寝室隣接の多目的室を喫煙室として活用するための仕切り方法

ドアのない通用口を仕切りたいのですが、自宅を建てた際に、寝室の隣に多目的の三畳程のスペースを作りました。入口は180×90程で、ドアは取り付けなかったのですが、最近になってそのスペースを喫煙部屋に使いたいと思っています。ドアを取り付けるのがベストとは思うのですが、出来るだけ低予算ですませたいのでドア以外の方法でどうにかならないかと思い質問させてもらいました。現在はカーテンを取り付けているだけなので、気密性は無く、タバコの臭いも寝室に入ってしまいます。なるべく臭いが入らないように考慮しながら入口を仕切るにはどうすればいいでしょうか?(見栄えは特には気にしません)

低予算で寝室への臭い漏れを防ぐための仕切り方法

寝室隣接の多目的室を喫煙室として利用したい、けれどもドアの設置は予算的に厳しい、というご相談ですね。タバコの臭いを寝室に漏らさず、かつ低予算で仕切る方法をいくつかご提案します。見栄えは気にしないとのことですので、機能性を重視した方法を提案させていただきます。

1. 簡易的な間仕切り壁の設置

最も効果的なのは、間仕切り壁を作る方法です。完全な壁を作る必要はなく、DIYで簡単に設置できる軽量間仕切りがおすすめです。ホームセンターで売られている木材や石膏ボード、断熱材などを利用して、枠組みを作り、石膏ボードを貼ることで、ある程度の気密性を確保できます。

具体的な手順

1. **材料の選定:** ホームセンターで、木材(ツーバイフォー材など)、石膏ボード、断熱材(グラスウールなど)、ネジ、金具などを購入します。
2. **枠組みの作成:** 入口サイズに合わせて木材で枠組みを作ります。床と天井にしっかり固定することが重要です。
3. **断熱材の設置:** 枠組みに断熱材を隙間なく詰め込みます。これにより、遮音性と断熱性を高め、臭いの漏れを抑制します。
4. **石膏ボードの取り付け:** 枠組みに石膏ボードをネジで固定します。
5. **仕上げ:** 必要に応じて、石膏ボードの表面に壁紙を貼ったり、塗装したりして仕上げます。

ポイント: この方法では、壁の厚さによって気密性が変わります。より高い気密性を求める場合は、厚みのある断熱材を使用したり、壁の内部に気密テープを貼ることを検討しましょう。

2. 高性能なカーテンの活用

カーテンだけでは気密性が低いですが、遮光性・遮音性に優れた厚手のカーテンを使用することで、臭いの漏れをある程度軽減できます。

カーテン選びのポイント

* **素材:** 厚手の生地を選びましょう。遮光カーテンや防音カーテンがおすすめです。
* **生地の密度:** 生地の密度が高いほど、臭いの漏れを抑制できます。
* **レールの選び方:** カーテンレールは、しっかりとしたものを選び、隙間なくカーテンが閉まるように設置しましょう。
* **カーテンの枚数:** 一枚よりも二枚重ねることで、より効果的です。

ポイント: カーテンだけでは完璧な遮断は難しいので、併せて空気清浄機や換気扇などを活用することをおすすめします。

3. アコーディオンドア

アコーディオンドアは、ドアとカーテンの中間的な存在で、比較的安価で設置が容易です。折りたたんで収納できるため、スペースを有効活用できます。ただし、気密性については、カーテンよりも高いものの、壁に比べると劣ります。

アコーディオンドアの選び方

* **素材:** 厚手の生地を選ぶことが重要です。
* **気密性:** 気密性の高いものを選びましょう。製品によっては、気密性を高めるための工夫がされているものもあります。

4. その他工夫

上記の他に、以下の工夫も効果的です。

  • 空気清浄機:** 喫煙室に空気清浄機を設置することで、タバコの臭いを吸着し、寝室への臭い漏れを防ぎます。高性能なフィルターを採用したものを選びましょう。
  • 換気扇:** 換気扇を設置し、こまめに換気することで、室内の空気を入れ替え、臭いを排出します。排気ダクトを外部に接続することで、より効果的です。
  • 消臭剤:** タバコの臭いを消臭する効果のある消臭剤を置くことで、臭いを軽減できます。スプレータイプだけでなく、置き型やジェルタイプなど、様々な種類がありますので、好みに合わせて選んでください。
  • 脱臭機:** 空気清浄機よりも強力な脱臭効果を持つ脱臭機も効果的です。活性炭フィルターなどを利用したものがおすすめです。

専門家の視点:インテリアコーディネーターからのアドバイス

インテリアコーディネーターの視点から見ると、完璧な気密性を確保するには、やはりドアの設置が最も効果的です。しかし、予算の都合上難しい場合は、上記の組み合わせによって、ある程度の効果を得られるでしょう。特に、間仕切り壁と空気清浄機の組み合わせは、コストパフォーマンスに優れ、効果も期待できます。

また、喫煙室の換気は非常に重要です。換気扇の設置や、窓を開けるなど、こまめな換気を心がけましょう。

まとめ

ドア以外の方法で寝室隣接の多目的室を喫煙室として活用する方法は、いくつかあります。予算や状況に合わせて最適な方法を選択し、臭い対策と併せて快適な空間づくりを目指しましょう。 DIYに自信がない場合は、専門業者に依頼することも検討してみてください。

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