引き戸が開かない!退去前にできることと不動産屋への対応

部屋の引き戸が開かない、外れない。部屋とリビングの間に3枚の引き戸があるのですが、1枚が20cm弱しか動かず困っています。普段使わない側だったのですが、退去することになり、無駄なお金を取られたくなく、どうにかしたいと思っています。戸は閉めてる状態で、下部はピッタリ閉まってますが、上部は1cm弱程隙間があります。3枚重ねて横から見たら、上部は通常の隙間ですが、下部は1.5~2cm程隙間があります。外そうと思いましたが、この1枚だけ鴨居との隙間がほぼ無く、外れません。引き渡しまでにできること、または、歪みとして不動産屋側が修理等の費用は持ってくれるのでしょうか?よろしくお願いします。補足:引き戸は下にもレールがあるタイプです。引き戸自体にはネジ等見当たりません。

引き戸が開閉しない原因と解決策

まず、引き戸が開閉しない原因を特定することが重要です。ご質問の状況から考えられる原因と、それぞれの対処法を詳しく解説します。

1. レールと戸のズレ

下レールと戸の間にゴミやホコリが詰まっている可能性があります。長年使用していると、埃や小さなゴミがレールに溜まり、スムーズな動きを妨げることがあります。

  • 対処法:レールを掃除しましょう。掃除機やブラシで丁寧にゴミを取り除き、乾いた布で拭いてください。レールに潤滑剤(シリコンスプレーなど)を少量吹き付けると、よりスムーズに動くようになります。ただし、スプレーの吹き付けすぎは逆に汚れを呼び込む可能性があるので注意が必要です。少量を吹き付け、布で余分な油分を拭き取るのがおすすめです。

2. レールの歪み

経年劣化や建物の揺れなどによって、レール自体が歪んでいる可能性があります。特に下レールに歪みがあると、戸がスムーズに動かない原因となります。

  • 対処法:歪みを修正するには、専門家の助けが必要な場合があります。まずは、歪みの程度を確認しましょう。目視で確認し、明らかに歪んでいる場合は、不動産会社に状況を報告し、修理を依頼しましょう。自分で無理に修正しようとすると、状況が悪化したり、怪我をする可能性があります。

3. 戸の歪み

戸自体が反ったり、歪んでいる可能性もあります。特に、上部と下部の隙間が異なることから、戸の歪みが考えられます。

  • 対処法:戸の歪みを修正するのは非常に困難です。自分で修正しようとせず、不動産会社に相談しましょう。専門業者に修理を依頼する必要があるかもしれません。

4. 鴨居と戸の干渉

ご質問では、1枚の戸だけが鴨居との隙間がほぼなく、外れないとあります。これは、鴨居と戸が干渉している可能性を示唆しています。

  • 対処法:無理に外そうとすると、戸や鴨居を破損する可能性があります。専門業者に依頼するか、不動産会社に相談して対応してもらいましょう。

不動産会社への対応

退去時に問題が発生した場合、不動産会社に状況を説明し、適切な対応を求めることが重要です。

1. 状況の報告

写真や動画で現状を記録し、不動産会社に報告しましょう。具体的にどのような状態か、どの程度動かないのか、などを詳しく説明することが大切です。

2. 修理の依頼

現状が「通常の使用による損耗」の範囲内であれば、不動産会社が修理費用を負担してくれる可能性があります。しかし、「故意または過失による損傷」と判断された場合は、費用を負担する必要があるかもしれません。

3. 費用負担の交渉

費用負担について、不動産会社と交渉する必要があるかもしれません。状況を丁寧に説明し、合意に至るよう努めましょう。

退去時の注意点

退去時には、以下の点に注意しましょう。

  • 原状回復義務:借主には、契約時に合意された状態に原状回復する義務があります。ただし、通常の使用による損耗は除かれます。
  • 証拠の確保:写真や動画で現状を記録しておきましょう。これは、後々のトラブルを避けるために非常に重要です。
  • 専門家への相談:どうしても解決できない場合は、専門家(不動産会社、弁護士など)に相談しましょう。

専門家の視点:インテリアデザイナーからのアドバイス

インテリアデザイナーの視点から見ると、引き戸の開閉不良は、建物の経年劣化や設置時の不備が原因である可能性が高いです。特に、下レールと戸の隙間が大きいことから、設置時の調整不足や、建物の沈下などが考えられます。このような場合は、DIYでの修理は困難であり、専門業者への依頼が適切です。

まとめ

引き戸が開かない場合は、まずはレールや戸の清掃、歪みの確認を行いましょう。それでも解決しない場合は、不動産会社に相談し、専門業者に修理を依頼することをお勧めします。退去前に問題を解決することで、無駄な費用を請求されるリスクを軽減できます。写真や動画で現状を記録し、不動産会社との交渉に備えましょう。

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