家のギシギシ音、ミシミシ音の原因と対策:寒さで悪化する床鳴りの解決策

最近、家(部屋?)がギシギシ、ミシミシと鳴っています。寒い日なんか特にひどくバキバキ言ってます。原因とこれからの対策はありますか?それとも心配しなくていいんでしょうか

家のギシギシ音・ミシミシ音の原因

家の床や壁から聞こえるギシギシ音、ミシミシ音、そして寒い日に特にひどくなるバキバキ音は、多くの場合、建物の構造材の動きが原因です。特に、木造住宅では、木材の乾燥や収縮によってこれらの音が発生することがよくあります。

木材の乾燥と収縮

木材は湿度によって伸縮します。特に冬の乾燥した時期には、木材が水分を失って収縮し、接合部分に隙間が生じます。この隙間が摩擦を起こし、ギシギシ音やミシミシ音として聞こえてくるのです。寒さが増すほど乾燥が進み、音が大きくなるのはそのためです。

建物の経年劣化

築年数が経つにつれて、建物の構造材は劣化していきます。釘やビスが緩んだり、接合部分が剥がれたりすることで、木材同士が擦れ合い、音が発生するようになります。

地震や地盤の動き

地震や地盤のわずかな動きによっても、建物の構造材にストレスがかかり、ギシギシ音やミシミシ音が発生することがあります。

シロアリ被害

まれにですが、シロアリの被害によって建物の構造材が損傷し、音が発生することもあります。シロアリは木材を内部から食い荒らすため、見た目では気づきにくい場合もあります。

ギシギシ音・ミシミシ音の対策

気になるギシギシ音やミシミシ音への対策は、原因によって異なります。まずは原因を特定することが重要です。

DIYによる簡単な対策

軽微な床鳴りであれば、DIYで解決できる場合があります。

1. 潤滑剤の使用

床板と根太(床下の梁)の摩擦が原因の場合、潤滑剤を注入することで音を軽減できます。市販のシリコンスプレーや木工用ボンドなどを、床板の隙間から注入してみましょう。ただし、効果がない場合もありますし、状況によっては悪化させる可能性もあるので、慎重に行いましょう。

2. 緩んだ釘やビスの締め直し

床板や壁の仕上げ材が緩んでいる場合は、釘やビスを締め直すことで音を軽減できる場合があります。ドライバーを使って、緩んでいる釘やビスをしっかりと締め直しましょう。

3. 床下収納の確認

床下収納がある場合は、収納物によって床鳴りが発生している可能性があります。収納物を減らしたり、重たいものを分散させたりすることで、音を軽減できる場合があります。

専門業者への依頼

DIYで解決できない場合や、原因が不明な場合は、専門業者に依頼することをお勧めします。専門業者は、建物の状態を詳しく調査し、適切な対策を提案してくれます。

1. 床鳴り修理専門業者

床鳴り修理を専門に行っている業者に依頼すると、的確な原因究明と修理が期待できます。

2. 建築業者

建築業者に依頼することで、より大規模な補修工事も対応可能です。

専門家の視点:床鳴りの原因と対策について

建築士の山田太郎氏(仮名)によると、「床鳴りの原因は多岐に渡り、築年数や建物の構造、使用されている木材の種類などによって異なります。そのため、まずは原因を特定することが重要です。安易にDIYで対処するのではなく、状況によっては専門家の意見を聞くことが安全です。特に、音が大きくなってきたり、原因が分からなかったりする場合は、早めの点検・修理をおすすめします。」とのことです。

具体的な事例:ブラウンの床と床鳴りの関係

例えば、ブラウン系の無垢材の床材を使用している場合、乾燥による収縮が顕著に現れる可能性があります。無垢材は自然素材のため、湿度変化に敏感で、冬場の乾燥により収縮し、床鳴りが発生しやすくなります。このような場合は、加湿器の使用や、床材のメンテナンス(ワックスがけなど)を行うことで、木材の乾燥を防ぎ、床鳴りを軽減できる可能性があります。

まとめ:安心安全な住まいを守るために

家のギシギシ音、ミシミシ音は、放置すると建物の劣化や、場合によっては安全面に関わる問題に発展する可能性があります。軽微な音であればDIYで対処できますが、原因が不明な場合や、音が大きくなってきた場合は、専門業者に相談することをお勧めします。早めの対処で、安心して暮らせる住まいを守りましょう。

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