建売住宅の間取り変更:子供部屋を広くするリフォームの可能性

気になる建売があります。木造二階建てです。いろんな点でいいのですが子供部屋が小さいのが難点です。その間取りは5畳と5.3畳の洋室が隣り合っており、一つあたりが6畳ないので狭めです。うちは子供一人なので一部屋でいいのですが、この間の壁をとっぱらうことってできますか?もしくは3畳の物置+7.3畳の子供部屋にできるともっといいのですが。。いろいろ他の要素も関係すると思いますが一般的にはどんな感じか教えてください。費用もだいたいわかればお願いします。

建売住宅の間取り変更:可能かどうか、費用、注意点

建売住宅を購入後、間取りを変更したいというご要望は多く寄せられます。特に、子供部屋の広さに関するご心配はよく理解できます。5畳と5.3畳の隣接する部屋を一つに繋げたり、物置を組み合わせて広さを確保することは、多くの場合可能です。しかし、可能かどうか、費用、そして注意点など、いくつか重要な要素があります。

壁の撤去と子供部屋拡張の可能性

まず、隣接する5畳と5.3畳の子供部屋の壁を撤去し、一つの広い部屋にすることは、構造上問題がなければ可能です。ただし、壁が耐力壁であるかどうかが重要なポイントです。耐力壁とは、建物の強度を保つために必要な壁で、これを撤去すると建物の強度が低下し、地震などに弱くなってしまう可能性があります。

そのため、まずは建築士やリフォーム業者に依頼し、建物の構造図を確認してもらう必要があります。耐力壁であれば、撤去できないか、補強工事が必要になります。補強工事には、新たな柱や梁を設置するなどが必要となり、費用も高額になります。

もし耐力壁でなければ、比較的容易に撤去できます。この場合、開口部の増設に伴う費用(開口部の大きさ、仕上げ材などによって変動)と、壁の撤去費用仕上げ工事費用(クロス、床材など)が必要になります。

物置と子供部屋の統合

3畳の物置と7.3畳の部屋を統合する案も検討できます。この場合も、壁が耐力壁かどうかを確認する必要があります。耐力壁であれば、前述のように補強工事が必要になります。

さらに、物置の撤去費用、壁の撤去費用、仕上げ工事費用に加え、物置のあった部分の床の補修費用なども必要になります。物置に収納していたものを置くスペースを確保するため、収納家具の購入費用も考慮する必要があります。

費用について

具体的な費用は、建物の構造、使用する材料、工事内容によって大きく異なります。しかし、大まかな費用感としては以下の通りです。

* 壁の撤去費用:5万円~15万円程度(耐力壁でない場合)
* 開口部増設費用:10万円~30万円程度(開口部の大きさ、仕上げ材によって変動)
* 仕上げ工事費用(クロス、床材など):5万円~15万円程度(面積によって変動)
* 補強工事費用:10万円~数百万円程度(耐力壁の場合、状況によって大きく変動)
* 物置撤去費用:1万円~5万円程度
* 床補修費用:1万円~5万円程度

これらの費用を合計すると、最低でも10万円~数百万円かかると予想されます。特に、耐力壁の撤去や補強が必要な場合は、費用が大幅に増加する可能性があることを理解しておきましょう。

専門家への相談が重要

間取り変更は、専門家のアドバイスなしに行うべきではありません。建築士やリフォーム業者に相談し、建物の構造や安全性を確認した上で、適切なプランを作成してもらうことが重要です。複数の業者に見積もりを取って比較検討することもおすすめです。

信頼できる業者選びのポイント

* 経験豊富な業者を選ぶ:住宅リフォームの経験が豊富で、実績のある業者を選びましょう。
* 適切な資格を持っているか確認する:建築士などの資格を持つ業者を選ぶことが重要です。
* 見積もり内容を丁寧に説明してくれる業者を選ぶ:不明な点がないか、しっかりと確認しましょう。
* アフターサービスが充実している業者を選ぶ:工事後のトラブルにも対応してくれる業者を選びましょう。

まとめ:計画的なリフォームで快適な住まいを実現

建売住宅の間取り変更は、費用や工事期間、そして何より安全性に配慮する必要があります。専門家と綿密に相談し、計画的にリフォームを進めることで、お子様にとって快適な住まいを実現できるでしょう。 子供部屋の広さだけでなく、収納スペースの確保や、将来的な家族構成の変化なども考慮した上で、最適なプランを検討することをお勧めします。

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