寒冷地での新築、2×6と在来木造、どちらを選ぶべき?50坪、ヒートポンプ床暖房導入事例を交えた徹底解説

2×6と在来木造どちらで新築にしようか選択にせまられています。金額が同じであればどちらをおすすめしますか。ちなみに地域は寒冷地です。坪数50です。ヒートポンプ床暖房を1階につけ2階12畳と10畳には床暖房つけずエアコンで対応予定です。ダイニングに3畳ほどの吹き抜けの予定です。吹き抜けでリビング階段は寒いでしょうか。現在、灯油で床暖房の部屋にいますが、快適なので床暖にしたいのです。いろいろなアドバイスお詳しい方や実際に住んでいらっしゃる方、ご教授下さい。補足高機密・高断熱です。サッシもLow-Eで三ツ星以上です。リビングダイニングが20畳ほどになる予定です。変更はいまからでもききます。在来はウレタン発泡での断熱です。2×6はグラスウールです。こちらはセキスイハイムです。

寒冷地での住宅建築、2×6と在来木造の比較

50坪の住宅建築、寒冷地という条件下で2×6と在来木造の選択に迷われているとのこと。金額が同じであれば、どちらがおすすめか、様々な観点から検討していきましょう。ヒートポンプ床暖房の導入、吹き抜け、リビング階段など、具体的なプランも踏まえて解説します。

断熱性能の比較:2×6と在来木造

まず、最も重要なのは断熱性能です。寒冷地では、特に断熱性能の高さが快適な住環境に直結します。

* 2×6工法:一般的に在来工法よりも高い断熱性能を誇ります。壁厚が厚いため、断熱材を多く入れることができ、熱の逃げを抑制します。今回のプランではグラスウールを使用とのことですが、グラスウールは一般的な断熱材で、適切な施工が行われれば高い断熱効果を発揮します。
* 在来木造:ウレタン発泡断熱を採用とのこと。ウレタンフォームは気密性が高く、優れた断熱性能を持つ一方で、施工の精度が仕上がりに大きく影響します。施工不良があると、断熱性能が低下する可能性があります。

結論:高断熱・高気密を謳うセキスイハイムであれば、どちらの工法でも十分な断熱性能が期待できますが、2×6工法の方が、構造的に断熱材を多く入れやすく、より高い断熱性能を確保しやすい傾向があります。特に寒冷地では、このわずかな違いが大きな快適性の差につながります。

気密性能の比較:2×6と在来木造

気密性も快適な住まいには欠かせません。気密性が高いと、室内の温度を安定させやすく、冷暖房効率が向上します。

* 2×6工法:構造上、気密性の確保がしやすいと言われています。
* 在来木造:ウレタンフォームは気密性が高いですが、施工精度が重要になります。

結論:セキスイハイムのような大手メーカーであれば、どちらの工法でも高い気密性能が期待できます。ただし、施工精度に左右される面があるため、施工実績や評判をしっかり確認することが重要です。

吹き抜けとリビング階段の寒さ対策

3畳の吹き抜けとリビング階段は、熱が逃げやすい部分です。寒冷地では、特に注意が必要です。

* 対策:

  • 高性能な窓:Low-Eガラスの三ツ星以上とのことですが、吹き抜け部分の窓は、さらに高性能なものを選択することを検討しましょう。例えば、トリプルガラスや断熱性能の高い窓枠を採用するなどです。
  • カーテンやブラインド:断熱効果のある厚手のカーテンやブラインドを必ず設置しましょう。夜間は必ず閉めるようにしましょう。
  • 気密性の確保:吹き抜け部分の気密性を高める工夫が必要です。専門業者に相談し、適切な対策を講じてもらうことをおすすめします。
  • 暖房計画:吹き抜け部分に暖房器具を設置したり、空気を循環させる工夫をすることで、寒さを軽減できます。例えば、天井埋め込み型のファンヒーターなどを検討するのも良いでしょう。

ヒートポンプ床暖房とエアコンの組み合わせ

1階はヒートポンプ床暖房、2階はエアコンというプランです。これは、床暖房の快適性を重視しつつ、コストを抑えるための賢い選択です。

専門家の意見

建築士や住宅会社に相談し、それぞれの工法の長所短所、コスト、メンテナンス性などを詳しく聞きましょう。特に寒冷地での建築経験が豊富な業者を選ぶことが重要です。

まとめ:寒冷地での最適な選択

金額が同じであれば、寒冷地での50坪住宅においては、2×6工法の方が断熱性能、気密性能の面で有利と言えるでしょう。しかし、最終的な判断は、ご自身のライフスタイルや予算、そして何より信頼できる建築業者との相談によって行うべきです。

セキスイハイムは高気密・高断熱住宅を専門としていますので、どちらの工法を選んでも快適な住まいになる可能性は高いです。しかし、吹き抜けやリビング階段など、熱の逃げやすい部分への対策は、より慎重に行う必要があります。

重要なのは、断熱性能・気密性能の高い住宅を建てること、そして、その性能を最大限に活かすための適切な設計と施工を行うことです。 複数の業者に見積もりを依頼し、それぞれの提案内容を比較検討することをお勧めします。

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