山形の戸建て新築における最適な暖房システム:蓄熱式暖房のメリット・デメリットと代替案

新築予定ですが暖房器具に悩んでいます。 ・住まいは山形で豪雪地帯では無いですが、冬場の外気温は零度付近です。 ・床暖房はコスト面で除外しております。 ・一応オール電化予定ですが、 太陽光パネル等は設置しません。 ・日中は家に誰も居ません。 ・現段階では蓄熱式暖房を一階に7k、二階に5kを置く予定ではありますが、日中誰も居ないのに温められているのが勿体ない気がするのと、二階はホールに設置するのですが、部屋の扉を開けておかないと暖かくならないのが不便かなと思いました。 ・エアコンは全室取り付けのコストと電気代が気になるのでメイン暖房としては考えておりません。 以上の条件を踏まえて、コストと使用感を考えるとオススメの暖房器具はありますか? 今は蓄熱式を勧められているのですが、よきアドバイスを頂ければ幸いです。

山形の気候と住宅事情を考慮した暖房選び

山形県、特に豪雪地帯ではないものの冬場の外気温が零度付近という環境では、効率的な暖房システムの選定が重要です。日中不在という条件も考慮すると、蓄熱式暖房のみでは最適とは言えないかもしれません。 今回は、コスト、使用感、そして日中不在という条件を踏まえ、最適な暖房システムについて検討します。

蓄熱式暖房のメリットとデメリット

現在検討されている蓄熱式暖房は、夜間に電力を利用して蓄熱し、日中にその熱を放出するシステムです。電気代が比較的安く抑えられる点がメリットですが、ご指摘の通り、日中不在の場合は蓄熱された熱が無駄になる可能性があります。また、二階ホールへの設置では、部屋の扉を開けておかないと暖まらないというデメリットも存在します。 さらに、7kWと5kWという容量は、家の断熱性能や広さによっては不足する可能性もあります。

蓄熱式暖房以外の選択肢:効率的な暖房システムの提案

蓄熱式暖房のデメリットを考慮すると、以下のような代替案が考えられます。

1. エアコン+補助暖房

全室エアコンはコストと電気代が懸念とのことですが、最新の高効率エアコンは従来のものに比べて消費電力が大幅に削減されています。 メイン暖房をエアコンとし、各部屋に設置することで、必要な部屋だけを暖められます。日中不在時は、タイマー機能を利用して必要な時間だけ稼働させることで電気代を抑えることも可能です。補助暖房として、リビングなどに小型の電気ストーブやオイルヒーターなどを併用すれば、より快適な空間を確保できます。 エアコンは、暖房だけでなく、夏場の冷房にも使えるため、年間を通してコストパフォーマンスに優れています。

2. エアコン+スポット暖房

全室エアコン導入は避けたいという場合、リビングなど主要な部屋にエアコンを設置し、その他の部屋は、電気ストーブやハロゲンヒーターなどのスポット暖房で対応するのも一つの方法です。 電気ストーブは即暖性が高く、必要な時だけ使用することで電気代を抑えられます。ハロゲンヒーターは、比較的安価で、コンパクトなため、場所を取らずに設置できます。

3. 蓄熱式暖房+補助暖房

蓄熱式暖房を完全に捨てるのではなく、一階に7kWの蓄熱式暖房を残し、二階はエアコンや電気ストーブなどの補助暖房を併用するのも良いでしょう。 二階ホールに設置された蓄熱式暖房は、夜間に暖めておき、朝方にホールと隣接する部屋の扉を開けておくことで、ある程度の暖気を確保できます。 ただし、この場合も、蓄熱式暖房の容量が十分かどうかを確認する必要があります。

具体的なアドバイスとチェックポイント

最適な暖房システムを選ぶためには、以下の点を考慮する必要があります。

  • 家の断熱性能: 断熱性能が高いほど、暖房効率が向上し、ランニングコストを抑えられます。 窓の種類、壁の断熱材、屋根の断熱材など、断熱性能を高める工夫を検討しましょう。
  • 家の広さ: 家の広さに合わせて、適切な暖房能力の機器を選ぶ必要があります。 専門業者に相談し、適切な暖房能力を算出してもらいましょう。
  • ライフスタイル: 日中不在、というライフスタイルを考慮し、タイマー機能付きの暖房器具を選択すると、無駄なエネルギー消費を抑えられます。
  • 予算: 各暖房器具の初期費用とランニングコストを比較し、予算に合ったシステムを選びましょう。
  • 専門家への相談: 建築業者や住宅設備販売業者に相談することで、最適な暖房システムの提案を受けることができます。 複数の業者に見積もりを取って比較検討することをお勧めします。

まとめ:快適で経済的な暖房システムを目指して

山形の気候と日中不在という条件を考慮すると、蓄熱式暖房のみでは必ずしも最適な暖房システムとは言えません。 エアコンをメインとし、補助暖房を併用する、もしくは蓄熱式暖房と補助暖房を組み合わせるなど、複数の選択肢を検討し、ご自身のライフスタイルや予算に最適なシステムを選択することが重要です。 専門家の意見を参考に、快適で経済的な暖房システムを実現しましょう。

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