小規模シェアハウスでの管理人問題と対処法

小規模シェアハウスでの管理人の横暴に対する悩みです。 通常の賃貸では似た相談を拝見するのですが、シェアハウスではどうなるかと思い投稿させていただきました。 私は現在、ごく普通の二世帯住宅の2階部分3部屋のみをシェアハウスとして運営しているところに住んでいます。 大家兼管理人夫婦が1階に住んでいますが、奥さんは病気で自分一人では動けません。 女性専用で個室は鍵がかかりますが、旦那さんは玄関や他の共用部はいつでも管理人が鍵を開けて入ってきます。 住人が仕事や学校の時間帯は、ゆっくりお茶を飲んだのかカップ等が片づけられていなかったなど、 たびたび私用のあとがあります。 夏場など、薄着できまずい時でもお構いなし、 冬は風邪をひいてのどが痛いと言っても構わず「どこにでかけるの?」等干渉してきました。 定期建物賃貸貸借契約書では立ち入りには事前通告が必要とあるのですが、 出かける前にお風呂など共有スペースの掃除などされると困るので事前申告を提案したところ、 一応掲示板に3時間以上の入室予定時刻は書くようになりましたが、それもいつも直前だし、 多少の時間の前後は通知しない、また短時間の時は事前申告の必要はない、と言い張ります。 また、シェアハウスであることをいいことに「ハウスルール」「人に不快感を与えない」の名のもと 好き勝手に細かいルールを増やしていきます。 家じゅうが「トイレットロールの芯は燃えるごみ」「お風呂は上がる前に全体を水に流す」等々 自分の掃除を楽にしたいがために貼り紙だらけ(現在10枚!)、 メールボックスは「どこそこの電気を消していなかった」「洗濯物はパンパンとするとしわになりにくい」「戸棚の修理をしました」と、 ほぼ毎日の小言や自己PRのメールでいっぱいです。 「女性なのにこの歩き方は・・」「住居人の○○さんは昔いじめられていた、しもぶくれ」等々、 個人情報漏えいやセクハラ発言も多いです。 通常のシェアハウス何軒も住んだ経験がある私は、 管理会社に雇われている管理人さんの仕事ぶりを知っています。 全く同じクオリティは難しいでしょうが、ここのシェアハウスの場合はあまりにもワンマンすぎます。 なので嫁や動物のしつけ感覚で接してくるこの老人の態度に不満があるのですが、 経済的に苦しいのと、2月から3月で転職活動をして4月から新しい生活を始める気なので、 今引っ越しすると費用が無駄になるので引っ越しはまだ先にしたいと考えています。 法律等に詳しい方、この管理人のやり方は行き過ぎだと思いませんか? また、引っ越し費用は請求できませんか?

シェアハウスにおける管理人の権利と義務

まず、重要なのは、賃貸借契約書の内容です。契約書に「管理人の立ち入りに関する規定」がどのように記載されているかを確認しましょう。多くの賃貸借契約書には、管理人の立ち入りは「事前に通知すること」を義務付けています。今回のケースでは、管理人がその義務を履行していない可能性が高いです。

さらに、シェアハウス特有の問題として、共有部分の管理住人のプライバシー保護のバランスが重要になります。管理人は共有部分の清掃や維持管理を行う権利を有しますが、それは住人のプライバシーを侵害するような方法で行ってはなりません。

管理人の行為が、契約書に違反している、または民法上の権利を侵害している可能性があります。具体的には、以下の点が問題視されます。

* 無断立ち入り:事前通知なく、私室以外に立ち入ることは違法です。
* プライバシー侵害:私物の整理や、個人的な行動への干渉はプライバシー権の侵害にあたります。
* セクハラ・パワハラ:容姿や過去の経験に関する発言は、明確なセクハラ・パワハラです。
* 個人情報漏洩:住人の個人情報を他人に漏らすことは違法です。
* 不当なルール設定:住人の合意なく、一方的に細かいルールを増やすことは認められません。

具体的な対処法

現状を変えるためには、以下のステップを踏むことをお勧めします。

1. 証拠の収集

管理人の行為を記録しましょう。メール、貼り紙の写真、音声録音など、証拠となるものを集めてください。これは、後々の交渉や法的措置に非常に重要です。

2. 管理人との直接交渉

まずは、管理人と直接話し合うことを試みましょう。冷静に、具体的な事例を挙げながら、問題点を指摘します。記録した証拠を提示し、改善を求めましょう。

3. 契約書に基づく交渉

直接交渉がうまくいかない場合は、契約書に基づいて交渉します。契約書に違反している点を指摘し、改善を求めましょう。必要であれば、弁護士に相談し、法的措置を検討することもできます。

4. 賃貸住宅管理業者への相談

もし、管理人が大家である場合、賃貸住宅管理業者に相談することも有効です。専門家の立場から、管理人の行為の妥当性について判断してもらうことができます。

5. その他の選択肢

* 自治体への相談:住居環境に関する相談窓口に相談できます。
* 警察への相談:セクハラやパワハラ、個人情報漏洩など、犯罪に該当する行為については警察に相談しましょう。
* 引っ越し:最終手段として、引っ越しを検討します。

引っ越し費用に関する請求

引っ越し費用を請求できるかどうかは、状況によって異なります。管理人の行為が契約違反に該当し、それが引っ越しを余儀なくされた原因であると認められる場合、損害賠償請求ができる可能性があります。しかし、これは裁判になる可能性もあるため、弁護士に相談して、勝訴の見込みなどを確認する必要があります。

専門家の視点

弁護士の視点から見ると、管理人の行為は多くの点で問題があります。特に、無断立ち入り、プライバシー侵害、セクハラ、個人情報漏洩は、法的責任を問われる可能性が高いです。 契約書の内容、証拠の有無、管理人の行為の程度などによって、損害賠償請求の可否や金額は大きく変わってきます。

まとめ

シェアハウスでの管理人問題を解決するには、冷静な対応と証拠の収集が重要です。まずは、管理人との話し合いから始め、それでも改善が見られない場合は、弁護士や専門機関に相談することをお勧めします。引っ越し費用を請求できるかどうかは、状況によって異なりますが、弁護士に相談することで、可能性を探ることができます。 あなたの状況を詳しく弁護士に説明することで、最適な解決策を見つけることができるでしょう。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)