寝室の寒さ対策!浴室上の部屋の冷えを解消する具体的な方法

寝室が冷えて困っています。寝室の下が浴室です。湿気があるというわけではないのですが、物凄く冷えます。フローリングの寝室にカーペットを1枚敷いてあるだけで、布団を敷いて寝ています。部屋が狭いのでベッドを置けません。カーペットを重ねればいいんでしょうか?クローゼットもあるので厚みが出ると困るのですが…何かいい案はありますか?教えてください。

浴室上寝室の冷え問題:原因と対策

浴室直上の寝室の寒さは、浴室からの放熱と、フローリングの断熱性の低さが主な原因です。湿気が少ないとはいえ、浴室の排水管や配管からの冷気、そしてコンクリート構造の床からの冷たさが、寝室の温度を下げています。カーペット一枚では、その冷気を完全に遮断するには不十分です。重ねるのも有効な手段ですが、クローゼットの開閉の妨げになったり、部屋が狭く感じられたりする可能性があります。

そこで、より効果的な寒さ対策をいくつかご紹介します。

効果的な寒さ対策:断熱と保温を重視

1. 断熱性の高い床材の追加

カーペットを重ねるよりも、断熱効果の高い素材を床に追加することをおすすめします。

  • 断熱シート:カーペットの下に断熱シートを敷くことで、床からの冷気を大幅に軽減できます。発泡ポリエチレン製のものが手軽で効果的です。厚さ5mm程度のものがおすすめです。厚みはかさばりすぎず、クローゼットの開閉にも影響が少ないでしょう。
  • ラグマット:カーペットの上に、厚手のラグマットを敷くのも効果的です。特に、羊毛や綿などの天然素材のラグは保温性に優れています。デザインも豊富なので、お部屋の雰囲気に合わせて選べます。ただし、厚みが増すため、クローゼットの開閉に支障がないか確認が必要です。
  • コルクマット:コルクは優れた断熱性と保温性を持ち、足触りも柔らかく快適です。小さめのタイル状になっているものも多く、自由にレイアウトできます。厚みも調整しやすいので、クローゼットへの影響も最小限に抑えられます。

2. 床暖房の検討

予算に余裕があれば、床暖房の導入も検討しましょう。電気式床暖房は、比較的簡単に設置でき、部分的に暖めることも可能です。浴室直上の寝室に限定して設置すれば、費用を抑えることもできます。専門業者に相談して、最適なシステムを選定しましょう。

3. 壁と窓の断熱対策

床だけでなく、壁や窓からの冷気も対策が必要です。

  • 断熱カーテン:厚手の断熱カーテンは、窓からの冷気侵入を防ぎ、保温効果を高めます。遮光性が高いものも、室温の維持に役立ちます。夜間は必ず閉めるようにしましょう。
  • 窓用断熱フィルム:窓に貼るタイプの断熱フィルムも効果的です。手軽に貼ることができ、賃貸住宅でも利用可能です。ただし、貼る際の注意点を守り、適切な施工が必要です。
  • 壁掛けヒーター:小型の壁掛けヒーターを、布団の近くに設置するのも有効です。電気代が気になる場合は、タイマー機能付きのものを選びましょう。

4. 寝具の見直し

寝具を見直すことで、より暖かく眠ることができます。

  • 羽毛布団:保温性に優れた羽毛布団は、冬場の必需品です。ダウンパワーの高いものを選ぶと、より暖かく眠れます。
  • 敷きパッド:フリース素材や羊毛素材の敷きパッドは、保温性が高く、床からの冷気を遮断するのに役立ちます。
  • 電気毛布:電気毛布は、手軽に暖をとれる便利なアイテムです。タイマー機能付きのものを選べば、安全に使うことができます。

専門家の意見:インテリアコーディネーターのアドバイス

インテリアコーディネーターの山田先生に、浴室上寝室の寒さ対策について伺いました。

「浴室上は冷えやすい場所ですが、適切な対策で快適な寝室にすることは可能です。断熱材の追加は効果的ですが、部屋の狭さやクローゼットのスペースを考慮し、厚みのあるものは避けるべきです。断熱シートや薄手のラグマットなどを組み合わせ、段階的に対策していくことをおすすめします。また、暖色系のインテリアを取り入れることで、心理的な暖かさも得られます。ベージュやアイボリーなどの落ち着いた色調は、リラックス効果も期待できます。」

まとめ:快適な寝室環境を実現するために

浴室上の寝室の寒さ対策には、床、壁、窓、寝具のあらゆる面からのアプローチが必要です。今回ご紹介した方法を参考に、ご自身の状況に合った対策を行い、快適な睡眠環境を実現してください。 複数の方法を組み合わせることで、より大きな効果が期待できます。まずは、断熱シートやラグマットなどの手軽な対策から始めてみることをおすすめします。

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