家の中にいる黒い羽アリ?正体と駆除・予防策を徹底解説

部屋の中に、「クロアリに羽根が付いたバージョン」のやつがいるのですが、何なのでしょうか? 大きいのもいれば小さいのもいます。観察してたら鳥肌が立って気持ちが悪いです・・ お尻のとこが大きくなってて、飛び方は鈍いです。というか、逃げ方が鈍いです。

ご自宅に現れた「クロアリに羽根が付いたもの」は、恐らく羽アリです。具体的には、クロアリの女王アリや雄アリの可能性が高いです。 羽アリは、アリの繁殖期に巣から飛び立ち、交尾を行うために出現します。そのため、数が多い、お尻が大きい(女王アリの場合)、飛ぶのが遅い(または逃げ方が遅い)といった特徴は、羽アリの特徴と合致します。

羽アリの種類と特徴

羽アリは、種類によって大きさや色、飛び方などが異なります。 質問文からはクロアリの羽アリと推測できますが、他にも様々な種類が存在します。代表的な種類と特徴を以下にまとめます。

  • クロアリの羽アリ:体長は5~10mm程度。黒色で、比較的飛ぶのが遅いのが特徴です。女王アリは働きアリよりも大きく、腹部が膨らんでいます。
  • トビイロケアリの羽アリ:体長は2~4mm程度。茶褐色で、クロアリの羽アリよりも小さく、素早く飛びます。
  • イエシロアリの羽アリ:体長は8~15mm程度。白っぽい体色で、羽は透明です。他の羽アリと比べてはるかに大きく、飛ぶのが比較的ゆっくりです。シロアリはアリとは別の種類ですが、羽アリの形状が似ているため、混同されることがあります。

羽アリ大量発生の原因と対策

羽アリの大量発生は、巣が成熟し、繁殖期を迎えたことを示しています。 家の中に羽アリが多く出現する原因として、以下の点が考えられます。

  • 巣が家の中に存在する:壁の中、床下、屋根裏などにアリの巣が作られている可能性が高いです。
  • 餌となるものが豊富にある:食べこぼし、ゴミ、ペットフードなど、アリが好む餌が放置されていると、アリを誘引してしまいます。
  • 湿気:湿気が多い場所にはアリが巣を作りやすいです。水漏れや結露などに注意が必要です。
  • 家の構造:家の構造に隙間が多く、アリが侵入しやすい状態になっている可能性があります。

羽アリを発見したらどうすればいい?具体的な駆除・予防策

羽アリを発見したら、ただ単に駆除するだけでなく、巣の発見と予防策を講じる必要があります。以下に具体的なステップを示します。

1. 羽アリの種類を特定する

写真撮影などを行い、種類を特定することで、適切な駆除方法を選択できます。専門業者に相談する際にも役立ちます。

2. 巣の場所を探す

羽アリが飛んできた方向や、アリの通り道を観察し、巣の場所を特定します。壁の隙間や床下、屋根裏などを重点的に調べましょう。小さな穴や割れ目も要チェックです。巣を発見したら、絶対に自分で触らないようにしましょう。

3. 駆除方法を選択する

巣の場所やアリの種類、発生状況によって駆除方法は異なります。

  • 市販の殺虫剤を使用する:スプレー式や粉末式の殺虫剤が手軽に利用できます。巣の入り口やアリの通り道に散布しましょう。ただし、効果が限定的な場合もあります。
  • 専門業者に依頼する:巣が大きく、駆除が困難な場合は、専門業者に依頼することをお勧めします。専門業者は、適切な薬剤を使用し、効果的に駆除を行います。また、再発防止策についてもアドバイスを受けることができます。

4. 予防策

駆除と同時に、再発防止のための予防策も重要です。

  • 餌となるものをなくす:食べこぼしやゴミを放置しない、ペットフードはこまめに片付けるなど、アリが好む餌となるものを徹底的に排除しましょう。
  • 湿気をなくす:水漏れや結露を直ちに修理し、換気をよくして湿気を防ぎます。
  • 家の隙間を塞ぐ:家の外壁や窓枠などの隙間をコーキングなどで塞ぎ、アリの侵入を防ぎます。
  • 定期的な清掃:こまめな掃除で、アリの侵入を予防します。

専門家のアドバイス

害虫駆除の専門家によると、「羽アリの駆除は、単発的な駆除だけでは不十分です。巣を完全に駆除し、再発防止策を講じることで、効果的な対策となります。」とのことです。特に、イエシロアリの場合は、家屋への被害が大きくなる可能性があるため、早期の発見と専門家への相談が重要です。

まとめ

家の中に現れた黒い羽アリは、クロアリの女王アリや雄アリの可能性が高いです。 大量発生を防ぐためには、巣の特定と駆除、そして再発防止のための予防策をしっかりと行うことが重要です。 自分で対処できない場合は、迷わず専門業者に相談しましょう。

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