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アシダカグモの侵入経路と生態
アシダカグモは、その大きさから恐怖を感じますが、実は益虫として知られています。ゴキブリやハエなどの害虫を食べてくれるため、家の中にいると害虫駆除に役立つ存在なのです。質問者様のご自宅では、5年間もゴキブリを見ていないとのことですので、アシダカグモが住み着いている可能性は十分考えられます。
では、アシダカグモはどのようにして室内に侵入するのでしょうか?
- 窓やドアの隙間: いくら網戸が閉まっていても、わずかな隙間から侵入してきます。特に古い建物の場合は、隙間が大きくなっている可能性があります。
- 換気扇: 換気扇の排気口からも侵入する可能性があります。換気扇のフィルターの隙間や、本体と壁の隙間から入り込むケースも。
- 排水管: 排水管を通じて侵入することもあります。下水道から建物内に侵入し、そこから部屋にたどり着くケースも考えられます。
- 荷物や家具: ダンボールや家具などに潜んで持ち込まれる可能性もあります。特に中古の家具などを購入する際は注意が必要です。
体長約10cmとのことですが、これは成体のメスで、かなり大型です。すでに住み着いている可能性が高いと言えるでしょう。
アシダカグモを室内から追い出す方法
アシダカグモは人間を積極的に襲うことはありません。しかし、突然現れると驚いてしまうため、できれば室内から追い出してしまいたいものです。
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- 隠れ場所の撤去: アシダカグモは暗い場所や物陰を好みます。不用品を整理し、部屋を清潔に保つことで、隠れ場所を減らし、住み着きにくくすることができます。特に、家具の後ろや、床と壁の隙間などは重点的に掃除しましょう。
- 誘引剤の使用: アシダカグモはゴキブリなどを餌にしているので、ゴキブリを誘引するタイプの殺虫剤を使用すると、アシダカグモも集まってくる可能性があります。ただし、アシダカグモを直接駆除する目的ではないため、注意が必要です。
- 粘着シート: ゴキブリ用の粘着シートを置いておくのも効果的です。アシダカグモが粘着シートに貼り付く可能性があります。
- 窓やドアの隙間を塞ぐ: 窓やドアの隙間をコーキングなどで塞ぐことで、侵入経路を断つことができます。特に、古い建物の場合は、隙間が大きくなっている可能性が高いので、しっかりと塞ぎましょう。
- 専門業者への依頼: どうしても駆除できない場合は、害虫駆除業者に依頼することを検討しましょう。専門業者は適切な駆除方法を選択し、迅速かつ確実に駆除してくれます。
アシダカグモと共存するためのインテリア選び
アシダカグモを完全に排除するのは難しい場合があります。そこで、共存するためのインテリア選びも重要です。
清潔感のあるインテリアで隠れ家をなくす
アシダカグモは暗い場所を好みます。そのため、明るい色の壁や床材、そして整理整頓された部屋は、アシダカグモにとって居心地の悪い環境となります。例えば、ベージュやアイボリーなどの明るい色の壁や、ダークブラウンではなく、明るいブラウンの家具を選ぶことで、隠れ場所を減らすことができます。
自然素材を取り入れることで、アシダカグモの侵入を防ぐ
アシダカグモは、化学物質の強い匂いを嫌う傾向があります。そのため、天然素材の家具や、無垢材の床などを採用することで、アシダカグモの侵入を防ぐ効果が期待できます。
専門家からのアドバイス
害虫駆除のプロであるA社に話を伺ったところ、「アシダカグモは益虫であるため、殺虫剤を使用する必要はありません。まずは、隠れ場所をなくすことを優先しましょう。そして、窓やドアの隙間を塞ぐことで、侵入を防ぐことができます。」とのことでした。また、「どうしても気になる場合は、専門業者に相談することをお勧めします。」とアドバイスをいただきました。
まとめ
アシダカグモは、一見怖いですが、ゴキブリなどの害虫を駆除してくれる益虫です。まずは、部屋の掃除や整理整頓を行い、隠れ場所をなくすことから始めましょう。それでも不安な場合は、専門業者に相談することをお勧めします。インテリア選びにおいても、明るい色や自然素材を取り入れることで、アシダカグモと共存しやすい環境を作ることができます。