広すぎる部屋の寒さ対策!20畳の空間を10畳の温もり空間に変えるカーテン選びとインテリア術

部屋が広すぎて寒いです。また暖房をつけると時間がかかります。部屋をうまく遮るカーテンはないでしょうか?畳2十畳ほどを10畳にしたいです

広すぎる部屋の寒さ問題:原因と解決策

20畳もの広さのお部屋、それは贅沢な空間ですが、冬場には暖房効率が悪く、寒さを感じやすいというデメリットも抱えています。暖房が効きにくい原因は、空気が広範囲に広がるため、暖まるまでに時間がかかること、そして、窓や壁からの熱の逃げ込みが大きいためです。 今回の質問では、カーテンによって空間を「狭く見せる」ことで、心理的な温かさを感じ、さらに断熱効果を高める方法を探っていきます。

寒さ対策の第一歩:断熱効果の高いカーテン選び

まず、カーテン選びが重要です。20畳という広さでは、カーテンの面積も大きくなります。そのため、断熱効果の高い素材を選ぶことが、暖房効率の向上に大きく貢献します。

  • 遮光カーテン:太陽光を遮断することで、日中の室温上昇を防ぎ、夜間の保温効果を高めます。厚手の生地を選ぶとさらに効果的です。特に、冬場は太陽光による暖房効果も期待できるので、遮光性が高いカーテンはおすすめです。
  • 保温カーテン:生地の中に空気層を作り、外気の侵入を防ぐことで保温性を高めます。裏地が付いたものや、多層構造のカーテンは、より高い保温効果が期待できます。冬用のカーテンとして、積極的に検討してみましょう。
  • ドレープカーテン:生地の厚みや素材によって保温効果が異なります。厚手のベルベットやフランネル素材のカーテンは、保温性に優れています。また、ドレープカーテンは、部屋を広く見せる効果もあるため、20畳の部屋を10畳に見せる効果も期待できます。
  • 遮熱カーテン:夏は日射を反射して室温上昇を防ぎ、冬は室温を逃がさない効果があります。一年を通して快適な室温を保つのに役立ちます。

これらのカーテンを選ぶ際には、生地の厚さや素材だけでなく、カーテンの丈にも注目しましょう。床に届く長さのカーテンは、床からの冷気の侵入を防ぐ効果があります。

心理的な温かさ:空間を「狭く見せる」インテリア術

カーテンだけでなく、インテリアの配置や色使いも、部屋の広さを感じさせ、寒さ対策に役立ちます。

  • 家具の配置:大きな家具を壁際に配置することで、空間を区切り、部屋を狭く見せることができます。ソファやベッドなどの大きな家具は、部屋の中心に置くのではなく、壁際に配置することで、より効果的です。また、家具の色を部屋の壁の色と近い色にすることで、一体感が出て空間が狭く感じられます。
  • 色の効果:暖色系のブラウンやベージュなどの色は、空間を温かく、落ち着いて感じさせる効果があります。一方、寒色系の色は、空間を広々と見せる効果がありますが、冬場には寒々しく感じさせる可能性があります。そのため、カーテンや家具、壁の色を選ぶ際には、暖色系を積極的に取り入れることをおすすめします。
  • 間接照明:間接照明は、柔らかな光で空間を温かく演出します。スタンドライトやフロアライトなどを効果的に配置することで、心理的な温かさを感じさせることができます。また、ダウンライトやスポットライトなどの直接照明と併用することで、より効果的な演出ができます。
  • ラグやカーペット:床にラグやカーペットを敷くことで、足元が暖かく感じられ、部屋全体が温かく感じられます。厚手のラグやカーペットは、保温効果も高まります。
  • パーテーション:部屋の一部を仕切ることで、空間を区切り、より狭く感じさせることができます。パーテーションは、デザイン性の高いものも多いので、インテリアとしても楽しめます。

専門家からのアドバイス:インテリアコーディネーターの視点

インテリアコーディネーターの視点からすると、20畳の空間を10畳のように感じさせるには、視覚的な工夫が重要です。例えば、壁の色を濃いめのブラウンにすることで、空間が狭く感じられます。また、家具の配置を工夫することで、空間を区切り、より居心地の良い空間を作ることができます。カーテンは、部屋全体の雰囲気を大きく左右する要素なので、慎重に選びましょう。

具体的な実践ステップ

1. **カーテン選び:** まず、遮光性・保温性の高いブラウン系のカーテンを選びましょう。厚手の素材や、裏地付きのものを検討します。丈は床に届く長さが理想的です。
2. **家具の配置:** ソファやベッドなどの大きな家具は壁際に配置し、空間を区切ります。
3. **色の統一感:** 壁、家具、カーテンの色をブラウン系で統一することで、落ち着いた温かみのある空間を演出します。
4. **間接照明の活用:** スタンドライトやフロアライトなどで、柔らかな光をプラスします。
5. **ラグやカーペットの導入:** 厚手のラグやカーペットを敷いて、足元から温めます。
6. **必要に応じてパーテーションを使用:** 部屋の一部を仕切って、空間をよりコンパクトに感じさせます。

これらのステップを踏むことで、20畳の広々とした空間を、温かく、居心地の良い10畳ほどの空間に変えることができます。 寒さ対策と同時に、より快適なインテリア空間を実現しましょう。

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