ご家族の寝ている時の痒み、とても心配ですね。夜中に痒くて目が覚める、という状況は辛いものです。 奥様とお子様(共に4ヶ月)が夜中に痒みで目が覚め、別の部屋に移動すると症状が軽減するという状況、そして、医師の診断やアレルギー検査の結果、ご自身で実施された様々な対策にも関わらず、痒みが改善しないとのこと。原因の特定と適切な対策が急務ですね。
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ダニ以外の可能性を探る
医師の診断でダニではないと言われているにも関わらず、アレルギー検査でハウスダストとダニに反応が出ている点が気になります。これは、ダニそのものよりも、ダニの死骸や糞、ハウスダストに含まれるタンパク質などへのアレルギー反応の可能性を示唆しています。レベル3という数値は、軽度から中等度のアレルギー反応を示す可能性があります。
ハウスダストの特定
絨毯交換時に白い粉状の物質が出てきたという記述が重要です。これは、カビや建材の粉塵、あるいは防虫剤などの残留物かもしれません。これらの物質が空気中に舞い上がり、夜間に滞留することで、アレルギー症状を悪化させている可能性があります。
- 白い粉の正体を特定する: もし可能であれば、その白い粉を採取し、専門機関(環境衛生検査機関など)に成分分析を依頼することをお勧めします。これにより、具体的なアレルゲンを特定できます。
- 空気清浄機の導入: 高性能な空気清浄機は、ハウスダストやカビ胞子、ダニの死骸などを除去するのに効果的です。特にHEPAフィルター搭載の機種を選びましょう。
- 定期的な清掃: 掃除機をかけるだけでなく、拭き掃除や湿式掃除機なども活用し、ハウスダストを徹底的に除去しましょう。特に、畳や床、家具の裏側など、普段掃除しにくい場所にも注意が必要です。
- 寝具の選択: ダニを通しにくい素材の布団カバーやシーツを使用しましょう。綿100%のものは通気性も良く、ダニの繁殖を防ぐのに役立ちます。
その他の可能性
ダニやハウスダスト以外に、以下のような可能性も考えられます。
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- 衣類や寝具の洗剤・柔軟剤のアレルギー: 最近洗剤や柔軟剤を変えた場合は、それらが原因の可能性があります。一度、無香料・無添加の洗剤に切り替えて様子を見てみましょう。
- 食品アレルギー: 夜間の痒みと、昼間には症状が消えるという点から、夕食で摂取した食品が原因の可能性も考えられます。食品アレルギーの疑いがある場合は、医師に相談しましょう。
- ストレス: 産後のホルモンバランスの変化や育児によるストレスも、皮膚症状を悪化させる可能性があります。十分な休息とストレス軽減策を心がけましょう。
- 乾燥: 冬場など空気が乾燥している時期は、皮膚のバリア機能が低下し、痒みが出やすくなります。加湿器を使用するなど、室内の湿度を適切に保つことが重要です。
具体的な対策と専門家のアドバイス
現状の対策では効果が見られないため、より具体的な対策が必要です。以下に、専門家のアドバイスに基づいた対策を提案します。
専門家への相談
- アレルギー専門医の受診: より詳細なアレルギー検査を行い、具体的なアレルゲンを特定してもらうことが重要です。パッチテストなども検討しましょう。
- 皮膚科医の受診: 痒みと発疹の原因を特定し、適切な治療法を処方してもらう必要があります。ステロイド軟膏などの外用薬や、抗ヒスタミン薬などの内服薬が処方される可能性があります。
生活環境の見直し
- 徹底的な清掃: 掃除機だけでなく、雑巾がけや、できればスチームクリーナーを使用し、畳や床、家具などを徹底的に清掃しましょう。特に、目に見えないハウスダストやカビを除去することが重要です。
- 湿気の対策: 畳や布団は、定期的に天日干しを行い、湿気を除去しましょう。除湿機を使用するのも効果的です。
- 寝具の管理: 布団カバーやシーツは、こまめに洗濯し、清潔に保ちましょう。ダニ対策として、布団乾燥機を使用するのも有効です。
- 換気: 定期的に窓を開けて換気を行い、室内の空気を入れ替えましょう。特に、夜間は二酸化炭素濃度が高くなるため、就寝前に換気を十分に行うことが重要です。
まとめ
奥様と小さなお子様の痒み、原因特定が困難な状況ですが、諦めずに一つずつ対策していくことが大切です。専門家の力を借りながら、生活環境の見直し、アレルゲンの特定、そして適切な治療を行うことで、症状の改善に繋がるはずです。焦らず、じっくりと原因を探り、解決策を見つけていきましょう。