引っ越し後の騒音トラブル!RC構造なのに音が筒抜け…不動産会社への対処法と防音対策

引っ越ししました。不動産屋さんから聞いていた話と違うんですが。泣き寝入りするしかないのでしょうか…?? 転勤で引っ越しする事になり、最初に入居した会社の用意したアパートが部屋の壁が薄くて鬱気味になってしまい 会社に話しして引っ越しすることにしました。 たくさん不動産屋を廻って、「音に悩まされて引っ越しをする。少しでも防音性の高いところに引っ越ししたい」と しつこいほど言って探してきました。 そしてある不動産屋にRC造のマンションを紹介されました。 「近くに大学がありますが…」という前置き付きでしたが 「RCなので、今の木造アパートよりは音は大丈夫だと思います。 ただRCとはいえど生活音全てが遮断されるというわけではありませんが…」 と言われ、それくらいなら…ということで、そのマンションに決めました。 そして、いざマンションに入居してみたら隣の話し声やテレビの音が筒抜け。 隣人は大学生で溜まり場になっているらしく、朝方まで大騒ぎ。 以前住んでいた木造アパート何ら変わりなく、むしろ酷くなってしまった感じがします…。 不動産屋に「話が違うんですが!」と意見をぶつけてみたのですが 「壁の間に隙間がございまして…でも基準は満たしているのでRC構造になります」 そして「音が筒抜けでうるさいんですけど。あんなに言ったじゃないですか!」と言っても 「注意文を投函しておきます。短期解約は違約金が発生します。」と言われるだけでした。 やはり、もう後の祭りとあきらめるしかないのでしょうか…? 不動産屋に騙された気がして腹が立つやら悔しいやらで仕方ないです。 ちなみに私は被災県に住んでおり、空き物件が非常に少なく内見出来ない状況にあります。 (退去が決まっている入居者がいるうちに、次の入居者が決まってしまう為…) 少しでも引っ越し代金を取り返したいと思っているのですが無理なのでしょうか?? はぁ…もうウンザリです…。

RC構造でも音が筒抜け?その原因と対策

RC構造(鉄筋コンクリート造)は、木造に比べて防音性が高いと一般的に言われますが、完全に遮音されるわけではありません。 今回のケースのように、隣室の生活音が筒抜けになる原因として考えられるのは以下の通りです。

  • 壁の厚さや材質:RC構造であっても、壁の厚さが薄かったり、遮音性に優れた材料が使用されていない場合、音が伝わりやすくなります。特に、隣室との間の壁に隙間があったり、施工不良があれば、音漏れは顕著になります。
  • 窓の性能:窓は音の伝達経路になりやすい箇所です。防音性能の高い窓(二重窓など)が設置されていないと、外部の音だけでなく、隣室の音も入り込みやすくなります。
  • 床の構造:床からの音漏れも無視できません。特に、直上階からの足音や生活音は、床の遮音性能が低いと大きく響きます。
  • 間取りや構造:部屋の配置や構造によっては、音が伝わりやすい場合があります。例えば、廊下を介して隣室と繋がっている場合などは、音漏れが大きくなる可能性があります。
  • 隣人の生活音:隣人が騒音を出しているという根本的な問題も解決しなければなりません。大学生が多く住むマンションでは、夜間の騒音問題が発生しやすい傾向があります。

不動産会社は「基準を満たしているのでRC構造」と言っていますが、基準を満たす=十分な防音性がある、という意味ではありません。 基準は最低限の性能を示すものであり、快適な生活を送れるレベルの防音性を保証するものではないことを理解しておく必要があります。

不動産会社への対応と法的措置

不動産会社は、物件の欠陥を隠蔽したり、不正確な情報を提供したりすることはできません。 今回のケースでは、入居前に「防音性が高い」と説明しながら、実際には騒音問題が発生しているため、不動産会社に責任がある可能性があります。

具体的な対応としては、以下の通りです。

  • 再度、不動産会社に苦情を申し入れる:騒音問題の現状を改めて伝え、具体的な改善策を求めます。 録音や動画で証拠を確保しておくと効果的です。 これまでのやり取りを記録したメモやメールなども証拠として提示しましょう。
  • 契約書を確認する:契約書に記載されている物件の説明と、実際の状況に相違があるかを確認します。 もし、説明と異なる点があれば、それを根拠に交渉を進めます。
  • 消費者センターに相談する:不動産会社との交渉がうまくいかない場合は、消費者センターに相談しましょう。 専門家のアドバイスを受けながら、解決策を探ることができます。
  • 弁護士に相談する:消費者センターでの相談でも解決しない場合は、弁護士に相談することを検討しましょう。 法的措置(損害賠償請求など)を検討する必要があります。

引っ越し代金の返還請求は、不動産会社の説明と実際の状況に大きな乖離があり、それが契約違反に当たる場合に可能性があります。 弁護士に相談して、法的根拠を検討する必要があります。 被災地という特殊事情も考慮して、弁護士に相談することを強くお勧めします。

騒音対策:自分自身でできること

不動産会社への対応と並行して、自分自身でも騒音対策を行うことが重要です。

遮音カーテンや防音マット

窓からの音漏れを防ぐために、遮音カーテンを使用しましょう。 また、床に防音マットを敷くことで、足音などの軽減に繋がります。

家具の配置

家具の配置も音の伝わり方に影響します。 例えば、壁際に本棚などを置くことで、多少なりとも音を吸収する効果が期待できます。

空気清浄機

空気清浄機は、騒音対策とは直接関係ありませんが、隣室からのタバコの煙や臭いなど、生活上の不快感を軽減する効果があります。

耳栓

どうしても眠れないなどの場合は、耳栓を使用しましょう。 遮音性の高い耳栓を選ぶことが重要です。

専門家の意見:建築音響の専門家

建築音響の専門家に話を聞くと、RC構造であっても、壁や窓の性能、施工精度によって防音性能は大きく異なると言います。 今回のケースでは、壁の間に隙間があるという説明からも、施工上の問題が考えられます。 専門家による調査を依頼することで、問題点の特定と解決策の提案が期待できます。

まとめ

騒音問題は、快適な生活を大きく阻害する深刻な問題です。 不動産会社との交渉、そして自分自身での防音対策を同時に行うことで、少しでも快適な生活を取り戻せるように努力しましょう。 状況が改善しない場合は、消費者センターや弁護士に相談することを躊躇しないでください。 被災地という特殊な状況も考慮し、適切な対応を取ることをお勧めします。

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