家を建てるならキューブ型?凹凸型?コストとデザインのバランスを徹底解説!

家を建てる場合、1階と2階を同じ広さにしてキューブ型の形にするのと、2階の部屋数を少なくして凹凸のある家にするのとではどちらが安く建てられますか?坪あたりの建設単価は違ってきますか?

キューブ型と凹凸型、どちらが安い?坪単価への影響

結論から言うと、一般的にキューブ型(シンプルな直方体形状)の方が、凹凸のある家よりも安く建てられます。これは、建築コストに大きく影響する以下の要素が関係しています。

1. 外壁面積と屋根面積

キューブ型は、凹凸のある家と比べて外壁面積と屋根面積が小さくなります。外壁材や屋根材の費用は面積に比例するため、面積が小さい方がコストを抑えられます。複雑な形状の凹凸のある家は、材料のロスや施工の手間が増えるため、コストアップにつながります。

例えば、同じ延床面積20坪の家を想定した場合、キューブ型はシンプルな形状のため、外壁と屋根の面積が最小限に抑えられます。一方、凹凸のある家は、複雑な形状によって外壁と屋根の面積が増加し、材料費や施工費が高くなる傾向があります。

2. 構造材の使用量

キューブ型は、構造材(柱や梁など)の使用量が少なく済みます。シンプルな構造のため、材料の無駄がなく、コストを抑えることができます。凹凸のある家は、複雑な形状に対応するために、より多くの構造材が必要となる場合があり、材料費が高くなります。

3. 施工の手間と時間

キューブ型は、施工が比較的容易で、工期も短縮できます。シンプルな形状のため、職人さんの作業効率が高まり、人件費を抑えることができるのです。凹凸のある家は、複雑な形状のため、施工に多くの時間と手間がかかり、人件費が高くなる傾向があります。特殊な技術や工夫が必要な部分も増えるため、追加費用が発生する可能性もあります。

4. 設計費用

設計費用は、家の形状の複雑さに比例して高くなる傾向があります。シンプルなキューブ型は、設計が容易なため、設計費用を抑えることができます。一方、凹凸のある家は、複雑な形状を設計する必要があるため、設計費用が高くなる可能性があります。

坪単価への影響:単純比較は難しい

坪単価は、家の形状だけでなく、使用する建材、設備、土地条件、工務店の選定など、多くの要素に影響を受けます。そのため、キューブ型だから必ず安い、凹凸型だから必ず高い、と断言することはできません。

しかし、上記で説明した要素を考慮すると、同じ条件下であれば、キューブ型の方が坪単価が低くなる可能性が高いと言えます。

事例:異なる形状の家を比較

A社:キューブ型、延床面積30坪、坪単価60万円
B社:凹凸型、延床面積30坪、坪単価65万円

この例では、同じ延床面積でも、凹凸のある家の坪単価の方が高くなっています。これは、外壁面積、屋根面積、構造材の使用量、施工の手間などの違いが影響していると考えられます。しかし、これはあくまで一例であり、実際の坪単価は様々な要因によって変動します。

凹凸のある家のメリット:デザイン性と機能性

凹凸のある家には、デザイン性の高さや機能性の向上が期待できるというメリットもあります。

デザイン性の向上

凹凸のある形状は、個性的な外観デザインを実現できます。キューブ型では表現できない、洗練されたデザインや、周囲の環境に調和したデザインなどを実現可能です。

機能性の向上

凹凸を設けることで、日当たりや通風を考慮した設計が可能になります。例えば、南側に大きな窓を設け、日射量を増やすことができます。また、北側に凹凸を作ることで、プライバシーを確保することもできます。

最適な家の形状を選ぶために

家を建てる際には、コストだけでなく、デザイン性や機能性、ライフスタイルなども考慮して、最適な家の形状を選ぶことが重要です。

専門家への相談

建築家や工務店に相談することで、予算や希望を伝え、最適なプランを提案してもらうことができます。複数の業者に見積もりを取って比較検討することで、より良い選択ができるでしょう。

優先順位を決める

コストを最優先にするのか、デザイン性を重視するのか、機能性を重視するのか、自分の優先順位を明確にすることが大切です。優先順位を明確にすることで、最適なプランを選びやすくなります。

具体的なアドバイス

* 予算を明確にする:まずは、家づくりにかける予算を明確にしましょう。予算に合わせて、形状や仕様を検討する必要があります。
* ライフスタイルを考慮する:家族構成や生活スタイルに合わせて、間取りや機能を検討しましょう。
* 複数のプランを比較する:キューブ型と凹凸型の両方のプランを作成してもらい、コストやデザイン、機能性を比較検討しましょう。
* 素材や設備を吟味する:建材や設備は、コストに大きく影響します。コストパフォーマンスの良い素材や設備を選びましょう。

まとめ:コストとデザインのバランスを

キューブ型はコストを抑えやすい一方、凹凸のある家はデザイン性や機能性を高めやすいです。最適な家の形状は、予算、デザイン、機能性、ライフスタイルなど、様々な要素を総合的に判断して決定する必要があります。専門家と相談しながら、自分にとって最適な家づくりを進めていきましょう。

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