寝室の騒音問題:51dB(A)の騒音と設計ミスに関するQ&A

室内騒音が51dB(A)であり、設計ミスと思われます。 10/12 2年目検査時配置トイレに接した寝室があり、室内で51dB(A)の音が測定されました。 設計者へ配置・遮音仕様対応ミスではないかと相談 10/12 測定日、ハウスメーカ音の専門家より間仕切りまたは壁仕様変更での対応は困難なので、 便器を消音型に変更するのが良い。43DBの機種がある 11/7 設計者よりお電話にて壁の仕様は設計通りである 遮音壁性能(GW充填27dB(A))に合格したので施工ミスではない 11/17 設計者よりお電話にて間取りの承認はもらってあり、 社内規定=目標は35dB以下はあくまで参考で建築士・販売元としての責任はない トイレの壁から離れる。または別の部屋で就寝してはどうか。 室内騒音値51dBがへーベルハウス社内騒音規定35dBより大きく、 建築学会・環境省の基準よりも高く、WHOガイドラインでも健康被害となることは設計時に予想できるものであり、 一般便器が採用できるような間仕切り配置、または遮音仕様である必要があります。 下記状況・根拠により設計ミスと考えますので、是正工事費はハウスメーカ負担となると思いますがいかがでしょうか。 CSR(企業の社会的責任)レポートP27企業倫理に関する方針・行動基準 環境・安全・健康への配慮はないのでしょうか 購入者は泣き寝入りとなります。 よろしくお願いします。 記 <騒音測定値> ・遮音壁性能測定値は27dB(A)以上 ・タンクレス便器の音源78dB(A) ・寝室での騒音測定値51dB(A) <これまでの相談内容> ・寝室での騒音値が大きすぎ夜中睡眠障害がでるので設計ミス ・遮音壁で考慮してあっても騒音が大きいことを打ち合わせで確認していない ・そもそも一般便器が採用できない間仕切り・遮音仕様はおかしいので、 ご提案の便器変更工事費は負担してほしい <関係文書> ・WHOの環境騒音のガイドラインP4 「30dB(A)以下にとどめるべきであり,個々の発生音についても45dB(A)を超えるような騒音は避けるべき」 ・建築学会騒音値「NC30~35dB」 ・環境省巻末資料P23「30dB(A)・個体伝搬音は25dB(A)」 ・建築基準法第一条「国民の健康を保護することを目的」

51dB(A)の寝室騒音:設計ミスなのか?解決策を探る

新築住宅の寝室で51dB(A)もの騒音が測定され、睡眠障害に悩まされているとのこと、大変お困りのことと思います。 ご指摘の通り、WHOガイドラインや建築学会の推奨値を大きく上回る数値であり、深刻な問題です。本記事では、この騒音問題の原因究明と解決策について、具体的なアドバイスを交えて解説します。

騒音レベルと健康への影響

まず、騒音レベルと健康への影響について確認しましょう。

  • 30dB(A)以下:静寂な状態。快適な睡眠が可能です。
  • 30~40dB(A):図書館程度の騒音。睡眠に影響を与える可能性は低いですが、敏感な方は気になるかもしれません。
  • 40~50dB(A):静かな住宅地程度の騒音。睡眠の妨げとなる可能性があります。
  • 50dB(A)以上:騒音レベルが高く、不眠やストレス、健康被害のリスクが高まります。51dB(A)は、このレベルに該当します。

51dB(A)という数値は、WHOガイドラインや建築学会の推奨値を大きく超えており、健康被害のリスクが高いレベルです。 睡眠障害だけでなく、ストレスや集中力の低下、高血圧などのリスクも懸念されます。

騒音の原因特定:トイレからの音漏れ

今回のケースでは、隣接するトイレからの騒音が原因と考えられます。タンクレス便器の音源が78dB(A)と非常に高く、遮音壁の性能(27dB(A))を大きく上回っていることが問題です。 つまり、壁の遮音性能が不十分であるか、あるいは音の伝達経路に問題がある可能性が高いと言えるでしょう。

ハウスメーカーの対応と責任

ハウスメーカーは、建築基準法に基づき、居住者の健康と安全を守る責任を負っています。 建築学会や環境省の基準を満たさない設計・施工は、明らかに責任を問われるべきでしょう。 ハウスメーカーの「社内規定は参考」という主張は、法的な根拠に乏しく、顧客の健康被害を軽視していると言えます。

具体的な解決策

現状を改善するためには、以下の対策を検討する必要があります。

1. 便器の交換

ハウスメーカーが提案している消音型便器への交換は、効果的な第一歩です。43dB(A)の機種であれば、騒音レベルを大幅に低減できる可能性があります。

2. 遮音材の追加

便器交換だけでは不十分な場合は、壁や床への遮音材の追加工事を検討しましょう。 例えば、グラスウールや遮音シートなどを追加することで、音の伝達を抑制できます。 ただし、既存の壁構造によっては施工が困難な場合もあります。専門業者に相談し、最適な方法を検討することが重要です。

3. 間仕切りの強化

トイレと寝室の間仕切りの強化も有効です。 現状の壁構造を分析し、遮音性能の高い素材や工法を用いた改修が必要となるでしょう。 これは、専門的な知識と技術が必要となるため、信頼できる業者に依頼することが重要です。

4. 寝室の位置変更

もし、上記の方法で騒音問題が解決しない場合は、寝室の位置変更も検討する必要があります。 これは、大規模な工事となる可能性が高いですが、健康被害を避けるためには、最終手段として考慮すべきでしょう。

専門家への相談

騒音問題の解決には、専門家の助けが必要となるケースが多いです。 建築音響の専門家や、騒音測定に精通した業者に相談し、客観的なデータに基づいた解決策を見つけることが重要です。 専門家に見てもらうことで、騒音の原因を特定し、適切な対策を講じることができます。

法的措置

ハウスメーカーとの交渉が難航する場合は、弁護士に相談し、法的措置を検討するのも一つの手段です。 建築基準法や消費者契約法に基づき、ハウスメーカーに責任を問うことができます。

まとめ

51dB(A)という寝室の騒音レベルは、健康に深刻な影響を与える可能性があります。 ハウスメーカーには、責任ある対応を求める必要があります。 まずは、ハウスメーカーと真摯に交渉し、問題解決に向けて努力しましょう。 それでも解決しない場合は、専門家や弁護士に相談し、適切な手段を講じることをお勧めします。 快適な睡眠環境を取り戻すため、諦めずに粘り強く対応することが重要です。

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