床暖房の上で観葉植物を育てる方法|冬場の温度と水やりについて徹底解説

観葉植物は床暖房の上においても大丈夫なのでしょうか?あと、床暖房をつけていると部屋は20度前後、低くても今は17度程度あるようですが、このくらいの温度の場合、多くの観葉植物の冬の扱い通り土を乾かし気味にしなくても良いのですか?

床暖房と観葉植物:大丈夫?リスクと対策

観葉植物と床暖房の併用は、メリットとデメリットの両面があります。適切な知識と対策を講じることで、安心して観葉植物を育てることができます。

床暖房の上で観葉植物を置くリスク

  • 高温による根腐れ:床暖房の直上に置くと、根が過剰な熱でダメージを受け、根腐れを起こす可能性があります。特に、熱伝導率の高い鉢を使用している場合、リスクが高まります。
  • 乾燥:床暖房は空気を乾燥させるため、植物の葉が乾燥し、枯れやすくなります。こまめな葉水が必要になります。
  • 鉢の変形:一部の素材の鉢は、高温によって変形する可能性があります。

床暖房の上で観葉植物を置くメリット

  • 生育促進:適切な温度管理の下では、生育が促進される可能性があります。特に寒さに弱い植物にとっては、生育環境の改善につながります。
  • 省スペース:床暖房の上は、床面を利用できるため、省スペースで観葉植物を配置できます。

床暖房のある部屋での観葉植物の育て方

部屋の温度が20度前後、最低でも17度あるとのことですが、これは多くの観葉植物にとって十分な温度です。しかし、冬の管理と同様に、いくつかの点に注意が必要です。

水やりについて

一般的な冬の管理では、土の乾燥を待ってから水やりを行うことが多いですが、床暖房を使用している場合は、土の乾燥具合だけでなく、室温や植物の状態をよく観察することが重要です。

  • 土の表面だけでなく、指で数センチ深く土の状態を確認しましょう。完全に乾いていなくても、表面が乾いていれば水やりをしても問題ありません。
  • 葉のしおれや、土の乾燥具合だけでなく、植物全体の生育状況を観察しましょう。元気がない場合は、水やりの頻度を見直す必要があります。
  • 水やりは、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与え、その後は受け皿に溜まった水を捨てましょう。根腐れを防ぐためです。
  • 使用する水の温度も重要です。水道水は、植物によっては温度差でショックを受ける可能性があるので、室温に合わせた水を使用しましょう。

置き場所について

床暖房の直上に置くのは避け、床暖房から少し離れた場所に置きましょう。鉢の下に、断熱材となるコースターなどを敷くのも効果的です。また、直射日光が当たらない場所を選ぶことも重要です。

湿度管理について

床暖房は空気を乾燥させるため、加湿器を使用したり、定期的に葉水を行うことで湿度を保ちましょう。葉水は、霧吹きなどで葉の表面に水を吹きかけることで、乾燥を防ぎ、植物の生育を助けます。

観葉植物の種類による違い

すべての観葉植物が同じ条件で育つわけではありません。種類によって、耐寒性や乾燥への耐性が異なります。例えば、乾燥に強いサボテンや多肉植物は、多少乾燥気味でも問題ありませんが、シダ植物などは乾燥に弱いため、こまめな水やりが必要です。育てている植物の種類に合わせた適切な管理が必要です。

専門家のアドバイス

ガーデニングのプロである造園家や園芸店スタッフに相談してみるのも良い方法です。植物の種類や状態、環境などを具体的に説明することで、より適切なアドバイスを得られます。特に、心配な点があれば、専門家の意見を参考にしましょう。

具体的な事例:ポトスとモンステラの冬越し

例として、人気の観葉植物であるポトスとモンステラを例に、床暖房のある部屋での冬越しについて考えてみましょう。

ポトス

ポトスは比較的寒さに強く、15度程度でも生育できますが、床暖房の熱で乾燥しやすいため、葉水はこまめに行い、土の乾燥具合を確認しながら水やりをしましょう。直射日光を避け、明るい場所で管理するのがおすすめです。

モンステラ

モンステラも比較的寒さに強いですが、乾燥には弱い傾向があります。そのため、加湿器を使用したり、葉水を行うなどして湿度を保つことが重要です。土の表面が乾いたら水やりを行い、根腐れに注意しましょう。

まとめ

床暖房の上で観葉植物を育てることは、適切な対策を講じることで可能です。植物の種類、室温、土の乾燥具合などを考慮し、水やりや置き場所、湿度管理に注意することで、冬でも元気な観葉植物を育てることができます。心配な場合は、専門家に相談してみるのも良いでしょう。

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