屋根の上の風見鶏!その種類、選び方、設置方法まで徹底解説

にわとりが乗ってる?風向きと方位のオブジェ??飾り?インテリア? 一軒家などの屋根上にたまーに飾り付けられている 方位と風向きがわかるヤツ(にわとりみたいな鶏が頂点に付いてる)の正式名称を教えて下さい!!!!

一軒家の屋根の上で、風向きを示してくれるあのオブジェ、正式名称は「風見鶏」です。古くから建物に設置され、風向きを知るだけでなく、装飾としても愛されてきました。今回は、風見鶏の種類、選び方、設置方法、そしてインテリアとしての魅力について詳しく解説します。

風見鶏の種類と歴史

風見鶏は、その名の通り、風の向きを示すための道具です。古くは18世紀頃にはヨーロッパで広く普及し、教会や城などの建物に設置されていました。日本では、明治時代以降に西洋文化とともに導入され、現在では住宅の装飾として人気があります。デザインも多様で、動物モチーフ(鶏、犬、猫など)や、家紋、船、天使など、様々な種類があります。中でも、鶏をモチーフにした風見鶏が最も一般的です。これは、鶏が夜明けに鳴くことから、新しい日の始まりや、警戒心、そして太陽を象徴する存在として、古くから幸運を呼び込むものと信じられていたためです。

代表的な風見鶏のデザイン

  • 鶏:最もポピュラーなデザイン。力強さや幸運の象徴とされています。
  • 犬:忠実さや警戒心の象徴として用いられることが多いです。
  • 猫:優雅さや神秘性を表現するデザイン。
  • 龍:権力や幸運の象徴として、威厳のあるデザインが多いです。
  • 船:航海安全や幸運を祈願するデザイン。

材質も様々で、銅、真鍮、鉄、ステンレスなど、耐久性のある素材が用いられます。近年では、樹脂製のものも登場し、軽量で安価な点が魅力です。デザインや材質によって価格も大きく異なります。シンプルなデザインのものは数千円から、凝ったデザインや素材のものは数十万円するものもあります。

風見鶏の選び方

風見鶏を選ぶ際には、以下の点を考慮しましょう。

1. デザイン

家の外観や屋根の形状、全体のデザインと調和するものを選びましょう。可愛らしいデザインから、クラシカルなもの、モダンなものまで、様々なデザインがあります。家の雰囲気に合ったものを選ぶことが重要です。例えば、和風住宅には、落ち着いたデザインの風見鶏が、洋風住宅には、より華やかなデザインの風見鶏が合うでしょう。

2. サイズ

屋根のサイズや傾斜に合わせて、適切なサイズを選びましょう。小さすぎると目立たず、大きすぎるとバランスが悪くなってしまうため、事前に屋根の寸法を測り、風見鶏のサイズを確認することが大切です。また、強風時の安全性も考慮し、大きすぎないものを選ぶことも重要です。

3. 素材

耐久性のある素材を選びましょう。屋外に設置するため、雨風や紫外線に強い素材であることが重要です。銅や真鍮は、経年変化による味わいが楽しめる素材として人気があります。一方、ステンレスは、錆びにくく、メンテナンスが容易な素材です。

4. 設置場所

風通しの良い場所に設置しましょう。風向きを正確に捉えるためには、周囲に障害物がない場所が理想的です。また、設置する際に、屋根の構造や安全性を確認し、専門業者に相談することもおすすめです。

風見鶏の設置方法

風見鶏の設置は、屋根の構造や材質によって異なります。安全性を考慮し、専門業者に依頼することを強くお勧めします。自分で設置する場合でも、安全に十分注意し、必要に応じて専門家のアドバイスを求めましょう。高所での作業となるため、転落事故などの危険性を十分に理解した上で作業を行う必要があります。

設置手順(専門家による設置が推奨されます)

  1. 設置場所の確認:風通しの良い場所、屋根の構造などを確認します。
  2. 固定方法の検討:屋根の材質に合わせて、適切な固定方法を選択します。
  3. 風見鶏の取り付け:固定金具を用いて、風見鶏をしっかりと固定します。
  4. 動作確認:風見鶏がスムーズに回転するかを確認します。

風見鶏のメンテナンス

風見鶏は、長期間屋外に設置されるため、定期的なメンテナンスが必要です。特に、金属製の風見鶏は、錆びや腐食を防ぐために、定期的に清掃や塗装を行う必要があります。素材やデザインによってメンテナンス方法は異なりますので、購入時に確認するか、専門業者に相談しましょう。

風見鶏をインテリアとして楽しむ

風見鶏は、単なる風向計ではなく、個性的なインテリアとしても魅力的です。最近では、小型の風見鶏がインテリアとして販売されており、玄関先や庭先に飾ることで、個性を演出することができます。また、アンティーク風の風見鶏は、レトロな雰囲気を醸し出し、空間のアクセントになります。デザイン性の高い風見鶏は、こだわりのインテリアとして、家の個性を際立たせてくれます。

専門家の視点:建築士からのアドバイス

建築士の視点から見ると、風見鶏の設置は、建物の構造や安全性に影響を与える可能性があります。そのため、設置場所や固定方法を適切に検討し、必要に応じて専門業者に相談することが重要です。特に、古い建物や耐震性に不安のある建物では、設置前に建物の状況を詳しく調べることが必要です。また、風見鶏の重量や風圧なども考慮し、安全な設置方法を選ぶことが大切です。

まとめ

風見鶏は、風向きを示す実用的な道具であると同時に、個性豊かなインテリアとしても魅力的なアイテムです。デザイン、サイズ、素材、設置場所などを考慮し、ご自宅にぴったりの風見鶏を選んで、素敵な空間を演出しましょう。設置には専門家のアドバイスを得ることが安全面からも重要です。

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