東向きと西向きの部屋、それぞれのメリット・デメリット

引越しは人生における大きなイベントです。特に、小さなお子様がいらっしゃるご家庭では、住環境の快適さが子供の成長にも大きく影響します。同じマンションの東向きと西向きの部屋、どちらを選ぶか迷う気持ち、よく分かります。そこで、それぞれの部屋の特徴を整理し、メリット・デメリットを比較検討してみましょう。

東向きの部屋：メリットとデメリット

メリット

*

• 朝日は気持ちいい！ 朝日と共に目覚められるので、自然な目覚めを促し、心身のリフレッシュに繋がります。健康的な生活リズムを築きたい方におすすめです。
• 比較的涼しい 西日と比べて、東向きの部屋は日差しが強くなく、夏場の室温上昇も抑えられます。エアコンの使用頻度を減らし、電気代の節約にも繋がります。

デメリット

*

• 日当たりが悪い 西日と比べて日照時間が短いため、部屋全体が暗くなりがちです。特に冬場は日照時間が短くなるため、注意が必要です。カーテンや照明選びで工夫が必要です。
• 前の住人の状態が悪い 今回のケースでは、浴室や洗面台のカビ、ベランダの動物の糞など、衛生面での問題点が指摘されています。お子様がいるご家庭では、カビによる健康被害が懸念されます。オーナーへの修理依頼は必須です。徹底的な清掃と、カビ対策を施してもらうように交渉しましょう。

西向きの部屋：メリットとデメリット

メリット

*

• 日当たりが良い 一日のうちで最も日差しが強い時間帯に日差しが当たるため、部屋全体が明るく暖かく過ごせます。冬場は暖房費の節約にも繋がります。南向きと合わせて、日当たりが良い部屋は人気が高いです。
• ウォシュレット付き 既にウォシュレットが設置されているのは大きなメリットです。新しいものを購入する必要がなく、初期費用を抑えられます。ただし、動作確認は必須です。故障している場合は、修理もしくは交換が必要になります。

デメリット

*

• 西日が厳しい 夕方の西日は強烈なため、室温が急激に上昇します。夏場は特に暑さが問題となります。遮光カーテンやブラインド、すだれなどの設置が必須です。場合によっては、エアコンの能力も考慮する必要があります。
• 暑さ対策が必要 西日の暑さ対策には、遮光カーテンやブラインド、外付けブラインド、すだれなど様々な方法があります。費用や効果を比較検討し、最適な対策を選びましょう。近隣住民の対策状況も参考にすると良いでしょう。

専門家（不動産会社）の視点

不動産会社に相談することで、より客観的な判断を得ることができます。

* 現状の確認：不動産会社に、東向きの部屋の汚れやカビの状況、西向きの部屋のウォシュレットの動作状況などを改めて確認してもらいましょう。写真や動画で記録しておくと、交渉の際に役立ちます。
* 修繕範囲の確認：オーナーに修理を依頼する際、どの程度の範囲まで修繕してくれるのかを明確に確認しましょう。カビの除去だけでなく、原因究明と再発防止策についても確認が必要です。
* 周辺環境の確認：マンション周辺の環境、日当たり、騒音なども確認しましょう。不動産会社は、周辺環境に詳しいので、客観的な情報を提供してくれます。

お子様がいる家庭にとって重要なポイント

小さなお子様がいる家庭では、健康面と安全面を特に重視する必要があります。

* カビ対策は必須：カビは、お子様の健康に悪影響を与える可能性があります。東向きの部屋のカビ問題については、オーナーに徹底的な除去と再発防止策を要求しましょう。
* 安全性：ベランダの動物の糞は、お子様の安全に関わる問題です。オーナーに清掃と、再発防止策（例えば、動物が侵入できないような対策）を依頼しましょう。
* 快適性：お子様にとって快適な環境を整備することが大切です。西向きの部屋の暑さ対策は、お子様の健康と快適な睡眠に直結します。

結論：どちらを選ぶべきか？

どちらの部屋を選ぶかは、ご家族の優先順位によって異なります。

* 健康面を重視するなら東向き：カビの問題を解決できれば、東向きの部屋は比較的涼しく、健康的な生活を送れる可能性が高いです。ただし、徹底的な清掃とカビ対策が不可欠です。
* 快適性を重視するなら西向き：西日の暑さ対策をしっかり行えば、日当たりがよく明るい部屋で快適に過ごせます。ウォシュレット付きなのもメリットです。ただし、暑さ対策には費用と手間がかかります。

最終的には、オーナーとの交渉、そしてご自身の目でしっかり確認することが大切です。 不動産会社に相談し、専門家の意見を参考にしながら、ご家族にとって最適な部屋を選びましょう。