家の中の配管凍結の原因究明と対策:断熱不良の可能性を探る

住宅、断熱材、配管などにお詳しい方、家の中の配管が凍るのですが、どこに問題があるかわかりますか? 冬になると最低-10度程度まで下がる地域に住んでいます。最近購入した家が暖房を18度程度で付けっぱなしで寝ているにも関わらず、キッチンのお湯、水共に凍結してしまい、朝起きるとでなくなってしまいます。家は地下1階(完全に地下ではなく半地下)、1階、2階の3階構造です。構造的には、キッチン以外のお風呂などの水回りとボイラーは一カ所の空間にまとまっており凍結はしません。キッチン専用の配管がボイラーから伸び、1階と2階の間を通り、キッチンの左側の壁を下り、キッチンの正面奥を通り水道まで繋がっています。キッチンの配置ですが、左側と正面が壁に面しており、右側は部屋の空間です。凍結しているであろう箇所は、1階と2階の配管、左側の下る配管、正面の配管の3つのうちのどれかだろうと設備屋さんはおっしゃりますが、どの箇所も断熱材の内側にあることから、凍る理由が謎です。実際に同じ地域に友人や身内などが住んでいますが、暖房付けて室内が凍るなんて考えられないと言っています。住宅関係のことはあまり詳しくないので、考えられることは、設備屋さんではなく、大工さんなどの関係者が断熱材を一部分に入れ忘れたか、入っていないかなのでは?と思っています。設備屋さんも今まで色々な配管をしてきたが、家の中で凍ったという話を聞いたことがないと言っています。水道統計や配管、断熱材に詳しい方、原因はどこにあるでしょうか?もし、検討が付けば実際に施行された方に対して、断熱材の補給など交渉の余地があるのではと考えています。よろしくお願いします。補足みなさんありがとうございます。ボイラーやお風呂、キッチンも全て1階にあります。ただ、キッチンだけ少し離れた場所にあるので、配管経路が異なります。床下を通すと地下の冷気で凍る可能性があるので、配管を一度上へ上げ、1階と2階の間を通ってキッチンの左側(壁中を通すと凍結の恐れがあるため、壁を付加した中を通っています)を通っています。

暖房18度でも配管凍結…その原因を探る

冬期に最低気温-10度にもなる地域で、室内温度18度を維持しているにも関わらず、キッチンの水道管が凍結するという深刻な問題ですね。 設備業者も戸惑う状況とのことですが、ご心配されている通り、断熱材の施工不良が最も疑わしい原因です。

考えられる原因と可能性

* 断熱材の欠落または不足: ご指摘の通り、配管周りの断熱材が部分的に欠落していたり、厚みが不足している可能性が非常に高いです。特に、1階と2階の間を通る配管、キッチンの壁内を通る配管は、外気の影響を受けやすく、断熱が不十分だと凍結リスクが高まります。 壁内の配管は、施工時に断熱材が適切に充填されなかったり、経年劣化で断熱性能が低下している可能性も考えられます。

* 配管の経路と露出部分: 配管が壁内を通る際、どうしても断熱材と配管の間に隙間が生じることがあります。その隙間から冷気が侵入し、配管を冷却してしまう可能性があります。また、配管の一部が壁や床から露出している箇所があれば、そこから冷気が直接配管に当たり、凍結を招く可能性があります。

* 配管の材質と保温材: 配管の材質や保温材の種類、施工方法も影響します。古い配管や保温材が劣化している場合、断熱性能が低下し、凍結しやすくなります。

* その他要因: 極めて稀ではありますが、配管内の水の流れが悪くなっている、配管に小さな穴が開いていてそこから冷気が侵入しているなどの可能性も考えられます。

専門家の視点:建築士と設備業者への相談

現状では、素人判断で原因を特定するのは困難です。まずは、建築士または経験豊富な設備業者に状況を詳しく説明し、専門家の目による調査を依頼することを強くお勧めします。

専門家は、赤外線サーモグラフィーなどの機器を用いて、配管周りの温度分布を測定し、凍結リスクの高い箇所を特定することができます。これにより、断熱材の施工不良箇所を正確に特定し、適切な対策を講じることが可能になります。

具体的な調査と対策

専門家による調査後、具体的な対策として以下のことが考えられます。

* 断熱材の追加または交換: 断熱材が不足している箇所には、適切な厚みと種類の断熱材を追加または交換します。グラスウール、ロックウール、発泡ウレタンなど、様々な断熱材がありますが、専門家のアドバイスに従って最適なものを選びましょう。配管の周囲だけでなく、壁全体や床下の断熱状況も確認し、必要に応じて改善する必要があります。

* 配管の保温: 配管自体に保温材を巻き付けることで、凍結を防ぐことができます。保温材には、発泡ポリウレタンやグラスウールなどが使われます。特に、壁内や床下を通る配管は、しっかりと保温する必要があります。

* ヒートケーブルの設置: 凍結が頻繁に発生する箇所には、ヒートケーブルを設置することで、配管の温度を維持することができます。ヒートケーブルは、低温でも配管を凍結させないための効果的な対策です。

* 配管のルート変更: もし、配管のルートがどうしても凍結しやすい場所を通っている場合は、ルート変更を検討する必要があるかもしれません。しかし、これは大規模な工事となるため、費用や手間がかかります。

交渉のポイント:瑕疵担保責任

新築住宅でこのような問題が発生している場合、瑕疵担保責任を主張できる可能性があります。瑕疵担保責任とは、売主が建物の瑕疵(欠陥)について責任を負う制度です。 断熱材の施工不良が原因であれば、売主に対して、断熱材の補修や交換などの費用負担を求めることができます。

交渉にあたっては、専門家による調査結果を証拠として提示することが重要です。 また、住宅瑕疵担保責任保険に加入している場合は、保険会社にも相談してみましょう。

まとめ:早期の専門家への相談が重要

キッチンの水道管凍結は、生活に大きな支障をきたす深刻な問題です。 暖房を付けているにも関わらず凍結するということは、住宅の断熱性能に問題がある可能性が高いです。 そのため、早急に建築士や設備業者に相談し、専門的な調査と適切な対策を行うことが重要です。 専門家のアドバイスを基に、断熱材の補修や配管の保温などを行い、快適な生活を取り戻しましょう。 そして、瑕疵担保責任についても、積極的に検討することをお勧めします。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)