巨大化したオーガスタの対処法:室内と室外の越冬、株分けの方法

室内に置いていたオーガスタが大きくなりすぎて、既に3mに達しそうです。一つの株から茎?が次々出てきて伸びて、巨大です。このまま大きくなってしまうと、部屋では無理です。外に植えることも考えましたが、冬越えできずに枯れてしまうのでは。。。と思いためらっています。(出してもいいものなら、外に植えてもいいのですが)また、株分けなどもどうしていいものやら分かりません。どうにかしたいのですが、良いアドバイスをください。※画像は去年の10月に外のあったものです。(当時2mチョイ)撮影後、室内に入れて今に至ります。

巨大化したオーガスタの現状と問題点

3メートルにも成長したオーガスタ、それはまさに立派な存在感ですね!しかし、室内では大きすぎる、冬越しが心配、株分けの方法がわからない…と、様々な悩みを抱えていることと思います。まずは、現状を整理し、解決策を探っていきましょう。

問題点の整理

* **サイズの問題:** 3メートルもの高さは、一般的な室内では管理が困難です。天井に届きそうであったり、圧迫感を感じたり、移動にも苦労するでしょう。
* **冬越しへの不安:** オーガスタは寒さに弱く、霜に当たると枯れてしまう可能性があります。屋外への移動は、冬の寒さ対策が不可欠です。
* **株分けの不明点:** 株分けの方法がわからないため、適切な増殖や管理ができないという不安があります。

オーガスタの今後の管理:3つの選択肢

大きく成長したオーガスタの今後の管理には、大きく分けて3つの選択肢があります。それぞれの特徴と注意点、具体的な手順を解説します。

1.室内での管理:剪定と鉢の選定

室内でオーガスタを管理し続ける場合は、剪定と適切な鉢選びが重要になります。

剪定方法

* **時期:** 春~初夏(4~6月)が最適です。植物の生育が活発な時期で、傷の回復も早いです。
* **方法:** 太い茎を切るのではなく、伸びすぎた茎の先端を切る「摘心」を行います。剪定ばさみを使用し、切り口は清潔なもので消毒しましょう。切り口から病原菌が入るのを防ぐためです。
* **切る位置:** 葉のすぐ下の節(ふし)の上で切ります。そこから新しい芽が出てきます。
* **注意点:** 一気に切りすぎると植物に大きな負担がかかります。数回に分けて剪定することをおすすめします。また、剪定後は切り口から出る樹液を拭き取りましょう。

鉢の選定

* **サイズ:** オーガスタの根鉢サイズに合わせた、十分な大きさの鉢を選びましょう。根詰まりを起こすと生育が悪くなります。
* **素材:** 通気性の良いテラコッタ鉢などがおすすめです。プラスチック鉢を使用する場合は、底穴を開けて通気性を確保しましょう。
* **移動の容易さ:** 3メートルにもなるオーガスタを移動させるのは大変です。移動しやすいように、キャスター付きの鉢台を使用するのも良いでしょう。

2.屋外への移動:越冬対策が必須

オーガスタを屋外で管理する場合、冬の寒さ対策が最も重要です。

越冬対策

* **場所選び:** 日当たりがよく、風当たりの弱い場所を選びましょう。南向きの軒下などが最適です。
* **防寒対策:** 霜が降りる地域では、鉢を不織布などで覆う、または室内に取り込むなどの対策が必要です。寒冷紗や保温シートなどを活用しましょう。
* **霜よけ:** 霜が降りる可能性がある場合は、鉢全体を覆うように霜よけカバーを使用しましょう。
* **温度管理:** オーガスタが耐えられる最低気温は5℃程度です。気温が下がってきたら、室内に取り込むなどの対策が必要です。
* **水やり:** 冬場は生育が緩慢になるため、水やりの回数を減らしましょう。土が完全に乾いてから水やりを行うようにします。

3.株分け:増殖とサイズ調整

オーガスタは株分けによって増やすことができます。株分けは、植物のサイズを小さく保つ効果もあります。

株分けの方法

* **時期:** 春~初夏(4~6月)が最適です。
* **方法:** 根を傷つけないように注意しながら、根鉢をスコップなどで分割します。それぞれの株に十分な根が付いているようにしましょう。
* **植え付け:** 新しい鉢に、適切な培養土を入れて株を植え付けます。
* **注意点:** 株分け後、しばらくは直射日光を避け、半日陰で管理しましょう。

専門家のアドバイス:植物医の視点

植物医の視点から、オーガスタの管理についてアドバイスします。

「オーガスタの巨大化は、適切な光と水の管理ができていれば、自然な成長です。しかし、室内で3mに達するまで放置していたということは、光量不足や水やりの過多の可能性があります。剪定や株分けを行う前に、現在の生育環境を見直すことが重要です。光量不足であれば、LED植物育成ライトなどを活用し、水やりの頻度を調整することで、より健康的な生育を促せます。」

まとめ:オーガスタの未来を考えよう

3メートルにも成長したオーガスタの今後の管理には、剪定、鉢の選定、屋外への移動、株分けなど、いくつかの選択肢があります。それぞれの方法にはメリットとデメリットがあり、あなたの環境や好みに合わせて最適な方法を選択することが大切です。

今回ご紹介した方法を参考に、オーガスタの未来を考え、適切な管理を行ってください。

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