床の間を収納スペースとして活用する際の注意点と対策

床の間にカーテンをつけて、棚を入れたりボックスをいくつか入れたりして、押入れのような使い方をしようと思っていたのですが、知人に「床の間やふすまの縁をふんだりそうゆう風に使うのは良く無いって 聞いた事があるよ。家主を踏むことになるから」って聞きました。本当はあまり押入れのような使い方はしたくないのですが、子供が大きくなって部屋が足りない為、止む終えません。もし本当は良く無いとして、どうしてもと言う場合は例えば清めの塩を置くとか、方法を知っている方見えませんでしょうか?知ってみえましたら教えて下さい。よろしくお願いします。

床の間の活用:伝統と現代のニーズのバランス

日本の伝統的な住居において、床の間は特別な空間です。祖先を祀ったり、掛け軸や生花を飾ったりするなど、精神的な落ち着きや美意識を高めるための場所として大切にされてきました。そのため、収納スペースとして利用することに抵抗を感じる方もいるでしょう。しかし、現代の住宅事情、特に子供の成長による部屋不足といった問題を抱える家庭において、床の間を有効活用したいというニーズも理解できます。

このQ&Aでは、床の間を収納スペースとして活用することの是非、そしてどうしても活用せざるを得ない場合の具体的な対策について、伝統的な観点と現代的な実用性の両面から解説します。

床の間を収納として使うことへの懸念:家主を踏むという考え方

ご質問にある「家主を踏む」という表現は、床の間を神聖な場所と捉える考え方から来ています。古くから、床の間は家の霊的な中心、あるいは祖先の霊が宿る場所と信じられてきました。そのため、そこに物を置いたり、生活用品を収納したりすることは、それらの霊を冒涜する行為だと考えられるのです。これは迷信と片付けることもできますが、古くからの伝統や信仰心に基づいた考え方であることを理解しておくことが重要です。

床の間を収納スペースとして活用する際の具体的な方法と注意点

どうしても床の間を収納スペースとして活用せざるを得ない場合、いくつかの方法と注意点があります。

1. 目立たない収納方法の選択

床の間の雰囲気を損なわないよう、収納方法を工夫することが大切です。

  • 目隠しカーテンの使用: カーテンで収納物を隠すことで、床の間の雰囲気を保ちつつ、収納スペースを確保できます。カーテンの色や素材は、床の間の雰囲気に合うものを選びましょう。例えば、落ち着いたブラウン系のカーテンは、和室の雰囲気に良く合います。
  • 組子スクリーンの活用: 組子スクリーンは、和室の雰囲気を壊さずに収納スペースを隠せる優れたアイテムです。デザインも豊富なので、好みに合わせて選ぶことができます。
  • 低い収納ボックスの使用: 床の間に直接物を置くのではなく、低い収納ボックスを使用することで、床の間の雰囲気を保ちつつ、収納スペースを確保できます。ボックスの色や素材も、床の間の雰囲気に合うものを選びましょう。
  • 奥行きのある棚の設置: 壁面に沿って奥行きのある棚を設置することで、収納スペースを確保できます。棚の色や素材は、床の間の雰囲気に合うものを選びましょう。ただし、棚の設置は、専門業者に依頼することをお勧めします。

2. 清潔感と整理整頓を心がける

収納スペースとして活用する場合でも、清潔感と整理整頓を心がけることが大切です。散らかった状態は、家の雰囲気を悪くするだけでなく、霊的な面でも良くないと考えられています。

  • 定期的な清掃: 収納スペースだけでなく、床の間全体を定期的に清掃しましょう。
  • 収納物の整理整頓: 収納するものは、必要最低限のものに絞り、整理整頓を心がけましょう。
  • 防虫対策: 湿気や虫害を防ぐため、防虫剤などを活用しましょう。

3. 「清めの塩」などの精神的な対策

ご質問にあった「清めの塩」は、古くから神聖な場所を清めるために用いられてきた方法です。床の間の隅に少量の塩を置くことで、心安らぐ効果があるかもしれません。ただし、これはあくまで精神的な安心感を得るための方法であり、科学的な根拠はありません。

他にも、以下のような方法が考えられます。

  • 感謝の気持ちを持つ: 床の間を収納スペースとして活用することに対して、感謝の気持ちを持つことが大切です。感謝の気持ちを持つことで、心穏やかに過ごすことができます。
  • 定期的な供養: もし、床の間を祖先の霊が宿る場所と考えているのであれば、定期的に供養を行うことで、霊を敬う気持ちを示すことができます。

専門家の意見:インテリアコーディネーターの視点

インテリアコーディネーターの視点から見ると、床の間を収納として活用する際には、空間全体のバランスが重要になります。収納方法だけでなく、照明や色使いなども考慮することで、圧迫感のない、快適な空間を実現できます。例えば、明るい色のカーテンや収納ボックスを使用することで、空間を広く見せる効果があります。また、間接照明を取り入れることで、落ち着いた雰囲気を演出できます。

まとめ

床の間を収納スペースとして活用することは、伝統的な考え方からは懸念される面もありますが、現代の生活スタイルに合わせて工夫することで、問題なく活用できます。収納方法、清潔さ、そして精神的な配慮をバランス良く行うことで、快適な生活空間と心の安らぎを両立させることが可能です。 大切なのは、伝統を尊重しつつ、現代のニーズに応える柔軟な対応です。

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