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寒冷地でのi-cubeと床暖房:必要十分か?
一条工務店のi-cube、特に寒冷地での床暖房の有効性について、多くの疑問が寄せられています。営業マンの意見が分かれている点も気になりますね。結論から言うと、「床暖房のみで十分」とは言い切れません。状況によって追加の暖房器具が必要になるケースがあります。
一条工務店の営業マンの主張:家全体を温める床暖房
一条工務店の営業マンは、i-cubeの床暖房が家全体を温めるため、他の暖房機は不要と主張します。これは、i-cubeの高気密・高断熱性能と床暖房の相乗効果によるものです。高気密・高断熱により、熱が逃げにくく、床暖房で効率的に室温を維持できるという考え方です。
他メーカー営業マンの反論:20℃では不十分?
一方、他メーカーの営業マンは、床暖房の温度が20℃程度では、部屋全体を暖めるのは難しいと指摘します。オイルヒーターの例を挙げ、60℃の高温でも十分な暖房効果を得るには工夫が必要であることを示唆しています。これは、床暖房だけでは、特に寒冷地や広さのある部屋では、隅々まで暖まりにくく、足元は暖かいものの、頭寒足熱の状態になりやすいことを意味します。
現実的な状況:地域・間取り・生活スタイルによる違い
実際には、地域、間取り、生活スタイルによって、必要な暖房方法が変わってきます。
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- 地域:北海道や東北などの寒冷地では、床暖房のみでは不足し、補助暖房が必要となる可能性が高いです。
- 間取り:吹き抜けや大きな窓がある場合は、熱が逃げやすいため、床暖房だけでは不十分です。
- 生活スタイル:長時間家を空ける場合や、暖房を強く希望する場合は、補助暖房が必要となるでしょう。
例えば、北海道で200㎡を超えるi-cubeに住んでいる場合、床暖房だけでは寒さを感じる可能性があります。一方、東北地方のコンパクトなi-cubeであれば、床暖房だけで十分な暖かさを感じられるかもしれません。
寒冷地での効率的な暖房方法:床暖房+αの提案
寒冷地でi-cubeに住む場合、床暖房をメインに、状況に応じて補助暖房を検討することが重要です。
おすすめの補助暖房
- エアコン:全館空調システムが導入されている場合は、床暖房との併用で効率的な暖房が可能です。エアコンは、床暖房では暖まりにくい部屋の隅や、一時的な暖房に役立ちます。
- 電気ストーブ:ピンポイントで暖めたい場合に便利です。リビングの一角や、脱衣所などに設置すると効率的です。
- ハロゲンヒーター:即効性があり、寒い朝などに便利です。ただし、火傷の危険性があるので、小さなお子さんやペットがいる家庭では注意が必要です。
専門家の意見:建築士やエネルギーコンサルタントに相談することで、最適な暖房システムの設計や、省エネルギー対策についてアドバイスを受けることができます。
i-cubeの気密性と生活臭:対策方法
高気密・高断熱住宅は、気密性が高いため、臭いがこもりやすいというデメリットがあります。新築時は特に、建材や家具の臭い、生活臭などがこもりやすく、3ヶ月で生活臭がするというのは、決して珍しいことではありません。
生活臭対策:換気と消臭
- 24時間換気システムの活用:i-cubeにも24時間換気システムが搭載されているはずです。適切に機能しているか確認し、フィルターの清掃や交換を定期的に行いましょう。
- 窓の開放:天気の良い日には、窓を開けて換気をしましょう。風通しをよくすることで、臭いを軽減できます。
- 消臭剤や空気清浄機:消臭効果のあるスプレーや、空気清浄機を使用することで、臭いを軽減できます。活性炭フィルター搭載の空気清浄機がおすすめです。
- 家具や建材の臭い対策:新築時は建材や家具から臭いが発生することがあります。臭いの原因となるものを特定し、対策しましょう。例えば、家具の裏地を剥がしたり、換気をしたりすることで臭いが軽減されます。
専門家の意見:シックハウス症候群の専門医に相談することで、原因特定や適切な対策方法についてアドバイスを受けることができます。
まとめ:快適なi-cubeライフを送るために
寒冷地でのi-cube生活において、床暖房は重要な暖房手段ですが、それだけでは不十分な場合もあります。地域、間取り、生活スタイルを考慮し、必要に応じて補助暖房を検討しましょう。また、高気密住宅特有の生活臭対策も忘れずに、快適な住まいを実現してください。