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ネズミの侵入経路と被害状況の確認
まず、ネズミが生息している屋根裏の状況を把握することが重要です。ネズミは非常に小さな隙間から侵入できます。そのため、ネズミが侵入していると思われる場所を特定し、そこから侵入を防ぐ対策を行う必要があります。
具体的には、屋根裏の点検口、壁の亀裂、配管の隙間などを注意深く確認しましょう。懐中電灯と、もしあれば防塵マスクを着用して、安全に点検を行いましょう。ネズミの糞や足跡、かじられた跡なども確認し、ネズミの活動範囲を把握します。これらの情報を元に、適切な対策を立てることができます。 写真や動画を撮っておくと、後々対策の効果を確認する際に役立ちます。
市販のネズミ捕獲器を使わない生け捕り方法
市販のネズミ捕獲器を使わずにネズミを生け捕りする方法として、いくつかDIYで作成できるトラップをご紹介します。ただし、これらのトラップは必ずしも全てのネズミに効果があるとは限りません。また、ネズミを捕獲した後、適切な場所に放逐する必要があります。安易に野外に放逐すると、新たな問題を引き起こす可能性があるため、専門業者に相談することをおすすめします。
1. バケツトラップ
- 材料:バケツ(深さのあるもの)、板切れ、餌(パン、ナッツなど)
- 作り方:バケツの中に餌を置き、板切れをバケツの縁に斜めに立てかけます。ネズミが餌を取ろうと板切れを登ると、バケツの中に落ちて生け捕りにできます。
- ポイント:バケツの底に少しだけ水を入れれば、ネズミが脱出するのを防ぐことができます。脱出防止のために、バケツの内側に滑り止めになるような素材を貼るのも有効です。
2. ペットボトルトラップ
- 材料:ペットボトル(2リットル)、餌(パン、ナッツなど)、はさみ
- 作り方:ペットボトルの上部をカットし、逆さに差し込みます。餌をペットボトルの下部に置きます。ネズミは上部から入り込みますが、滑りやすいペットボトルの壁を登って脱出することができません。
- ポイント:ペットボトルの切り口を滑らかに処理し、ネズミが怪我をしないように注意しましょう。餌の量を調整することで、捕獲効率を高めることができます。
3. 箱型トラップ
- 材料:ダンボール箱、餌、板切れ
- 作り方:ダンボール箱に小さな入口を作り、餌を箱の中に置きます。入口に板切れを斜めに立てかけ、ネズミが餌を取ろうとして箱の中に入ったら、板切れを素早く取り除いて閉じ込めます。
- ポイント:箱の大きさはネズミが容易に動き回れる程度のサイズにしましょう。箱の素材は、ネズミがかじって脱出できない丈夫なものを選びましょう。
ネズミの生け捕りに成功した後
ネズミを生け捕りしたら、絶対に素手で触らないようにしてください。ネズミは病原菌を持っている可能性があります。厚手のゴム手袋などを着用して、捕獲したネズミを安全に処理しましょう。
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捕獲したネズミは、決して家の近くに放さないでください。近隣の住宅地や公園などに放逐すると、新たな被害につながる可能性があります。最寄りの保健所や動物愛護団体などに連絡し、適切な処理方法を相談しましょう。
根本的な解決策:ネズミの侵入を防ぐ
ネズミを一時的に捕獲するだけでなく、根本的な解決策として、ネズミの侵入を防ぐ対策を行うことが重要です。
1. 侵入経路の封鎖
ネズミの侵入経路となる隙間を塞ぎましょう。小さな隙間でも、ネズミは侵入できます。セメントやパテ、金属製のネットなどを用いて、隙間を完全に塞ぎましょう。
2. 定期的な清掃
屋根裏や家の周囲を定期的に清掃し、ネズミのエサとなる食べ残しやゴミなどを放置しないようにしましょう。
3. 環境整備
ネズミは湿気を好みます。屋根裏の換気を良くし、湿気を溜めないようにしましょう。また、ネズミが住み着きやすいような雑草や不用品などを除去しましょう。
専門家への相談
DIYトラップで効果がない場合、またはネズミの駆除に不安がある場合は、害虫駆除業者に相談することをお勧めします。専門業者は、適切な駆除方法を提案し、安全にネズミを駆除してくれます。費用はかかりますが、安全で確実な駆除を行うためには、専門家の力を借りることも有効な手段です。
インテリアへの影響と対策
ネズミの被害は、インテリアにも影響を与えます。かじられた家具や壁、糞尿による汚れは、見た目を損なうだけでなく、健康被害にもつながる可能性があります。ネズミ対策と同時に、被害を受けた箇所の修復や清掃も必要になります。
例えば、かじられた家具は修理するか、新しい家具に交換する必要があります。壁や天井の汚れは、専門業者に依頼して清掃してもらうのが良いでしょう。これらの費用も考慮に入れて、予算を立てましょう。