引っ越しを検討中!初期費用返還の可能性と賃貸トラブル解決方法

今住んでいる所から違う所に引っ越そうと考えてます。初期費用全額返してもらいたいのですが無理なのでしょうか?まず、台所の排水口から下水 の流れる音とにおいがします。この建物の構造上の問題なのか、自分の部屋の排水口の何かが壊れてるのかは分かりません。初めて風呂に入った際、排水口に水が詰まり、とても不快な気分になりました。前の住人の髪の毛とかが詰まってるのだと思います。大家からは掃除はちゃんとしてあるからと物件を見に行った際に言われました。大家は上の階に住んでるので、大家自体が掃除したのだと思われます。管理会社に相談し、次の日大家が来てまず言われたのが、「昨日電話したらあなたが電話に出られなかったので家に入らせてもらいました」と。確認をしに来る日時を決めてたのにもかかわらず。大家というのは住人に許可なく部屋に入る権限があるのでしょうか?浴槽の排水口の詰まりと台所の排水口のにおいは直したからと言われましたが一切直ってないです。初期費用の内訳は、敷金1、家賃1、住宅保険料、消毒代、仲介手数料です。敷金以外は返ってこないのでしょうか?

賃貸トラブル発生!初期費用返還の可能性を探る

賃貸物件でトラブルに見舞われ、引っ越しを検討されているとのこと、大変お辛い状況ですね。初期費用全額返還は難しいケースが多いですが、状況によっては一部返還の可能性もあります。まずは、問題点を整理し、解決策を探っていきましょう。

1. 排水口のトラブル

* 台所の排水口からの下水の音と臭い:これは建物の構造的な問題(排水管の老朽化など)の可能性もありますが、個々の排水管の詰まりや破損の可能性も否定できません。管理会社に改めて状況を説明し、専門業者による点検を依頼しましょう。写真や動画で状況を記録しておくことも有効です。
* 浴室排水口の詰まり:前の入居者の髪の毛などが詰まっている可能性が高いです。これは大家の責任範囲です。管理会社を通じて、改めて清掃・修理を依頼しましょう。

2.大家の無断入室

大家が事前に連絡なく部屋に入室したことは、重大なプライバシー侵害です。賃貸借契約において、大家は原則として、緊急時や事前に連絡を取り合意を得た場合を除き、勝手に部屋に入ることはできません。この行為は、違法行為に当たる可能性があります。

3.初期費用の返還

初期費用は、敷金、礼金、家賃1ヶ月分、仲介手数料、火災保険料などから構成されます。一般的に、敷金は退去時の原状回復費用として充当されます。しかし、今回のケースのように、大家の対応に問題があり、居住に支障をきたしている場合は、敷金の返還請求や家賃減額請求も検討できます。

* 敷金返還請求:現状回復費用として相応の金額を差し引いた上で、残りの敷金を返還請求できます。ただし、借主側の責任による損傷分は差し引かれます。
* 家賃減額請求:居住に支障をきたしている期間については、家賃の減額を請求できます。
* 仲介手数料の返還:仲介手数料の返還は難しいですが、状況によっては一部返還の可能性も検討できます。

具体的な解決策とアドバイス

では、具体的な解決策と、今後の対応についてアドバイスします。

1.証拠の確保

* 写真・動画撮影:排水口の状況、臭いの発生源、大家の無断入室の証拠となる写真や動画を撮影し、記録しておきましょう。
* メール・電話の記録:管理会社や大家とのやり取りは、メールや電話の記録を残しておきましょう。
* 修理依頼記録:修理依頼の内容、日時、担当者などを記録しておきましょう。

2.管理会社への再交渉

* 書面での請求:管理会社に、排水口の修理、大家の無断入室に対する抗議、そして敷金返還請求などを書面で送付しましょう。
* 内容証明郵便:より確実な証拠として、内容証明郵便を利用することをお勧めします。
* 専門家への相談:弁護士や不動産会社に相談し、法的措置を検討することも可能です。

3.引っ越し費用

引っ越し費用については、状況によっては大家側に請求できる可能性もあります。例えば、大家の対応が不適切で居住に支障をきたしている場合、引っ越し費用の一部または全額を請求できる可能性があります。

4.専門家の意見

弁護士や不動産会社などの専門家に相談することで、より適切な対応策を立てることができます。専門家は、あなたの状況を客観的に判断し、最善の解決策を提案してくれます。

専門家からのアドバイス(弁護士視点)

弁護士の視点から見ると、大家の無断入室は重大な問題です。賃貸借契約において、大家は、緊急時や事前に連絡を取り合意を得た場合を除き、勝手に部屋に入ることはできません。この行為は、プライバシー権の侵害にあたり、民事上の損害賠償請求の対象となります。また、排水管の修理についても、大家または管理会社の責任範囲である可能性が高いです。これらの問題点を踏まえ、書面で請求を行い、それでも解決しない場合は、裁判を検討する必要があるかもしれません。

まとめ

賃貸トラブルは、適切な対応をしないと長期化し、精神的にも負担が大きくなります。まずは、証拠をしっかり確保し、管理会社に書面で問題点を伝え、解決に向けて交渉しましょう。それでも解決しない場合は、弁護士などの専門家に相談することをお勧めします。初期費用全額返還は難しいかもしれませんが、状況によっては一部返還や家賃減額、引っ越し費用負担などの可能性があります。諦めずに、適切な対応をしていきましょう。

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