建売住宅の床コーティング、本当に必要？UVフロアコーティングのメリット・デメリットを徹底解説

UVフロアコーティングについて迷っています。建売2階建の4LDKで、1階のリビング、2階廊下、キッチンの床面、階段、2階廊下は、やってみようかと思いますが、2階の居間3部屋については迷っています。メリットに感じているのは、水拭き掃除できる、という手軽さ、少し断熱効果あり！？ということくらいかなと思っています。逆にデメリットは、UVフロアコーティング自体、傷つきやすいのでは！？、また、足跡などが見えやすくなるなどの情報もあり、見た目でいうとコーティングしないほうがいいのでは、と予想しています。実際のところ、どうなんでしょうか？価格は、上記の5部分で16万円。さらに2階の3部屋くわえると25万円。割と安めかなと思うのですが。また、寿命の想定が20年くらいとのことですが、その後、剥がしてしまうことはできるんでしょうか？塗ったらもう剥がして、素の状態の床に復旧できることは無理なんでしょうか？いろいろ質問して申し訳ございませんが、一言「やったほうがいい」「やらないほうがいい」だけでもかまいませんので、よろしくお願い致します。ちなみに私の友人も最近家を建てた人が多いのですが、みんなコーティングやっていません。

Contents

1 UVフロアコーティングとは？
2 UVフロアコーティングのメリット
3 UVフロアコーティングのデメリット
4 費用対効果の検討
5 友人の事例と比較
6 専門家の意見
7 結論：あなたにとって最適な選択とは？
8 まとめ

UVフロアコーティングとは？

UVフロアコーティングは、紫外線硬化樹脂を用いて床面に透明な保護層を形成するコーティングです。 耐久性向上、美観維持、お手入れ性の向上を目的として、新築住宅やリフォーム時に施工されることが多いです。特に、傷つきやすいフローリングや、水拭き掃除が難しい素材の床材には効果的です。しかし、施工するかどうかは、ご自身のライフスタイルや予算、床材の種類などを考慮して判断する必要があります。

UVフロアコーティングのメリット

お手入れ簡単： 水拭き掃除が可能になり、日常のお手入れが非常に楽になります。小さなお子さんやペットがいるご家庭では、特に大きなメリットとなります。
傷つきにくい： コーティング層が床材を保護するため、日常的な傷や汚れから守ります。ただし、極端に重いものや鋭利なものでの傷つきは防げませんのでご注意ください。
防汚効果： 汚れが付きにくく、付着しても落としやすくなります。特にキッチンや廊下など、汚れやすい場所には効果を発揮します。
ある程度の断熱効果： わずかながらも断熱効果が期待できます。ただし、本格的な断熱材と比較すると効果は限定的です。
抗菌・防カビ効果： 一部の製品には抗菌・防カビ効果のあるものもあります。衛生面を重視する方にとってメリットとなります。

UVフロアコーティングのデメリット

費用： 施工費用は面積によって大きく変動します。今回のケースのように、追加で施工する面積が増えるほど費用も増加します。
足跡や汚れが目立ちやすい： 光沢のあるコーティングは、足跡や汚れが目立ちやすくなる場合があります。特に濃い色の床材では顕著です。マットな仕上げのコーティングを選ぶことで軽減できます。
コーティング自体の傷つき： 非常に硬い素材ですが、重いものを落としたり、鋭利なもので傷つけるとコーティングが剥がれる可能性があります。日常的な使用による小さな傷はつきにくいですが、大きな衝撃には弱いという点を理解しておく必要があります。
剥がすのが難しい： 完全に元の状態に戻すのは困難です。特殊な研磨が必要になる場合があり、費用も高額になる可能性があります。 20年後の剥がすことを考慮するなら、施工前にしっかり検討する必要があります。
施工後のメンテナンス： コーティング後も、定期的なメンテナンスが必要です。ワックスがけなど、適切なケアをすることで、コーティングの寿命を延ばすことができます。

費用対効果の検討

16万円で5箇所、25万円で8箇所と、価格設定は比較的安価な部類に入ると思われます。しかし、費用対効果を検討する際には、施工する場所の重要度や使用頻度を考慮する必要があります。 リビングやキッチンなど、頻繁に使用する場所はコーティングの効果を実感しやすいでしょう。一方、使用頻度の低い部屋では、費用対効果が低いと感じる可能性もあります。

友人の事例と比較

友人がコーティングをしていないからといって、あなたもする必要はありません。 ご自身のライフスタイルや価値観、そして予算に合わせて判断することが大切です。 友人の家の状況や床材の種類なども考慮すると、単純に比較することはできません。

専門家の意見

インテリアコーディネーターの視点から見ると、UVフロアコーティングは、床材の種類やインテリアのスタイルによってメリット・デメリットが大きく変わるため、一概に「良い」「悪い」とは言えません。例えば、小さなお子さんやペットがいる家庭では、お手入れのしやすさからメリットが大きいです。一方、傷が目立ちやすいというデメリットを許容できない場合は、コーティングしない方が良いでしょう。

結論：あなたにとって最適な選択とは？

今回の質問への回答としては、「やったほうがいい」「やらないほうがいい」と断言することはできません。 1階のリビング、キッチン、廊下、階段は、使用頻度が高く、汚れやすい場所であるため、コーティングをするメリットは大きいです。 2階の居室については、使用頻度や床材の種類、そして予算を考慮して判断する必要があります。

もし、2階の居室の使用頻度が低く、費用を抑えたいのであれば、コーティングをしないという選択肢も十分ありえます。 20年後の剥がすことを考慮するなら、その点も踏まえた上で判断しましょう。 一度、コーティング業者に相談し、具体的な見積もりとメリット・デメリットを丁寧に説明してもらうことをお勧めします。サンプルなどで、コーティング後の仕上がりを確認することも重要です。

まとめ

UVフロアコーティングは、手軽なお手入れと耐久性の向上というメリットがある一方で、費用や見た目の問題などデメリットも存在します。最終的な判断は、ご自身のライフスタイルや予算、そして床材の種類などを総合的に考慮して行うべきです。複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することをおすすめします。