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マンションの庭の目隠しに最適な常緑樹の選び方
マンションの1階、しかも角部屋という立地条件を考慮すると、プライバシーの確保と防犯、そして将来的な現状復帰を念頭に置いた樹種の選択が重要です。今回は、初心者の方でも管理しやすい常緑樹を3つの条件を満たす視点からご紹介します。
①素人にも管理しやすい常緑樹で、程よく葉が茂る品種
初心者の方でも育てやすい常緑樹は、比較的丈夫で剪定にも耐える種類を選びましょう。成長が早く、程よく葉が茂ることで、目隠し効果を高めることができます。以下、いくつかおすすめの樹種を紹介します。
シマトネリコ
- 特徴:成長が早く、樹形が整いやすいので初心者にもおすすめ。涼しげな葉と、白い小さな花を咲かせます。比較的耐寒性・耐暑性も高く、日本の気候に適応しやすいです。
- 管理:剪定で樹形をコントロールしやすい。適度な水やりと肥料で健康に育ちます。
- 注意点:大きくなりすぎる可能性があるので、定期的な剪定が必要です。根張りもそれなりに強いため、植える場所の広さを確認しましょう。
ヒメシャラ
- 特徴:繊細な樹皮と、美しい紅葉が魅力。成長は比較的ゆっくりですが、自然な樹形で目隠し効果を発揮します。耐陰性も高く、日陰でも育ちます。
- 管理:剪定は必要最小限でOK。水はけの良い土壌を好みます。
- 注意点:成長がゆっくりなので、目隠し効果を実感するまでには時間がかかります。
キンモクセイ
- 特徴:秋に甘い香りの花を咲かせ、芳香を楽しむことができます。常緑樹ですが、葉がやや小さめなので、密集して植えると効果的な目隠しになります。
- 管理:剪定で樹形をコントロールできます。日当たりと水はけの良い場所を好みます。
- 注意点:成長が早く、大きくなるため、定期的な剪定が必要です。根張りも強いため、植える場所の広さを確認しましょう。
②10年以上先にはなるが、賃貸なのでいずれは現状復帰できるもの(根が張りすぎるとちょっと困る…)
賃貸物件の場合、現状復帰が必須です。そのため、根が深く張る樹種は避け、移植しやすい樹種を選びましょう。また、成長が比較的ゆっくりな樹種を選ぶことで、管理の手間も軽減できます。
鉢植えを選択する
上記の樹種を、最初から鉢植えで育てることを検討しましょう。鉢植えであれば、引っ越しの際に簡単に移動できます。ただし、鉢植えの場合は、水やりや肥料の管理に注意が必要です。
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③出来れば手頃な価格で成長の早いもの
成長が早く、手頃な価格で購入できる樹種は、費用対効果が高いです。ただし、成長が早いということは、それだけ管理の手間も増えることを意味します。定期的な剪定や肥料やりなど、手間を惜しまずに管理しましょう。
専門家のアドバイス:植栽計画の重要性
庭の植栽計画は、専門家に相談することも有効です。造園業者やガーデニングアドバイザーに相談することで、最適な樹種選びや配置、管理方法などをアドバイスしてもらえます。特に、マンションの庭のようにスペースが限られている場合は、専門家の意見を聞くことで、より効果的な目隠しを実現できるでしょう。
具体的な植栽方法と注意点
- 植える時期:落葉樹は休眠期の11月~3月、常緑樹は3月~5月または9月~10月が適しています。
- 植える場所:日当たり、風通し、土壌の状態などを考慮しましょう。日陰を好む樹種と日なたを好む樹種があります。
- 植栽密度:目隠しの効果を高めるためには、適切な密度で植えることが重要です。樹種によって成長速度が異なるため、専門家に相談しましょう。
- 剪定:樹木の生育に合わせて定期的に剪定を行いましょう。剪定の仕方は樹種によって異なりますので、事前に調べておきましょう。
- 肥料:生育期には適切な肥料を与えましょう。肥料の種類や量は樹種によって異なります。
- 水やり:特に乾燥しやすい時期は、こまめな水やりが必要です。
まとめ
マンションの庭の目隠しは、プライバシーと防犯の両面を考慮する必要があります。今回ご紹介した樹種はあくまでも例であり、実際に植える樹種は、ご自身の環境や好みに合わせて選ぶことが大切です。専門家のアドバイスを受けることも検討し、理想の庭を実現しましょう。