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引き戸の設置位置:廊下側と部屋側、どちらが正解?
2枚の引き戸を1枚にするリフォーム、スムーズに進んでいるようで何よりです!引き戸の設置位置、つまり壁付けの位置については、一般的には廊下の壁面にぴったりと設置し、引き戸は部屋側に収納する方法が一般的です。質問者様もご参考にした事例がそのパターンだったとのことですので、多くのリフォーム事例ではこの方法が採用されていると言えるでしょう。
しかしながら、正解は「どちらが良いか」ではなく「どちらがあなたの生活スタイルに合っているか」です。廊下側に設置するメリットと部屋側に設置するメリット、それぞれを詳しく見ていきましょう。
廊下側壁付け(引き戸は部屋側収納)のメリット・デメリット
メリット
- 見た目スッキリ:廊下のスペースが広く感じられ、開放的な印象になります。特に狭い廊下では効果的です。圧迫感がなくなり、廊下全体のインテリアデザインが向上します。
- 掃除がしやすい:引き戸が部屋側に収納されるため、廊下の掃除が容易になります。掃除機をかけたり、拭き掃除をしたりする際に、引き戸が邪魔になることがありません。
- 一般的な施工方法:多くのリフォーム業者がこの方法を採用しているので、施工依頼がスムーズに進みやすい傾向があります。
デメリット
- 隙間風:これが質問者様が一番懸念されている点ですね。引き戸と壁の間に隙間が生じやすく、冬場は隙間風が入ってくる可能性があります。防風対策をしっかり行う必要があります。
- 部屋側のスペース確保:引き戸を収納するためのスペースを部屋側で確保する必要があります。部屋のレイアウトによっては、スペースが不足する場合もあります。
部屋側壁付け(引き戸は廊下側収納)のメリット・デメリット
メリット
- 隙間風対策:部屋側に設置することで、隙間風を防ぎやすくなります。特に寒い地域や、断熱性の低い住宅では大きなメリットとなります。防音効果も期待できます。
- 部屋のレイアウトの自由度:部屋側のスペースを確保する必要がないため、家具の配置など、部屋のレイアウトの自由度が高まります。
デメリット
- 廊下の圧迫感:廊下を狭く感じさせる可能性があります。特に狭い廊下では、圧迫感を感じやすく、インテリアデザインにも悪影響を及ぼす可能性があります。廊下の雰囲気を損なう可能性があるため、廊下インテリアの計画を慎重に行う必要があります。
- 掃除のしにくさ:引き戸が廊下側に収納されるため、廊下の掃除がしにくくなる可能性があります。特に、引き戸のレール部分の掃除が難しくなる可能性があります。
- 特殊な施工:一般的な方法ではないため、リフォーム業者によっては対応できない場合もあります。施工費用が高くなる可能性もあります。
隙間風対策:具体的な方法
どちらの方法を選択する場合でも、隙間風対策は重要です。以下のような対策を検討してみましょう。
- パッキンの設置:引き戸と枠の間にパッキンを取り付けることで、隙間を塞ぎ、隙間風を防ぐことができます。ホームセンターなどで手軽に購入できます。
- 戸当たりゴムの交換:戸当たりゴムが劣化している場合は、交換することで隙間風を防ぐことができます。劣化具合をチェックし、必要であれば交換しましょう。
- 防風テープ:隙間を塞ぐためのテープです。様々な種類があり、デザイン性も高いものもあります。手軽に貼れるのでおすすめです。
- 隙間風防止シート:窓用の隙間風防止シートを応用して、引き戸の隙間に貼ることもできます。様々なデザインや素材があるので、インテリアに合わせたものを選ぶことができます。
- 断熱材の追加:壁と引き戸の間に断熱材を挿入することで、断熱性を高め、隙間風を防ぐことができます。
専門家の意見:インテリアコーディネーターの視点
インテリアコーディネーターの視点からすると、廊下の広さや部屋のレイアウト、そして全体のインテリアデザインとの調和を考慮することが重要です。狭い廊下であれば、廊下側壁付けの方がスッキリして見えますが、部屋の広さや家具の配置によっては、部屋側壁付けの方が使い勝手が良い場合もあります。
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重要なのは、完成後の空間全体をイメージすることです。写真やスケッチなどを活用して、様々なパターンをシミュレーションし、最適な方法を選択しましょう。
まとめ:あなたの生活スタイルに合った選択を
どちらの設置方法にもメリットとデメリットがあります。最終的には、あなたの生活スタイルや優先順位に合わせて選択することが大切です。
隙間風対策をしっかり行えば、廊下側壁付けでも快適に過ごせます。逆に、部屋の広さや使い勝手を優先するなら、部屋側壁付けも検討する価値があります。
今回のリフォームが成功することを心から願っています!