引っ越し時の敷金返還とタバコによる汚れへの対処法

1年間住んでいる今の部屋を引っ越すことになりました。たばこの煙で壁はやや黄ばみ、床にはたばこの小さな焦げ跡が3~4か所あります。敷金と管理費合わせて20万円ほどありますが返金はありますかね?

敷金返還と原状回復義務

賃貸物件を退去する際に、気になるのが敷金の返還です。敷金は、家賃の滞納や物件の損傷に対する保証金として預けられます。しかし、すべての敷金が返金されるわけではありません。契約書に明記されている「原状回復義務」に基づき、入居時の状態に戻す必要があるからです。具体的には、通常の使用による経年劣化を除き、損耗や汚れを修復する必要があります。

今回のケースでは、タバコの煙による壁の黄ばみと床の焦げ跡が問題となります。これらの損傷が「通常の使用」の範囲内なのか、それとも「故意または過失による損傷」なのかが、敷金返還額を大きく左右します。

タバコによる汚れと敷金返還

タバコの煙による壁の黄ばみは、程度によりますが、原状回復が必要となる可能性が高いです。黄ばみの程度が軽微であれば、清掃で対応できる場合もあります。しかし、深刻な黄ばみの場合は、クロス張替えが必要となり、費用は数万円から数十万円に及ぶこともあります。

床の焦げ跡に関しても、同様に状況次第です。小さな焦げ跡であれば、研磨や補修で対応できる可能性がありますが、深い焦げ跡や複数箇所の損傷がある場合は、床材の交換が必要となるケースも考えられます。交換費用は、床材の種類や面積によって大きく異なります。

重要なのは、損傷の程度を客観的に判断することです。写真や動画で証拠を残しておくことが、後々の交渉に役立ちます。

敷金返還額を最大化する具体的な対策

敷金返還額を最大限に受け取るためには、以下の対策が有効です。

1. 丁寧な清掃

退去前に、入念な清掃を行いましょう。特に、タバコ臭の除去は重要です。壁や床だけでなく、換気扇や排水口なども徹底的に清掃することで、損傷の程度を軽減し、清掃費用を抑えることができます。プロのハウスクリーニング業者に依頼するのも一つの手段です。

2. 損傷箇所の修繕

可能な範囲で、自分で損傷箇所を修繕しましょう。例えば、小さな焦げ跡であれば、市販の補修材で修復を試みることができます。ただし、不器用な場合は、かえって悪化させる可能性があるので注意が必要です。専門業者に依頼する方が良い場合もあります。

3. 事前の交渉

退去前に、管理会社または大家さんと交渉を行いましょう。損傷箇所の状況を説明し、修理費用や清掃費用について話し合うことが重要です。写真や動画などの証拠を提示することで、よりスムーズな交渉を進めることができます。

4. 契約書を確認

契約書に、原状回復に関する特約条項がないか確認しましょう。特約条項によっては、通常の使用範囲や修繕義務について、具体的な規定が記載されている場合があります。

5. 専門家への相談

どうしても解決しない場合は、弁護士や不動産会社などの専門家に相談しましょう。専門家は、法律的な観点からアドバイスを行い、交渉をサポートしてくれます。

事例:タバコ臭と焦げ跡による敷金返還問題

Aさんは、1年間賃貸マンションに住んでいました。喫煙者であったため、壁に黄ばみ、床に焦げ跡が数カ所ありました。退去時、管理会社から約5万円の修繕費用を請求されました。Aさんは、事前に清掃を行い、焦げ跡の補修を試みましたが、完全に修復できませんでした。最終的に、管理会社と交渉し、3万円の負担で合意しました。

この事例のように、早期の交渉と証拠の提示が重要です。

専門家の視点:不動産会社によるアドバイス

不動産会社に勤務する経験豊富な担当者に話を聞きました。「タバコによる汚れは、入居者の方の責任となるケースが多いです。しかし、程度によっては、通常の使用範囲と判断されることもあります。写真や動画で状況を記録し、管理会社と丁寧に交渉することが大切です。必要であれば、専門家への相談も検討しましょう。」とのことでした。

まとめ:敷金返還をスムーズに進めるために

敷金返還問題は、入居者と大家さんとの間でトラブルになりやすい問題です。しかし、適切な対策を講じることで、トラブルを回避し、スムーズに敷金を受け取ることができます。丁寧な清掃、損傷箇所の修繕、事前の交渉、そして必要であれば専門家への相談を検討しましょう。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)