弁護士による部屋への無断侵入と家賃滞納問題

弁護士が家賃滞納の件で連絡が取れないからと言う事で先ほど部屋に来ました。二人で来ていて、僕はヘッドフォンをしていてインターホンの音に気付きませんでした。そうしたら、その弁護士達は部屋の中に無断で入ってきて僕を見つけて「家賃を払ってください。連絡取れなくて来ました。」といいました。僕は「なんで家の中にまで勝手に入ってきてるんですか?身分証か、名刺を出してください。」といいましたが、身分証は出しません。後日書類を郵送するので受け取ってください。警察を呼ぶなら呼んでください。これは呼びかけしながら部屋の中に入ったのであって、罪にはなりませんと言ってきました。一応110番に確認したのですが、状況を詳しく聞かないとわからないと言われたので、それを来ている弁護士に伝えようとしたらもういなくなっていました。これは罪にならないのでしょうか?家賃滞納は僕が悪いですが、呼びかけしながら勝手に部屋に入り込むと言うのは納得いかないのですが、実際はどうなんでしょうか?わかる方や詳しい方いらっしゃいましたら教えてください。お願いいたします。お礼は最大限させていただきます。補足補足ですが、途中で身分証は出しませんでしたが、〇〇法律事務所の〇〇と言っていました。確認しましたら弁護士から手紙が来ていたのですが、その名前と一致しましたので弁護士の可能性が高いと思います。

弁護士の部屋への無断侵入:罪になるのか?

まず結論から言うと、弁護士であっても、家主の代理人であっても、居住者の承諾なく私室に侵入することは、原則として違法です。 これは、日本の法律で保障されている「住居の不可侵」の原則に反する行為にあたります。 呼びかけがあったとしても、それが居住者にとって十分に認識できる状況であったか、侵入の正当性があったかなど、状況証拠を総合的に判断する必要があります。

今回のケースでは、ヘッドホンをしていたためインターホンに気づかなかったという点が重要です。弁護士側が「呼びかけながら」侵入したと主張しているとしても、居住者がその呼びかけを認識できなかった状況下での侵入は、正当化されにくいでしょう。 弁護士が身分証を示さなかった点も、侵入の違法性を強める要素となります。

民事不介入と刑事事件

弁護士の行為は、民事上の問題(家賃滞納)と刑事上の問題(不法侵入)の両面から検討する必要があります。

* **民事上の問題:** 家賃滞納は、賃貸借契約違反であり、家主は法的措置(訴訟など)を取ることができます。しかし、家賃滞納を理由に、勝手に部屋に侵入して解決を図ることは許されません。
* **刑事上の問題:** 弁護士の行為は、住居侵入罪(刑法130条)に該当する可能性があります。住居侵入罪は、人の住居に無断で侵入した場合に成立する犯罪で、懲役3年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられます。 ただし、罪が成立するかどうかは、状況証拠を総合的に判断する必要があり、裁判で争われる可能性があります。

具体的な対応と今後の対策

弁護士の行為に納得いかない場合は、以下の対応を検討しましょう。

1. 警察への再通報

弁護士が既に立ち去っていても、警察への通報は非常に重要です。 先ほどは状況説明が不十分だったかもしれませんが、今回の出来事を詳細に説明し、改めて相談しましょう。 弁護士の名前、事務所名、侵入日時、状況などを明確に伝えれば、警察は適切な対応を取ってくれるはずです。 証拠として、弁護士からの手紙や、もし可能であれば侵入時の状況を記録した防犯カメラの映像なども提出すると良いでしょう。

2. 弁護士会への相談

弁護士の行為が弁護士倫理に反する可能性がある場合は、弁護士会に相談することも有効です。弁護士会は、弁護士の倫理規定違反について調査を行い、必要な措置を取ることができます。

3. 証拠の確保

今後のために、防犯カメラの設置を検討しましょう。 防犯カメラの映像は、不法侵入などの事件の証拠として非常に有効です。 また、インターホンに録画機能がある機種への交換も有効な対策となります。

4. 家賃滞納への対応

家賃滞納は、あなたの責任であることは間違いありません。弁護士からの連絡を無視するのではなく、積極的に連絡を取り、滞納している家賃の支払方法について話し合う必要があります。 分割払いなど、支払方法の交渉を試みることも可能です。 弁護士と直接交渉するのが難しい場合は、弁護士を通じて家主と交渉するのも一つの方法です。

専門家の視点:弁護士の立場と倫理

弁護士は、法律の専門家として、クライアントの利益のために活動する立場にあります。しかし、法律の専門家であっても、法律を遵守する義務があります。 今回のケースでは、弁護士の行為が法律(住居侵入罪)に抵触する可能性があり、弁護士としての倫理にも反する可能性があります。 弁護士は、クライアントの利益を追求する際に、法律や倫理に反する行為をしてはならないのです。

まとめ:グレーゾーンを避けるために

今回のケースは、家賃滞納という民事問題と、弁護士の無断侵入という刑事問題が複雑に絡み合った状況です。 グレーゾーンを避けるためには、法律を遵守し、適切な手続きを踏むことが重要です。 家賃滞納については、早急に解決に向けて動き、弁護士の行為については、警察や弁護士会に相談し、適切な対応を取ることをお勧めします。 そして、今後のトラブル防止のために、防犯対策を強化することも重要です。

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