建売住宅の壁と床の隙間について:2,400万円の4LDK新築住宅の購入における注意点

建売住宅購入での質問です。この度、新築一戸建てを購入しようと思ってます。販売価格は2,400万です。(土地は約850万位が含まれ、4LDKで今年の5月に完成したものをこの9月に購入となる予定です。)そこで質問なのですが、2階の3つ部屋の壁と床に、部分的に1mm~2mm位すきまがあるのです。仲介業者に聞いたところ、「木材が湿気の関係で下に少したるんだようです。」との答えでした。実際この程度はしょうがないものなのでしょうか?決して高い値段ではないのでそのせいもあるのでしょうか?どなたか申し訳ないのですがアドバイスをよろしくお願いいたします。

2,400万円の建売住宅における壁と床の隙間問題:原因と解決策

新築一戸建てを購入される予定とのこと、おめでとうございます!しかし、2階の3部屋の壁と床に1~2mm程度の隙間があるとのこと、ご心配ですね。2,400万円という価格帯、そして5月に完成した物件を9月に購入されるというタイミングを考慮すると、その原因と対処法について詳しく見ていきましょう。

隙間ができる原因:木材の伸縮と施工精度

仲介業者の説明にある「木材が湿気の関係で下に少したるんだようです」は、部分的に正しいですが、完全な説明ではありません。木材は湿度によって伸縮します。特に日本の気候は湿度変化が大きく、夏は湿度が高く、冬は乾燥します。この湿度変化によって木材が膨張したり収縮したりすることで、隙間が生じる可能性があります。

しかし、1~2mmの隙間が「しょうがない」と片付けるには、いくつかの要素を考慮する必要があります。

  • 木材の種類と乾燥度:使用された木材の種類や乾燥度によって、伸縮の度合いが異なります。十分に乾燥されていない木材を使用した場合、より大きな伸縮が生じ、隙間が目立つ可能性があります。
  • 施工精度:建物の施工精度も重要な要素です。適切な施工が行われていれば、木材の伸縮による隙間は最小限に抑えられます。隙間が複数箇所にある場合は、施工精度に問題があった可能性も考えられます。
  • 季節の影響:5月に完成し、9月に購入されるということは、夏場の高温多湿を経験していることになります。この期間に木材の伸縮が最も大きくなるため、隙間が目立つようになった可能性があります。
  • 基礎の状況:建物の基礎がしっかりしていない場合、建物の沈下によって隙間が生じる可能性もあります。これは、時間とともに問題が大きくなる可能性があるため、特に注意が必要です。

専門家の意見を聞きましょう

仲介業者からの説明だけでは不安が残る場合は、第三者機関による検査を依頼することを強くお勧めします。住宅性能評価機関や建築士などに依頼し、建物の状態を客観的に評価してもらうことが重要です。検査によって、隙間の原因が特定され、適切な対処方法が提案されます。

検査費用は数万円から数十万円と幅がありますが、将来的に大きな問題に発展する可能性を考えると、決して無駄な投資ではありません。

価格との関係性

価格が「決して高い値段ではない」という点については、土地価格850万円を含めた価格設定であることを考慮する必要があります。建物の建築費用が低価格帯であれば、使用される資材や施工精度にも影響する可能性があります。しかし、価格が安いからといって、住宅の品質が低いと決めつけることはできません。重要なのは、価格に見合うだけの品質が確保されているかどうかです。

具体的な対処方法

検査の結果によっては、以下の様な対処方法が考えられます。

  • パテ処理:小さな隙間であれば、パテで埋めることで目立たなくすることができます。ただし、これはあくまで一時的な処置であり、根本的な解決にはなりません。
  • 補修工事:隙間が大きかったり、複数箇所にある場合は、補修工事が必要となる可能性があります。この場合は、費用が発生しますが、住宅の耐久性や居住性を高めるために必要な投資となります。
  • 交渉:もし施工不良が原因であると判明した場合、売主または仲介業者に対して、補修工事費用を負担してもらうよう交渉する必要があるかもしれません。契約書をよく確認し、瑕疵担保責任の有無を確認しましょう。

まとめ:慎重な判断を

2,400万円という価格帯の建売住宅において、1~2mm程度の隙間は必ずしも「しょうがない」とは言い切れません。原因を特定し、適切な対処を行うことが重要です。専門家の意見を聞き、必要であれば交渉を行うなど、慎重に判断することをお勧めします。 購入前にしっかりと調査し、安心して暮らせる住まいを選んでください。

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