引越し後、発見した様々な問題と外壁タイルによる怪我…管理会社の責任と対処法

外壁のタイルで手を切ってしまいました。管理会社の責任について教えてください。1週前に引越したばかりで管理会社の対応の悪さに困っています。内見の時……和室に駆け出した2歳の息子に営業マンが「そこ行っちゃダメーー‼」と走り抱き上げてくれました。見ると、8畳の畳一面黒カビだらけ‼管理会社は入居前に畳替えをすると約束しておきながら、管理会社「清掃で大丈夫そうなんで〜。」やはり見ると黒カビの跡は消えないみたいなんですが……管理会社「午前には替えました」あのーカビの跡とキズがそのままなんですが…。「………。確認します」表替えしたと簡単に嘘をつくのです。ハウスクリーニングもやりました、と言いきるものの……銀ハエの屍骸、なぜか玄関クロスにウンチ、トイレの便座は尿を煮詰めたような汚れ、各部屋の通気孔とスイッチパネルの周りは真っ黒な手垢だらけ。写真を撮って見せたら、管理会社「ハウスクリーニングはしましたよ!長いこと空いてましたからね〜、清掃はしてたんですけど……」(黒カビはウンチもオシッコも電気つけたりとかしないと思うんだけど…)家賃が発生してからハウスクリーニングで入居が遅れました。それでもキレイになるなら……なりませんでした。汚いまま……拭いたところも途中でやめてるのがわかるような状態、時間がきたからこの辺で、って感じの中途半端さです。管理会社「でも退去時にはハウスクリーニング代金は頂かないとダメなんですよ」確かに重要事項との説明にあったけど。ひどいのは外壁のタイルが欠損してたのを知らず手をついてザックリVの字形に切ってしまったこと。全治2週間です。外壁でケガをしたのでどうしたらいいしょうか?と問い合わせると、管理会社「残念ですが○○さんが入居時にかけた火災保険ではとうにもならないんですよ」あの私の保険ではなく、管理会社の保険でお願いできないでしょうか?管理会社「え?!そんな保険入ってないですよ」ではオーナーに直接外壁の管理不行き届きとケガのお話しをしたいので電話番号を教えて下さいませんか?と切り出してやっと外壁の写真を撮りにきました。管理会社「たぶん前の管理会社が大規模修繕といって外から強い水で洗うこととかしてたと思うんですが」タイルの点検とかは?管理会社「そんなのいちいちやらないですよ。それに去年の地震のせいかもしれないし。ウチは管理任せられてから1年なんで前の管理会社のことはわからないで」絶句です。損害賠償として、◉治療費用◉交通費その他、休業補償(主婦です)は一日いくら請求可能でしょうか?あとハウスクリーニング代はやはりとられますよね?具体的にどうしたらいいか詳しい方教えて下さいませ。

1. 賃貸物件における管理会社の責任と、現状の問題点

まず、ご質問にある状況は、管理会社による賃貸物件の管理不備が複数重なっている深刻なケースです。具体的には以下の問題点が挙げられます。

  • 入居前の状態:和室の黒カビ、ハウスクリーニングの不徹底(銀蠅の死骸、汚れの残存など)は、入居前に適切な清掃・修繕が行われていなかったことを示しています。これは管理会社の重大な瑕疵(かし)にあたります。
  • 虚偽の説明:畳の交換、ハウスクリーニングの実施について、管理会社は虚偽の説明を行っています。これは契約違反であり、信頼関係を著しく損なう行為です。
  • 外壁タイルの欠損:外壁タイルの欠損は、入居者にとって重大な危険を及ぼす可能性があります。管理会社は定期的な点検を行い、危険箇所を修繕する義務があります。今回の事故は、この義務を果たしていなかったことが原因です。

2. 外壁タイルによる怪我に対する損害賠償請求

外壁タイルで怪我をされたことについて、管理会社は責任を負う可能性が高いです。損害賠償請求を行う際には、以下の点を明確にする必要があります。

2-1. 請求できる損害

  • 治療費用:医療機関で発行された領収書を証拠として提出します。
  • 交通費:通院にかかった交通費(領収書または公共交通機関の乗車券)を証拠として提出します。
  • 休業補償:主婦の場合でも、家事労働の代替費用として、一定の金額を請求できます。具体的な金額は、家事代行サービスの料金などを参考に算出します。専門家(弁護士など)に相談することで、適切な金額を算定できます。

2-2. 請求相手

損害賠償請求の相手は、管理会社物件オーナーの両方になります。管理会社は、物件の管理を怠った責任を負います。オーナーは、物件の所有者として、安全な状態を維持する責任があります。

2-3. 証拠の収集

損害賠償請求を行うためには、証拠の収集が不可欠です。以下の証拠を収集しておきましょう。

  • 写真・動画:物件の汚れ、外壁タイルの欠損、怪我の状態などを写真や動画で記録しておきましょう。
  • 領収書:治療費、交通費などの領収書を保管しておきましょう。
  • 契約書:賃貸借契約書を保管しておきましょう。契約内容に基づいて、管理会社の責任を問うことができます。
  • メール・LINEなどのやり取り:管理会社とのやり取りを記録しておきましょう。

2-4. 専門家への相談

損害賠償請求は、法律的な知識が必要となる複雑な手続きです。弁護士などの専門家に相談することで、スムーズに手続きを進めることができます。弁護士費用は、請求できる損害賠償額から支払われる可能性があります。

3. ハウスクリーニング代金について

入居時の物件の状態から判断すると、管理会社が主張する「ハウスクリーニング済み」は明らかに不適切です。現状回復義務は、入居時の状態を維持することではなく、通常の使用による損耗を除いた状態に戻すことです。今回の状態は、通常の使用による損耗とは言い難く、管理会社の責任において、適切な清掃が行われるべきでした。そのため、退去時のハウスクリーニング費用を請求されるのは不当です。この点についても、管理会社と交渉するか、弁護士に相談することをお勧めします。

4. 具体的な対応手順

1. **証拠の整理:** これまで撮影した写真、動画、領収書、メールのやり取りなどを整理します。
2. **内容証明郵便の送付:** 管理会社とオーナーに、損害賠償請求の内容を記した内容証明郵便を送付します。具体的な請求金額、根拠となる法律、証拠を添付します。
3. **交渉:** 内容証明郵便を送付後、管理会社と交渉を行います。交渉がまとまらない場合は、弁護士に相談します。
4. **訴訟:** 交渉が不調に終わった場合は、裁判を起こすことも検討します。

5. 専門家の視点

弁護士などの専門家は、あなたの権利を保護し、適切な損害賠償額を算定する上で重要な役割を果たします。特に、管理会社の対応が不誠実な場合、専門家の介入は不可欠です。

6. まとめ

今回のケースは、管理会社の管理不備が原因で発生した問題です。積極的に証拠を収集し、管理会社およびオーナーに対して損害賠償請求を行うべきです。専門家のアドバイスを得ながら、適切な対応を進めてください。

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