家賃滞納と息子の急死:未払い家賃の責任と対応について

前回の質問の回答にもあった件ですが。質問いたします。家賃の件で、8月5日の午前10時30分に会社から息子が出社していないと連絡があり、アパートに様子をみにいきました。室内の電気がついていたのですが、本人はいませんでした。鍵を私たちは持っていなかったので、翌日元息子の嫁に鍵を借りて、6日に部屋を空けて中の様子を伺ったところ電気とテレビ(ビデオ状態)が着けっぱなしでした。部屋の目に付くところに、アパートの管理会社(保険)の督促状があったので親として見捨てられずその日に息子名義で振り込みました。(今までも、ちょくちょく電気・ガス・家賃・生活費が足りないことがあり援助する形になっておりました。)ギャンブル’(誘惑)に弱いところがあり、お金にはルーズな部分がある息子でした。電話に留守電に連絡をくれるように伝言とアパートに置手紙を置いておきました。その後、9日に会社から電話があり、警察から電話があり息子さんが亡くなっているみたいで警察にすぐに電話をするようにいわれ、電話をし確認するをしに警察署にいきました。本人と確認しました。(車の中で自ら命を絶っていました)12日に、死亡診断書(違いますが)が発行され、確認したところ4日になくなっていたという書面 でした。この場合、どういう判断になるのか教えてください。宜しくお願いします。

悲劇的な状況と未払い家賃の責任

ご子息の突然の訃報、心よりお悔やみ申し上げます。このような状況下での家賃問題への対応は、非常に困難な判断を迫られることでしょう。まず、ご子息の死因が自殺であったこと、そして家賃滞納があったこと、そしてご自身が滞納分を支払ったという事実を整理する必要があります。

未払い家賃の法的責任

ご子息が亡くなられた時点で、家賃債務は消滅するわけではありません。賃貸借契約は、ご子息とアパート管理会社との間の契約です。ご子息の相続人が、その債務を負うことになります。相続人は、ご子息の配偶者、子供、両親などです。相続人が複数いる場合は、相続割合に応じて家賃の未払い分を負担することになります。

しかし、今回のケースでは、ご子息が亡くなった時点で既に家賃を支払われており、法的責任は既に解消されています。ご自身が支払ったという事実は、相続放棄を検討する上でも重要な要素となります。

相続放棄について

相続放棄とは、相続財産を受け継がないことを裁判所に対して申し立てる手続きです。相続財産には、預金や不動産だけでなく、負債(借金)も含まれます。ご子息の未払い家賃は負債に該当します。相続放棄をすることで、未払い家賃の責任を負うことを免れることができます。ただし、相続放棄には期限があります。相続開始を知った時から3ヶ月以内に行う必要があります。

相続放棄の手続きは、家庭裁判所で行います。必要な書類は、相続放棄申述書、戸籍謄本、死亡診断書などです。専門の弁護士に相談することを強くお勧めします。弁護士は、相続放棄の手続きをスムーズに進めるためのサポートをしてくれます。

具体的なアドバイスと今後の対応

この悲痛な状況において、冷静な判断と適切な手続きが重要です。

1. 弁護士への相談

まず、弁護士に相談することを強くお勧めします。弁護士は、法律的な知識に基づいて、最適な解決策を提案してくれます。相続放棄の手続き、未払い家賃に関する法的責任、その他の相続問題など、様々な問題についてアドバイスを受けられます。

2. アパート管理会社との連絡

ご子息の死亡をアパート管理会社に伝え、状況を説明しましょう。状況を理解してもらえれば、今後の対応について柔軟に対応してくれる可能性があります。

3. 保険の確認

ご子息が死亡保険などに加入していた場合は、保険金請求の手続きを進めましょう。保険金があれば、未払い家賃の支払いに充当できる可能性があります。

4. 精神的なケア

このような悲劇的な出来事の後、ご自身の精神的なケアも大切です。信頼できる友人や家族、専門機関に相談し、心の支えを得ましょう。

専門家の視点:相続問題と家賃滞納

相続問題に詳しい弁護士の視点から見ると、今回のケースは、相続放棄の検討が重要になります。ご子息の未払い家賃は、相続財産の一部として扱われます。相続放棄をせずに相続した場合、ご自身もその債務を負うことになります。しかし、既に支払いを済ませているため、相続放棄をすることで、経済的な負担を軽減できる可能性があります。

また、相続放棄の手続きには期限がありますので、迅速な対応が求められます。弁護士に相談し、適切な手続きを進めることが重要です。

まとめ

ご子息の死という悲劇的な状況の中で、未払い家賃の問題は非常に辛いものですが、冷静な対応が重要です。弁護士に相談し、相続放棄などの手続きを検討することで、法的リスクを軽減し、今後の生活を安定させることができます。ご自身の精神的なケアも忘れずに、周りの人に支えられながら、一歩ずつ進んでいきましょう。

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