屋外水槽でアカヒレを飼育!60cm水槽での水草選びと水質管理のポイント

自分は関東出身なのですが、ネットで情報を集め、屋外でもアカヒレは冬越し出来そうだ。と考え、60cm水槽に20匹アカヒレを入れて外で飼育するつもりです。 そこで、水質浄化のために水草を入れようと思っているのですが、まずアナカリスとマツモさえ入れておけば大丈夫でしょうか? ホテイアオイなんかも定番らしいのですが、もともとは温帯地帯の水生植物で冬は放置しておくと枯れてしまうらしいので・・・。 水換えは週に1/3ほどしたほうがいいですか? プラ舟で飼っている人はグリーンウォーターにして放置しているみたいですが・・・。 屋外飼育は始めてなので、アドバイス頂けると助かります。電気器具は使えません。補足お二人型ありがとうございます。 やはり、マツモもアナカリスも枯れてしまうんでしょうか…

60cm水槽でのアカヒレ20匹の屋外飼育:水草選びと水質管理

関東地方でのアカヒレの屋外越冬は、気候条件によっては可能ですが、リスクも伴います。60cm水槽に20匹という飼育密度も考慮すると、水質管理は非常に重要です。アナカリスとマツモだけでは不十分な可能性があり、より適切な水草選びと水質管理方法について解説します。

屋外飼育に適した水草の選定

アナカリスとマツモは、比較的育てやすい水草ですが、関東地方の冬を越えるのは難しいかもしれません。特にマツモは寒さに弱く、冬期には枯れてしまう可能性が高いです。アナカリスも、厳冬期には生育が衰える可能性があります。

より適切な水草の組み合わせとしては、以下の通りです。

  • 浮き草:ホテイアオイは冬に枯れる可能性が高いですが、ウォーターレタスやアマゾンフロッグピットなどの耐寒性のある浮き草を組み合わせると、酸素供給と日射調整に役立ちます。これらの浮き草は、冬でも水面を覆い、水温の急激な変化を防ぐ効果も期待できます。
  • 沈水植物:アナカリスは比較的丈夫ですが、冬季の生育は悪くなります。それに加えて、カナダモウォータースプライトなどの耐寒性のある沈水植物を組み合わせることをお勧めします。これらは、冬期でもある程度生育を維持し、水質浄化に貢献します。
  • 抽水植物:ミズアオイやコウホネなどの抽水植物は、水中に根を張り、茎や葉を水面から出す植物です。これらの植物は、水質浄化だけでなく、隠れ家にもなり、アカヒレのストレス軽減にも繋がります。ただし、水槽のサイズとアカヒレの数から、過密にならないよう注意が必要です。

水草の量については、水槽の約1/3程度を目安に植栽しましょう。多すぎると日光が遮られ、水質悪化につながる可能性があります。

水質管理:水換えとグリーンウォーターについて

週に1/3の水換えは、アカヒレ20匹という飼育密度を考えると、適切な頻度です。ただし、水温差に注意が必要です。外気温と水槽内の水温の差が大きすぎると、アカヒレにストレスを与えてしまう可能性があります。バケツなどに汲み置きした水を使うなど、水温を調整してから水換えを行うようにしましょう。

プラ舟でグリーンウォーターにして放置している飼育方法もありますが、これはリスクが高いです。グリーンウォーターは、微生物の大量発生によって水の色が緑色になる状態です。一見、自然で良いように見えますが、酸素不足やアンモニア濃度の上昇など、水質悪化につながる可能性があります。特に、アカヒレを20匹も飼育する場合は、水質の悪化は深刻な事態を招きかねません。

冬越しの対策

関東地方の冬は、水温が氷点下になる可能性もあります。アカヒレの越冬には、保温対策が不可欠です。

  • 水槽カバー:水槽にカバーをかけることで、保温効果を高めることができます。ただし、酸素不足にならないよう、通気性を確保する必要があります。
  • 断熱材:水槽の周囲に断熱材を巻くことで、さらに保温効果を高めることができます。発泡スチロールやスタイロフォームなどが有効です。
  • ヒーターの使用:電気器具の使用は不可とのことですが、もし可能であれば、低出力のヒーターを使用することで、水温の低下を防ぐことができます。ただし、ヒーターを使用する場合は、安全に配慮し、適切な温度管理を行う必要があります。

これらの対策を講じることで、アカヒレの安全な越冬をサポートすることができます。

専門家の視点:アクアリストからのアドバイス

経験豊富なアクアリストは、屋外飼育においては、水質の急激な変化に注意するようアドバイスしています。特に、雨水や日光の影響を受けやすい屋外水槽では、水質のモニタリングが重要です。定期的な水質検査を行い、必要に応じて水換えや水草の調整を行うことで、安定した環境を維持することができます。

まとめ:屋外飼育の成功への道

アカヒレ20匹の60cm水槽での屋外飼育は、適切な水草選び、水質管理、そして冬越しの対策が不可欠です。アナカリスとマツモだけでは不十分な可能性があるので、耐寒性の高い水草を組み合わせ、水換えの頻度や方法を工夫しましょう。グリーンウォーターはリスクが高いので、水質を常にチェックし、必要に応じて適切な対策を講じるようにしてください。専門家のアドバイスを参考に、安全で快適な環境をアカヒレに提供することで、屋外飼育を成功に導きましょう。

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