収納術などをアドバイスしてもらい、荷物の整理から始めます。その後、収納が完了した段階で、インテリアコーディネーターにアドバイスを求め、部屋全体の雰囲気づくりや、家具、色使いなどの相談をするという方法です。この方法では、収納問題を優先的に解決できます。
- メリット:収納問題を効率的に解決できる。費用を抑えられる可能性がある。
- デメリット:収納とインテリアデザインの整合性が取れない可能性がある。
具体的な相談内容例
実際に相談する際のポイントをいくつかご紹介します。
インテリアコーディネーターへの相談例
- 「部屋全体のイメージは、落ち着いたベージュ系のナチュラルな空間を目指しています。」
- 「リビングには、ソファとローテーブル、テレビボードを配置したいと考えています。配置やサイズ感についてアドバイスをお願いします。」
- 「収納スペースが少ないので、収納家具の配置や選び方についてアドバイスをお願いします。」
- 「照明計画についても相談したいです。どのような照明を選べば、雰囲気の良い空間になりますか?」
収納アドバイザーへの相談例
- 「段ボールに入ったままの荷物を収納するための棚の選び方や配置についてアドバイスをお願いします。」
- 「クローゼットの収納方法について、具体的なアドバイスをお願いします。」
- 「キッチン収納を効率的にするために、どのような収納グッズを選べば良いですか?」
- 「観葉植物を置くスペースを確保したいのですが、どこに置けば良いですか?おすすめの観葉植物も教えてください。」
専門家を選ぶ際のポイント
専門家を選ぶ際には、以下の点を考慮しましょう。
- 実績:過去の事例やポートフォリオを確認し、自分の理想とするスタイルに合致するかどうかを確認しましょう。
- 料金:事前に料金体系を確認し、予算に合致するかどうかを確認しましょう。
- 対応エリア:対応エリアを確認し、自宅への訪問が可能かどうかを確認しましょう。
- 相性:実際に面談を行い、自分の考えを理解してくれるかどうか、コミュニケーションが取りやすいかどうかを確認しましょう。
まとめ
部屋のコーディネートは、専門家の力を借りることで、よりスムーズに進めることができます。あなたの希望や状況に合わせて、インテリアコーディネーターと収納アドバイザー、どちらに相談するか、あるいは両方を利用するのかを検討してみてください。 それぞれの専門性を理解し、効果的に活用することで、理想の住空間を実現できるはずです。