シーリングライトの取り付け:合う・合わないの真相
お父様のおっしゃる通り、シーリングライトは取り付け部分の形状によって「合う」「合わない」があります。メーカーのHPに明示的に記載されていない場合でも、取り付け部の形状が異なるため、取り付けできないケースは存在します。 これは、シーリングライトの取り付け方法と、天井の配線器具の種類に依存します。
シーリングライトの取り付け方法の種類
シーリングライトの取り付けには、大きく分けて以下の2つの方法があります。
- 引掛シーリング方式: これは最も一般的な方式で、天井の配線器具に引掛シーリングと呼ばれる金具が付いている場合に使用します。この金具にシーリングライトを引っ掛けるだけで取り付けられます。比較的簡単に取り付けられます。
- 直付方式: 天井に直接シーリングライトを取り付ける方法です。配線器具が露出している場合や、特殊な形状の天井の場合に用いられます。取り付けには専門知識が必要な場合もあります。
一方、既存の照明器具(質問にある「四角い笠の、紐がぶら下がってて引っ張って点灯するやつ」)は、おそらく引掛シーリング方式か、もしくはローゼットと呼ばれる丸いカバーが付いたタイプでしょう。 しかし、その下地が引掛シーリングに対応しているか、あるいは直付式に対応した配線が出ているかを確認する必要があります。
引っ越し前にできる確認方法
遠方で確認に行けない場合でも、いくつかの方法で取り付け可能かどうかを確認できます。
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1.大家さんへの再確認
大家さんに、天井の配線器具の種類(引掛シーリングか直付式か)を改めて確認してみましょう。写真などを送付できれば、より正確な情報を得られる可能性があります。
2.既存照明器具の写真撮影と情報収集
現在の照明器具の写真を複数枚撮影し、メーカー名や型番をメモしておきましょう。これらの情報から、取り付け方法を推測できる可能性があります。インターネットで検索したり、ホームセンターの店員に相談することで、情報収集を進めましょう。
3.事前にシーリングライトの購入を控える
取り付け部の形状が不明なままシーリングライトを購入するのはリスクがあります。まずは、既存照明器具の確認と、天井の配線器具の種類を特定することを優先しましょう。
シーリングライト選びのポイント
取り付け方法が確認できたら、いよいよシーリングライト選びです。
1.お部屋の広さに合わせたサイズ選び
シーリングライトを選ぶ際には、お部屋の広さに合わせたサイズを選ぶことが重要です。小さすぎると暗く、大きすぎると圧迫感を与えてしまいます。一般的には、6畳なら6畳用の、8畳なら8畳用のシーリングライトを選ぶのが目安です。
2.デザインとカラーコーディネート
お部屋のインテリアスタイルに合わせたデザインとカラーを選びましょう。シンプルモダンな部屋にはシンプルなデザインのシーリングライト、北欧風な部屋には木製のフレームを使ったシーリングライトなどがおすすめです。また、壁や家具の色との調和も考慮しましょう。
3.明るさ(ルーメン)の確認
シーリングライトの明るさは「ルーメン(lm)」で表示されます。必要な明るさは、お部屋の広さや用途によって異なります。6畳の部屋であれば、約810ルーメン以上の明るさが推奨されます。
4.機能性の確認
調光機能や調色機能、リモコン操作など、便利な機能が付いたシーリングライトもあります。ご自身のニーズに合わせて機能を選びましょう。
5.安全性の確認
PSEマーク(電気用品安全法に基づく表示)が付いているかを確認しましょう。これは、安全基準を満たしている製品であることを示すマークです。
専門家への相談
どうしても不安な場合は、電気工事士などの専門家に相談することをお勧めします。専門家であれば、天井の配線器具の種類を正確に判断し、適切なシーリングライト選びや取り付け方法をアドバイスしてくれます。
まとめ
シーリングライトの取り付けは、取り付け部の形状によって「合う」「合わない」があります。引っ越し先が遠方の場合でも、大家さんへの確認や既存照明器具の情報収集、専門家への相談など、いくつかの方法で事前に確認を行い、安心してシーリングライトを選んでください。 快適な新生活を送るために、慎重な準備を心がけましょう。