引っ張る紐が戻らない!天井照明の修理方法と予防策

部屋の照明の明るさを変えるために引っ張る紐みたいなのが、引っ張った時の状態のまま戻らなくなって明るさを変られません。普通紐を引っ張って放したら、カシャン、って音がして戻るはずなのに、放してもそのままです。これはどうやって直すんですか?天井からぶら下がってるタイプの照明です。輪の形の電気?が二つ(30形と32形)と豆電球がついてます。

天井照明の紐が戻らない原因と対処法

天井照明のプルスイッチ(紐)が戻らなくなる原因はいくつか考えられます。 ご質問にあるように、30形と32形蛍光灯、そして豆電球が付いたタイプの照明器具は、比較的古いタイプのプルスイッチを採用している可能性が高いです。そのため、経年劣化による故障が最も考えられます。具体的な原因と対処法を以下に解説します。

1. プルスイッチの故障

最も可能性が高いのは、プルスイッチ自体の故障です。長年の使用によって、内部のばねや連結部分が劣化し、戻らなくなるケースが一般的です。 この場合は、残念ながら自分で修理するのは困難です。内部構造は複雑で、無理に分解するとさらに故障を招く可能性があります。

  • 対処法: 専門業者への修理依頼が最も安全です。電気工事士に依頼することで、安全かつ確実に修理できます。近所の電気屋さんや、インターネットで検索すれば、多くの業者が見つかるでしょう。修理費用は、状況によって異なりますが、数千円から一万円程度が目安です。

2. 紐の絡まりや引っ掛かり

プルスイッチの紐が、照明器具の内部で絡まったり、何かに引っ掛かっている可能性もあります。特に、古いタイプの照明器具は、内部空間が狭く、紐が絡まりやすい傾向があります。

  • 対処法: 照明器具を注意深く観察し、紐が絡まっている箇所がないか確認します。もし絡まっている場合は、慎重にほどいてみましょう。この際、無理に引っ張ると紐が切れる可能性があるので、優しく丁寧に作業することが重要です。 照明器具を天井から外して作業する必要がある場合もありますので、電気の知識がない場合は専門業者に依頼しましょう。

3. 内部部品の破損

プルスイッチの内部にある小さな部品(例えば、ばねやプラスチック部品)が破損している可能性もあります。これらは、長年の使用や振動によって破損することがあります。

  • 対処法: この場合も、自分で修理するのは困難です。専門業者に依頼して、部品交換が必要となるでしょう。 部品の入手可能性によっては、修理費用が高くなる可能性があります。古いタイプの照明器具の場合は、部品の入手が難しい場合もあります。

照明器具の選び方と予防策

今回のトラブルを予防するためには、照明器具選びと日頃のメンテナンスが重要です。

1. 照明器具選びのポイント

  • プルスイッチではなく、壁スイッチを採用する: プルスイッチは、経年劣化による故障のリスクが高いです。壁スイッチであれば、故障のリスクが低く、操作性も向上します。新築やリフォームの際には、壁スイッチを採用することを検討しましょう。
  • 信頼できるメーカーの製品を選ぶ: 安価な照明器具は、品質が低い場合があり、故障しやすい可能性があります。信頼できるメーカーの製品を選ぶことで、耐久性が高く、長持ちする照明器具を選ぶことができます。
  • LED照明を選ぶ: LED照明は、省エネで長寿命なため、交換頻度が低くなります。 照明器具の交換頻度が低くなれば、プルスイッチの故障リスクも低減できます。

2. 日頃のメンテナンス

  • 定期的な清掃: 照明器具の周囲や紐を定期的に清掃しましょう。ホコリや汚れが蓄積すると、故障の原因となる可能性があります。掃除機でホコリを吸い取ったり、乾いた布で優しく拭きましょう。
  • 無理な力を加えない: プルスイッチを引っ張る際は、無理な力を加えないように注意しましょう。強く引っ張ると、内部部品に負担がかかり、故障の原因となります。優しく、スムーズに操作することが重要です。

専門家のアドバイス

電気工事士の視点からアドバイスをすると、古いタイプのプルスイッチは経年劣化による故障が避けられません。 修理費用を考えると、新しい照明器具への交換も検討する価値があります。特に、LED照明は省エネ効果も高く、経済的にもメリットがあります。 安全面を考慮し、電気工事の知識がない場合は、必ず専門業者に依頼しましょう。

まとめ

天井照明のプルスイッチが戻らなくなった場合、自分で修理するのは困難なケースが多いです。 安全のためにも、専門業者に修理を依頼することをおすすめします。 また、今後のトラブルを防ぐためには、照明器具選びと日頃のメンテナンスを心がけましょう。 今回の経験を活かし、より快適で安全な照明環境を手に入れてください。

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