旦那が車いす＆要介護となる可能性を見込んだ、住宅選び。旦那になる方が、あと10~20年ほどしたら要介護になっていく可能性が高い事がわかりました。遺伝性のものです。それでも結婚する意志は固まりましたので、育児だけでなく、その先を見越した住宅選びをしたいと思います。今のところ、一軒家よりは管理人が常駐するマンションかなと考えています。また段差のない正面玄関や、広めのエレベータ、車いすを乗車できる駐車場スペースがある等も必要かなと。周辺地域に急な坂道があまり無いことも望ましいかと思います。予算に限りはありますが、もし彼が要介護となっても、あまり変わらない生活が送れる環境であることが一番だと思っています。ご家族の介護経験のある方、お勧めの住宅選びポイントを教えてください。宜しくお願い致します。
Contents
将来に備えた住宅選び：バリアフリー設計の重要性
結婚を控え、将来、ご主人様が要介護になる可能性を考慮した住宅選び、素晴らしい先見の明ですね。 10～20年後のことを考えると、現在の快適さだけでなく、将来的な介護のしやすさ、そしてご夫婦が安心して暮らせるバリアフリー設計が非常に重要になります。マンションと一軒家、どちらが良いか迷われるとのことですが、それぞれにメリット・デメリットがありますので、ご夫婦の状況やライフスタイルに最適な選択をしましょう。
マンションのメリットとデメリット
マンションのメリット：
- 管理体制が整っている：共用部の清掃や修繕、防犯対策などが管理会社によって行われるため、安心です。特に高齢者や要介護者にとって、安心安全な環境は非常に重要です。
- エレベーターの有無：高層階に住んでいても、エレベーターがあれば移動が容易です。車椅子での移動もスムーズになります。
- セキュリティ：防犯カメラやオートロックなど、セキュリティ対策がしっかりしているマンションが多いです。
- 共用施設：フィットネスルームや集会室など、共用施設が充実しているマンションもあります。健康維持や交流の場として活用できます。
マンションのデメリット：
- 自由度の低さ：一軒家と比べて、リフォームや改築に制限がある場合があります。
- 管理費・修繕積立金：毎月の費用負担があります。
- 隣人との距離感：隣人との距離が近く、生活音が気になる場合があります。
一軒家のメリットとデメリット
一軒家のメリット：
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- 自由度の高さ：リフォームや改築が自由にできます。バリアフリー化のための改修も容易です。
- プライバシー：隣人との距離が離れているため、プライバシーが守られます。
- 庭がある場合：庭でガーデニングや趣味を楽しむことができます。
一軒家のデメリット：
- 維持管理の手間：庭の手入れや修繕など、維持管理の手間がかかります。
- 防犯対策：マンションに比べて防犯対策に気を配る必要があります。
- バリアフリー化への費用：バリアフリー化のための改修費用は、マンションよりも高額になる可能性があります。
具体的な住宅選びのポイント
ご主人様の状況を考慮した具体的な住宅選びのポイントを以下に示します。
1. バリアフリー設計の確認
- 段差の解消：玄関、廊下、浴室など、あらゆる箇所の段差をなくすことが重要です。スロープの設置や段差解消工事が必要な場合があります。
- 広々とした空間：車椅子での移動を考慮し、廊下やドアの幅を広く確保しましょう。家具の配置にも注意が必要です。
- 手すりの設置：廊下やトイレ、浴室などに手すりを設置することで、転倒防止に繋がります。
- スイッチ・コンセントの位置：車椅子からでも使いやすい高さにスイッチやコンセントを設置しましょう。
- トイレ：車椅子対応のトイレ、手すり、温水洗浄便座などを備えましょう。介護保険を利用した改修も検討できます。
- 浴室：車椅子対応の浴室、手すり、滑り止めなどを備えましょう。浴室暖房乾燥機も便利です。
2. アクセスの良さ
- 平坦な立地：坂道が少ない平坦な場所を選びましょう。車椅子での移動が容易になります。
- 公共交通機関の便：バス停や駅からの距離も考慮しましょう。買い物や通院にも便利です。
- 駐車場：車椅子対応の広い駐車場があるか確認しましょう。車椅子での乗り降りがしやすいように、スペースに余裕のある駐車場を選びましょう。
3. 周辺環境
- 医療機関の近さ：病院やクリニックが近くにあり、緊急時にも対応できる環境を選びましょう。
- 買い物施設の近さ：スーパーマーケットやドラッグストアなどが近くにあり、日常生活に必要なものが容易に手に入る環境を選びましょう。
- 地域コミュニティ：地域コミュニティが活発な場所を選ぶことで、助け合いの精神が育まれ、安心感が得られます。
4. 予算
バリアフリー住宅は、通常の住宅よりも費用がかかります。予算に合わせて、必要な改修工事や設備を優先順位をつけて検討しましょう。住宅購入費用だけでなく、将来的な改修費用や介護費用なども考慮に入れて予算を立てましょう。
専門家の意見
建築士や福祉住環境コーディネーターなどの専門家に相談することで、より具体的なアドバイスを得ることができます。彼らは、バリアフリー設計の専門知識を持ち、最適なプランを提案してくれます。
まとめ
将来を見据えた住宅選びは、ご夫婦の幸せな生活を築く上で非常に重要です。この記事でご紹介したポイントを参考に、ご夫婦にとって最適な住まいを見つけてください。 焦らず、じっくりと時間をかけて、理想の住まいを探しましょう。 そして、専門家の意見も参考にしながら、安心安全な住環境を手に入れてください。
