小屋裏収納(ロフト)増築の不安:違法建築のリスクと合法的な増築方法

小屋裏収納(ロフト)増築について、不信感が。違法建築!? 現在、訳あって2階建ての戸建に子供部屋を増築しようと考えております。(戸建は既存不適合住宅ではございません)建蔽率に余裕が無く(容積率、高さ制限に対しては余裕があります)1・2階に増築が不可能な為、3階への増築が可能かをハウスメーカーさんと打ち合わせを致しました。結果は「築浅であっても3階建てを前提にした建築ではないので、不可」とのことでした。この点はネットで調べていたので「やはり・・・」と感じていたのですが。「3階建ては不可能ですが、屋根の形状を変えてロフトを作れば、お子様の部屋に出来ますよ!」と言われました。ロフト(小屋裏収納)は確か、床から天井までの高さが140cmという制限があったはず・・・と思い、その場で業者さんに話をすると「役所の確認の時にそれで通せば、その後は大人が立てるくらいの天井に出来ますよ」と言われたのですが。これって、違法建築ですよね!?取り敢えず、図面と見積だけは出してみないか?という事で、それだけはお願いしました。上記の点を、知り合いの元不動産業の方に相談してみたところ「違法建築になるから、今後立て直しをする時に役所にある図面通りに(天井高等)直さないと解体許可が下りないんじゃないか!?耐震強度も不安だし、止めた方がいいよ」と言われました。私も同様に感じます。けれど、止めた方がいいと考えているのが私だけで家族を納得させられる意見を言えずにいます。(○○と聞いたから、止めよう等と言うのですが「HMの人が大丈夫って言ってるから平気でしょ」という感じで、でしょうか)そこで質問ですが【違法建築物件】のデメリットを教えて頂けませんか?また、解体の許可が下りない等の事例もあるのでしょうか。HMが3階を増築出来ないと言うなら、特許を取得されている某構法で、合法的に3階を増築したいと考えております。どうか、皆様のお知恵を拝借したく宜しくお願い申し上げます。補足お礼の欄に書ききれないので、補足とさせて頂きます。建蔽率ですが、現在はギリギリで建てられている訳ではございませんがカースペースとの兼ね合いもあり、カースペースの上に増築する訳にもいかず(車の出し入れが出来ない構造になってしまう為)上に増築するしかない!と考えた所存にございます。

違法建築の深刻なデメリット

ご心配されている通り、建築基準法に違反した増築は違法建築となり、様々な深刻なデメリットを招きます。ハウスメーカーの提案に不安を感じ、ご家族を納得させるために、違法建築のデメリットを具体的に見ていきましょう。

1. 解体・改築の困難

違法建築は、将来の改築や解体時に大きな問題となります。建築確認申請が下りないため、解体許可を得ることが非常に困難になる可能性が高いです。仮に解体許可が下りたとしても、違法部分の是正を義務付けられ、追加費用が発生します。場合によっては、全面的な改修が必要になるケースもあります。これは、多大な時間と費用を浪費するだけでなく、精神的な負担も大きくなります。

2. 財産価値の低下

違法建築であることが発覚した場合、住宅の価値は大きく下落します。売却を検討する際、買い手が見つからない、または大幅な値引きを余儀なくされる可能性があります。また、ローンを組む際にも、金融機関から融資を受けられない、または金利が高くなる可能性があります。

3. 保険適用外の可能性

火災保険や地震保険などの適用が受けられない、または保険金が支払われない可能性があります。万が一、火災や地震などの災害が発生した場合、経済的な損失が大きくなる可能性があります。

4. 近隣トラブル

違法建築は、近隣住民とのトラブルに発展する可能性があります。建築基準法違反を指摘されたり、苦情を言われたりする可能性があり、良好な隣人関係を維持することが難しくなります。

5. 罰則

建築基準法違反は、罰金が科せられる可能性があります。また、最悪の場合、行政指導を受けることになります。

6. 耐震性の不安

違法建築は、耐震性が不足している可能性があります。地震発生時の被害が大きくなる可能性があり、家族の安全を脅かす危険性があります。

ロフト増築における違法建築の事例

「役所の確認の時にそれで通せば、その後は大人が立てるくらいの天井に出来ますよ」というハウスメーカーの言葉は、建築基準法の抜け穴を狙った発言と捉えるべきです。建築確認申請の段階で基準を満たしていなくても、後に改修すれば問題ないという考え方は危険です。

実際には、建築確認申請時に虚偽の申告を行ったとみなされる可能性があり、これは重大な違法行為です。後から天井高さを変更する際に、改めて建築確認申請を行う必要がありますが、違法建築であることが発覚すれば、申請は却下される可能性が高いです。

また、ロフトの耐震性も問題です。本来の構造計算に基づいていない増築は、地震時に大きな被害を受ける可能性があります。

合法的な増築方法:特許構法の活用

ハウスメーカーが3階建て増築を不可とした理由を明確に確認し、特許構法による合法的な増築の可能性を検討しましょう。特許構法は、独自の技術を用いて建築基準法を遵守した上で、限られた敷地でも増築を可能にする場合があります。

しかし、特許構法を採用する際には、以下の点に注意が必要です。

* 費用:特許構法は一般的な工法よりも高価になる可能性があります。
* 施工業者:特許構法に精通した施工業者を選ぶ必要があります。
* 設計:建築基準法を遵守した設計が不可欠です。
* 確認申請:建築確認申請を確実に取得する必要があります。

特許構法の導入を検討する前に、複数の専門家(建築士、構造設計士など)に相談し、建物の構造、敷地条件、予算などを考慮した上で、最適な増築方法を検討することが重要です。

家族への説明と納得の獲得

ご家族を納得させるためには、違法建築のリスクを具体的に説明することが重要です。単に「違法だからダメ」と言うのではなく、上記のデメリットを丁寧に説明し、将来的なリスクと経済的な負担を理解してもらう必要があります。

また、合法的な増築方法(特許構法など)についても具体的に提示し、安全で安心な増築プランを提案することで、家族の不安を解消し、納得を得られる可能性が高まります。

まとめ

小屋裏収納の増築は、一見手軽な方法に見えますが、違法建築となるリスクを伴います。将来的な問題を回避するためには、建築基準法を遵守した合法的な増築方法を検討することが不可欠です。専門家の意見を聞き、家族とよく話し合って、最適な解決策を見つけてください。

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