屋根裏部屋の小窓、開けっ放しは大丈夫?湿気・カビ対策と換気方法

屋根裏部屋の小窓は開けっ放し?以前、住宅ローンのことでお世話になりました。無事、引越も済み、ほとんど荷物の整理も終わりました。快適な生活がおくられるように、少しずつ整理・整備しています。ご教授願います。屋根裏部屋なんですが、素人目で見た感じでは、断熱材は使っていないようです。床もコンパネのむき出しです。このことは内覧会で見ていたので、不満ながらも承知で契約しました。屋根裏部屋に換気扇はありませんが、小窓は付いています。この小窓は基本的に開けっ放しで良いのでしょうか?知り合いの不動産屋に聞いたところ「防犯上、開けっ放しは良くないが、管理面だけを考えれば、夏は開けっ放しのほうが良い」との返答でした。防犯の問題は、脚立を3F部分まで立てないといけないので、現実的には無視して、屋根裏部屋の管理面だけで考えています。ここ数日間は試験的に開けっ放しにしていました。大雨警報が発令された猛烈な雨の日も、雨水の浸入はありませんでした。屋根裏部屋には季節物と言うよりは、スーツケースやキャンプ道具、工具など、使用頻度が少ない物を置いています。衣類や本、アルバムなどは置いていません。カビ、湿気、高温などなどを考慮すると、小窓は開けっ放しでも良いのか?あるいは定期的な開け閉めがよいのか?防犯上の観点は無視してご教授下さい。よろしくお願いいたします。補足besu1214様のご指摘を受けて追記します。小窓は、レバーを回転させれば、7~8枚の横長ガラスがブラインドのように開くタイプです。ガラスは90度ぐらい上がりそこで止まります。空いた後のガラスの間隔は5~6cmほどです。内側から、はめ殺しの網戸があるので、猫や鳥の進入は考えづらいと思います。

屋根裏部屋の換気:小窓の開閉と湿気対策

屋根裏部屋の換気は、カビや湿気、結露の発生を防ぐ上で非常に重要です。断熱材がないコンパネむき出しの床では、特に注意が必要です。小窓の開閉方法や、その他の換気対策について詳しく見ていきましょう。

小窓の構造と換気効果

ご質問の小窓は、ブラインドのように開閉するタイプで、網戸も付いているとのこと。これは換気には有効な構造です。5~6cmの隙間から空気の流通が期待できます。しかし、開けっ放しが良いか、定期的な開閉が良いかは、いくつかの要素を考慮する必要があります。

開けっ放しのメリットとデメリット

  • メリット:常に換気が行われ、湿気やカビの発生を抑える効果が期待できます。特に夏場は効果的です。雨の浸入がないことを確認済みとのことですので、雨漏りの心配は少ないと考えられます。
  • デメリット:埃や虫の侵入の可能性があります。また、冬場は冷気が入り込み、室温低下につながる可能性があります。さらに、常に開いていることで、防犯上のリスクはゼロではありません。

定期的な開閉のメリットとデメリット

  • メリット:埃や虫の侵入を防ぎやすくなります。冬場は閉めることで室温低下を防げます。防犯上のリスクも軽減できます。
  • デメリット:換気が不十分になり、湿気やカビの発生リスクが高まる可能性があります。定期的な開閉を忘れてしまうと、効果がありません。

最適な換気方法:状況に応じた柔軟な対応

結論から言うと、状況に応じて開け閉めを柔軟に行うことが最も効果的です。

季節による調整

* 夏場:高温多湿になるため、小窓は開けっ放しにするか、定期的に大きく開けて換気するのが良いでしょう。
* 冬場:冷気が入り込むため、基本的には閉めておくのが良いでしょう。ただし、天気が良く、日差しが強い日中は、短時間だけ開けて換気するのも有効です。
* 梅雨時期:湿気が高いため、天気の良い日を選んで、小窓を開けて換気を行いましょう。除湿機を使用するのも効果的です。

天候による調整

雨天時はもちろん、風が強い日も小窓を閉めておく方が安全です。

湿度計の活用

屋根裏部屋に湿度計を設置し、湿度を常にチェックすることで、換気の必要性を判断する目安になります。湿度が60%を超えたら換気を心がけましょう

その他の換気対策

小窓だけでは不十分な場合もあります。以下の対策も検討してみましょう。

換気扇の設置

予算と工事が許すのであれば、換気扇の設置が最も効果的です。壁や天井に設置できるタイプがあります。専門業者に相談しましょう。

除湿剤の使用

除湿剤は、湿気を吸収し、カビの発生を抑える効果があります。特に梅雨時期や、換気が難しい状況下では有効です。

定期的な清掃

屋根裏部屋の清掃は、埃やゴミの蓄積を防ぎ、カビの発生を抑える上で重要です。年に数回は、しっかりと清掃を行いましょう。

専門家の意見:建築士のアドバイス

建築士の視点から見ると、断熱材がない屋根裏部屋は、湿気やカビの発生リスクが高いです。小窓だけでは不十分な場合が多く、換気扇の設置や、断熱材の追加工事を検討する必要があるでしょう。特に、大切な物や、湿気に弱い物を保管する場合は、これらの対策が不可欠です。

まとめ:状況に応じた適切な換気と管理を

屋根裏部屋の小窓の開閉は、季節や天候、湿度などを考慮して柔軟に対応することが重要です。小窓だけでは不十分な場合は、換気扇の設置や除湿剤の使用、定期的な清掃などを併用することで、より効果的な湿気対策を行うことができます。 大切なのは、定期的なチェックと、状況に応じた適切な対応です。

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