店舗併用住宅の屋根からの謎の音…その原因と解決策

屋根の音は何なの? 店舗併用住宅に住んでいます。1階の店舗は鉄骨、2階の一部に木造の自宅を作り住んでいます。雨が降っているわけでもないのに、時々ポツポツというかトントンというか、雨の降り始めみたいな音がするのですが、何の音なのかわからず、最近とても気になります。音の聞こえる部屋は東側の部屋で、特に時間帯は決まっているわけではないように思います。日にあたり、建材がへこんだり膨張したりしているのでしょうか?どなたか教えて下さい。

店舗併用住宅における屋根の音の原因を探る

店舗併用住宅、特に鉄骨造と木造の混合構造の場合、様々な原因で屋根から音が発生する可能性があります。雨でもないのに「ポツポツ」や「トントン」という音が東側の部屋で聞こえるとのことですので、可能性の高い原因をいくつか検討してみましょう。 ご心配な「建材の膨張・収縮」もその一つですが、それ以外にも考えられる原因があります。

1. 熱膨張・収縮による音

建材の熱膨張・収縮は確かに原因の一つとして考えられます。特に、日当たりの良い東側の部屋で音が発生していることから、太陽光による温度変化が影響している可能性があります。屋根材、下地材、そしてそれらを固定している金具などが温度変化によって膨張・収縮し、その際に小さな音が発生することがあります。金属製の屋根材や金具の場合、この現象は顕著です。しかし、この音は「ポツポツ」や「トントン」というよりは、より連続的な「キシキシ」といった音になりやすい傾向があります。

2. 木材の乾燥収縮

木造部分があることから、木材の乾燥収縮も考えられます。特に新築から間もない場合や、乾燥した気候の地域では、木材が乾燥し収縮することで、構造材同士が擦れたり、屋根材と接合部分に隙間が生じたりして音が発生することがあります。この音は、湿度や気温の変化によって発生頻度が変わる可能性があります。

3. 小動物の活動

屋根裏に小動物(ネズミ、鳥など)が住み着いている可能性も否定できません。「ポツポツ」や「トントン」という音は、小動物が屋根裏を動き回ったり、何かを齧ったりしている音と一致する可能性があります。特に、東側の部屋に音が集中していることから、小動物の巣がその付近にある可能性も考えられます。

4. 風による音

風によって屋根材が振動したり、瓦などが擦れたりすることで音が発生することもあります。特に、風が強い日や特定の方向から風が吹く際に音が発生する場合は、風による可能性が高いです。

5. 雨漏りの兆候

雨漏りの初期症状として、雨ではないのに「ポツポツ」という音が聞こえる場合があります。雨水が屋根材の隙間から少しずつ浸透し、内部の構造材に染み込む際に音が発生することがあります。もし雨漏りが原因であれば、早急に点検・修理が必要です。

専門家への相談と具体的な解決策

上記のような原因が考えられますが、ご自身で判断するのは難しい場合もあります。専門家の助けを借りることが重要です。

1. 屋根診断士への相談

屋根診断士は、屋根の構造や状態を専門的に診断し、問題点を見つけることができます。屋根診断士に依頼することで、音の原因を特定し、適切な解決策を提案してもらうことができます。

2. 建築業者への相談

建築業者に相談することで、屋根の点検や修理を依頼することができます。特に、店舗併用住宅のような複雑な構造の建物では、建築業者の専門知識が不可欠です。

3. 保険の活用

火災保険や住宅保険によっては、屋根の修理費用を補償してくれる場合があります。保険の内容を確認し、適用できるかどうかを確認しましょう。

具体的な対策

専門家による診断の結果に基づいて、具体的な対策を講じる必要があります。以下は、考えられる対策の一例です。

  • 小動物対策: 屋根裏への小動物の侵入を防ぐために、侵入経路を塞ぐなどの対策が必要です。専門業者に依頼するのが確実です。
  • 木材の乾燥対策: 木材の乾燥による収縮が原因であれば、適切な換気を行うことで、木材の乾燥を抑制することができます。また、必要に応じて木材に防腐処理を施すことも有効です。
  • 屋根材の修理・交換: 屋根材に損傷がある場合、修理または交換が必要になります。専門業者に依頼して、適切な屋根材を選び、施工してもらいましょう。これは雨漏りの防止にも繋がります。
  • 断熱材の追加: 屋根の断熱性能を高めることで、温度変化による膨張・収縮を抑制することができます。断熱材を追加することで、音の発生を軽減できる可能性があります。

まとめ

店舗併用住宅の屋根からの音の原因は様々です。まずは、専門家である屋根診断士や建築業者に相談し、原因を特定することが重要です。原因が特定できれば、適切な対策を講じることで、安心して生活できるようになります。放置すると、より大きな問題に発展する可能性もありますので、早めの対応を心がけましょう。

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