家相とインテリア:トイレ、洗面所、鬼門線…大丈夫?基本的な確認と安心できる間取りの作り方

家相の基本的なレベルから見てこれはOKの範囲でしょうか?
①鬼門線(15度)にトイレの部屋の一部がかかります。便器ははずれています。
②鬼門線(15度)に洗面台と洗濯槽がまともにかかります。
③家相は1階のみで2階は関係ないですか?
④家の中心の出し方は、欠けがあっても欠けが無いと仮定し架空の線を引き、四角を作って中心を出す。

新築やリフォームを検討する際、気になるのが家相ですよね。特に鬼門線にかかるトイレや洗面所などは、不安に感じる方も多いのではないでしょうか。この記事では、家相の基本的な考え方から、具体的な間取りの例、そして専門家の意見も交えながら、ご質問にお答えしていきます。間取り変更を余儀なくされることなく、安心して暮らせる家づくりを目指しましょう。

家相の基本と鬼門線について

家相とは、建物の配置や間取りが、住む人の健康や運勢に影響を与えるという考え方です。古くから伝わる伝統的な知恵であり、現代でも多くの人が参考にしています。家相には様々な流派があり、考え方にも違いがありますが、共通して重視されるのが「鬼門」と「裏鬼門」です。鬼門は北東の方角、裏鬼門は南西の方角を指し、これらの場所には不浄なものや邪気が入りやすいとされています。そのため、トイレや洗面所などの水回り、ゴミ置き場などを配置するのは避けられることが多いです。

ご質問にある「鬼門線(15度)」とは、厳密には鬼門の方角を正確に示す線ではなく、鬼門の方角を中心とした一定の範囲を示すものです。この範囲に水回りなどが一部かかると、凶相と判断されるケースもありますが、必ずしも全てが悪いわけではありません。重要なのは、便器や洗面台などの水回りの主要部分が鬼門線にかかっているかどうかです。

ご質問への回答

①鬼門線(15度)にトイレの部屋の一部がかかります。便器ははずれています。

便器自体が鬼門線から外れているのであれば、比較的影響は少ないと考えられます。ただし、トイレ全体の配置場所や、部屋の広さ、他の設備との関係性なども考慮する必要があります。トイレのドアの位置や、換気口の位置なども、家相を検討する上で重要な要素となります。

②鬼門線(15度)に洗面台と洗濯槽がまともにかかります。

洗面台と洗濯槽が鬼門線にかかっているのは、家相的にあまり良くないとされるケースが多いです。特に、水を使う設備は、気の流れを悪くする可能性があるとされています。もし可能であれば、配置場所の変更を検討するのが良いでしょう。しかし、間取り変更が困難な場合は、風水的な対策として、観葉植物を置く、鏡を配置する、などを検討してみましょう。

③家相は1階のみで2階は関係ないですか?

家相は、基本的に建物の全体を考慮する必要があります。1階のみを考慮するというのは、必ずしも正しいとは言えません。特に、上下階が繋がっているような構造の場合、1階の配置が2階にも影響を与える可能性があります。2階建て以上の建物では、全体的なバランスを見て判断することが重要です。ただし、2階の影響を軽減するために、1階に重要な空間を配置するといった工夫は可能です。

④家の中心の出し方は、欠けがあっても欠けが無いと仮定し架空の線を引き、四角を作って中心を出す。

これは一般的な家相鑑定で用いられる方法の一つです。建物の形状が複雑な場合、欠けた部分を無視して仮想的な四角形を作り、その中心を求めることで、家の中心点を特定します。この方法は、簡便で分かりやすいというメリットがありますが、複雑な形状の建物では正確性に欠ける可能性もあります。より正確な中心点を求めるには、専門家への相談も検討しましょう。

具体的なアドバイスと専門家の視点

家相に関する不安を解消するには、専門家への相談が最も有効です。家相鑑定士や建築士などに相談することで、具体的なアドバイスを受けることができます。ただし、鑑定士によって考え方が異なる場合もあるため、複数の意見を聞くことも重要です。また、自分の直感も大切です。家相を気にしすぎるあまり、生活しにくい間取りになってしまっては本末転倒です。快適に暮らせる間取りを優先しつつ、家相の要素も取り入れることが理想的です。

例えば、鬼門線上にどうしても水回りを配置しなければならない場合、風水的な対策として、観葉植物を置く、明るい色のクロスを使用する、など工夫することで、マイナスの影響を軽減できる可能性があります。また、間取りの設計段階で、家相を考慮した設計図を作成してもらうことも有効です。建築士と相談しながら、家相と快適性を両立させた理想の間取りを実現しましょう。

  • 複数の専門家への相談:複数の鑑定士に相談し、様々な意見を聞くことで、より客観的な判断ができます。
  • 風水を取り入れる:家相の悪い部分を風水的なアイテムや工夫で補うことができます。
  • 快適性を優先:家相にこだわりすぎて、生活しにくい間取りにならないように注意しましょう。
  • 建築士との連携:設計段階から家相を考慮することで、より理想的な間取りを実現できます。

家相は、あくまでも参考の一つです。大切なのは、自分が心地よく、安心して暮らせる家を作ることです。この記事が、皆様の家づくりのお役に立てれば幸いです。

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