年収600万円世帯のマイホーム購入:予算、ローン、土地選び、そして将来設計

年収600万、夫40歳、専業主婦、子供1人です。この場合、土地と家込みで予算はどのくらいが平均でしょうか?40歳だと、20年ローンですか?25年ローンになりますか?自営のため、車ガソリン代や車検、メンテナンス等の費用はかかりません。また、車購入費用の貯金もいりません。家土地込みで、2000万~2300万が妥当なところかな・・・と思ったのですが。月返済7万くらい(+保険や修繕費等2~3万かかりますよね?)が妥当でしょうか?そうすると、だいたい建売で交通の便がいよいところで、50坪の土地に30坪の家といったところです。しかし、夫は、土地はもっと広いほうがよいと、田舎(夫の両親の家の徒歩圏内)に100坪くらいの土地を1千万くらいで購入を考えているようです。そこにすると、家にかけられるお金は1千万(1千万では家は建ちませんよね?)?もしくは頑張って2千万??2千万の家にして、トータル3千万となると支払いがかなり心配です。可能でしょうか?夫は、なぜかお金はいくらでも借りられると言い張ります。根拠は分かりません。借りられても返していけなければ仕方ないと思います。今は、子供も小さいので、これからどのくらいお金がかかってくるのか読めません。また、将来子供が一人のままか、2人、3人になるか子供の数も未確定です。現在、家賃7万、+家を購入するための貯金を月3万しています。家賃も高いので、早く、建売住宅を購入したほうが得策でしょうか?それとも、夫の希望する広めの土地を購入し、安い家(パパマルとか?)で建てるのがよいでしょうか?家購入のための貯金は200万程度しかありません。夫は、早く家を建てたいの一点張りで、資金の事はほとんど頭にないような感じなのであてになりません。また、マイホームの資金の事を考えるうえで、他にもかかってくることや大事なことがあれば教えてください。建売住宅であれば、様々な場所でみつけられるので好きな土地を選べます。しかし、今購入すると、建売は4LDKが主流なので子供が3人になった場合部屋数が足りないかなと思います。また、広い土地を購入するとなると、場所が限られます(街中からは外れる)。しかし、子供にとって、(両親からしたら孫)、祖父母と近い場所の方がよいのかとも悩むところです。購入時期等含め、ご意見ください、よろしくお願いします。

40歳のご主人、専業主婦、お子様1人のご家庭で、マイホーム購入についてお悩みとのこと。年収600万円、現在の貯蓄200万円という状況下で、最適なプランを見つけるのは容易ではありません。土地の広さ、家の広さ、ローンの返済額、将来の生活設計など、様々な要素を考慮する必要があります。

予算とローンの現実的な検討

平均的な予算とローンの組み方

年収600万円の世帯で、土地と建物込みで2000万~2300万円の予算は、決して楽観視できません。一般的に、住宅ローンの返済額は年収の25%~35%程度が目安とされています。600万円の25%は150万円、35%は210万円です。月々の返済額にすると、12.5万円~17.5万円となります。ここに、固定資産税、火災保険、修繕積立金などを加えると、月々の住宅にかかる費用はさらに増加します。質問者様の想定である月7万円+2~3万円では、かなり厳しい状況と言えるでしょう。

ローンの期間ですが、40歳で20年ローンを選択すると、完済は60歳になります。25年ローンであれば65歳です。ご主人の年齢と将来の収入を考慮すると、25年ローンの方がリスクは低くなりますが、返済総額は大きくなります。どちらを選ぶかは、ご自身の状況とリスク許容度を慎重に検討する必要があります。

100坪の土地と3000万円の予算の現実性

ご主人が希望する100坪の土地(1000万円)に、2000万円の家を建てる計画は、非常に厳しいです。3000万円の住宅ローンを組むとなると、月々の返済額は相当な額になります。仮に35年ローンを組んだとしても、月々の返済額は、金利にもよりますが、概算で8万円~10万円を超える可能性があります。それに加えて、固定資産税、火災保険、修繕積立金などを考慮すると、家計を圧迫する可能性が高いです。

夫が「お金はいくらでも借りられる」と言うのは、非常に危険な発言です。借りられる金額と返済能力は別問題です。無理なローンを組むと、生活が破綻する可能性もあります。金融機関の融資審査も厳しくなっており、希望通りの融資を受けられるとは限りません。

土地と家の選択:メリット・デメリット

建売住宅のメリットとデメリット

  • メリット:価格が比較的安く、すぐに住める。様々な立地から選べる。
  • デメリット:間取りやデザインの自由度が低い。土地の広さや場所が限られる場合がある。将来の家族構成の変化に対応できない可能性がある(4LDKが主流の場合、3人のお子さんには手狭になる可能性)。

広い土地に家を建てるメリットとデメリット

  • メリット:お子さんの遊び場を確保できる。将来的に増改築しやすい。ご両親との近居によるメリット(子育てのサポートなど)。
  • デメリット:土地代が高額になる。建築費用を抑える必要があり、住宅の質が低くなる可能性がある。交通の便が悪くなる可能性がある。維持管理費用が高くなる可能性がある。

将来設計と資金計画

子供の教育費や生活費の試算

お子さんの教育費は、大学進学まで考えると相当な金額になります。また、生活費も年々上昇傾向にあります。将来の支出を正確に予測することは困難ですが、教育費、生活費、老後資金などを考慮した上で、無理のない住宅ローンを組む必要があります。

専門家への相談

ファイナンシャルプランナーや住宅ローンアドバイザーに相談することを強くお勧めします。専門家のアドバイスを受けることで、ご自身の状況に合った最適なプランを立てることができます。彼らは、住宅ローンのシミュレーションや将来の資金計画の作成、適切な住宅選びのアドバイスなど、様々なサポートをしてくれます。

具体的なステップ

1. 現状の収入と支出を把握する:家計簿をつけ、収入と支出を明確に把握しましょう。
2. 将来の支出を予測する:子供の教育費、生活費、老後資金などを試算しましょう。
3. 住宅購入予算を決定する:収入、支出、将来の支出予測を基に、無理のない住宅購入予算を決定しましょう。
4. 住宅ローンシミュレーションを行う:複数の金融機関で住宅ローンシミュレーションを行い、最適なローンを選びましょう。
5. 専門家への相談:ファイナンシャルプランナーや住宅ローンアドバイザーに相談し、アドバイスを受けましょう。
6. 土地と建物の検討:予算とライフスタイルに合った土地と建物を選びましょう。

まとめ

マイホーム購入は人生における大きなイベントです。安易な判断で後悔しないよう、慎重な計画と準備が必要です。ご主人の「お金はいくらでも借りられる」という発言に惑わされず、現実的な予算と返済計画を立て、専門家のアドバイスも活用しながら、将来を見据えた賢い選択をしてください。焦らず、じっくりと検討することが重要です。

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