引っ掛けシーリングとは？種類と選び方

引っ掛けシーリングとは、天井に埋め込まれた照明器具の取り付け金具のことです。天井に直接照明器具を取り付けるのではなく、この引っ掛けシーリングに照明器具を引っ掛けて固定します。そのため、照明器具の交換が容易に行えます。

引っ掛けシーリングには、大きく分けて丸型と角型の2種類があります。形状の違いは、照明器具を取り付ける部分の形状が丸いか角型かということです。

* 丸型引っ掛けシーリング：多くの一般的な照明器具に対応しています。
* 角型引っ掛けシーリング：比較的新しいタイプの照明器具に対応することが多いです。

重要なのは、照明器具と引っ掛けシーリングの形状が一致していることです。丸型シーリングには丸型器具、角型シーリングには角型器具を取り付ける必要があります。形状が合わないと、取り付けができません。

天井が高くシーリングカバーを外せない場合の対処法

天井が高すぎてシーリングカバーを外せないという状況は、よくある悩みです。この場合、以下の方法で引っ掛けシーリングの種類を確認し、適切な照明器具を選ぶことができます。

1. 照明器具の形状を確認する

まず、現在取り付けられている照明器具をよく観察しましょう。器具の天井側にある取り付け部分の形状を確認します。丸型であれば丸型の、角型であれば角型の照明器具を選ぶ必要があります。

2. 写真撮影と専門家への相談

天井が高く直接確認できない場合は、現在の照明器具と天井部分の写真を複数枚撮影し、電気工事店やホームセンターの店員に相談してみましょう。写真があれば、引っ掛けシーリングの種類を判断してもらうことができます。専門家のアドバイスを受けることで、適切な照明器具選びに繋がります。

3. 照明器具の寸法を確認する

照明器具を選ぶ際には、器具のサイズと天井とのクリアランス（隙間）を確認しましょう。天井に干渉しないサイズを選ぶことが重要です。特に、大型の照明器具を選ぶ際は、十分な注意が必要です。

4. 安全性の確保

高所作業は危険が伴います。ご自身で作業を行うことが困難な場合は、必ず専門業者に依頼しましょう。無理な作業は、事故につながる可能性があります。

5. 汎用性の高い照明器具を選ぶ

もし、引っ掛けシーリングの種類が特定できない場合は、丸型と角型両方に対応するアダプターを使用することも検討できます。ただし、アダプターの使用は、照明器具の重量や天井の強度によっては使用できない場合もありますので、専門家にご相談ください。

照明選びのポイント

引っ掛けシーリングの種類以外にも、照明を選ぶ際には以下の点にも注意しましょう。

1. 部屋の広さと高さ

部屋の広さや高さに合わせた適切なサイズの照明器具を選びましょう。小さすぎる照明器具は、部屋全体を明るく照らすことができず、大きすぎる照明器具は圧迫感を与えてしまう可能性があります。

2. 光の明るさ（ルーメン）

照明器具の明るさはルーメン（lm）で表されます。部屋の広さや用途に合わせて、適切なルーメン数の照明器具を選びましょう。

3. 色温度（ケルビン）

色温度はケルビン（K）で表され、光の色の温度を表します。低色温度（2700K〜3000K）は暖色系でリラックスした雰囲気、高色温度（5000K〜6500K）は寒色系で明るくシャープな雰囲気になります。部屋の雰囲気に合わせて選びましょう。

4. デザインとスタイル

照明器具のデザインは、部屋全体の雰囲気を大きく左右します。部屋のインテリアスタイルに合ったデザインの照明器具を選びましょう。

5. 消費電力

省エネの観点から、消費電力の低いLED照明器具を選ぶことをおすすめします。

まとめ

引っ掛けシーリングの種類を確認し、適切な照明器具を選ぶことは、安全で快適な空間を作る上で非常に重要です。天井が高く直接確認できない場合は、写真撮影や専門家への相談を積極的に行いましょう。今回のQ&Aが、皆様の照明選びの参考になれば幸いです。