室内飼いに適した猫の種類と選び方|猫との幸せな室内生活を実現するために

室内飼いしやすい猫の種類ってありますか?以前雑種のキジトラのオス猫を飼っていました。知り合いからもらったのですが、生まれた時から室内で買われていたのに外に出たがり、私が帰宅した玄関のドアの隙間から パッとでていってしまうような子でした。家は一戸建てで二階へいったりきたり、本棚や冷蔵庫の上に飛び乗ったり、飴をなげると走って行ってくわえてもどってくる遊びも大好きで家の中では十分運動はしていました。最後は車にひかれて死んでしまいました。悲しい思いはしたくないので次に飼うときは完全室内飼いにしようと思いますが、種類によって外に出たがらない、室内飼いでもストレスを感じない猫っていますか?色なども関係あるのでしょうか?アメリカンショートヘアーは飼いやすいと聞いたことがありますが、前の猫は見た目はアメショーに似ていたのでまた出たがるんじゃないかと心配です。

室内猫に向く猫種の特徴

以前飼われていた猫ちゃんが、室内で十分に運動していたにも関わらず外に出たがったとのこと、大変悲しい出来事でしたね。お気持ちお察しします。猫の性格は遺伝と環境の両方に影響されます。同じ種類でも個体差があるため、必ずしも「この種類なら室内飼いしやすい」とは言い切れませんが、一般的に室内飼いに適していると言われる猫種の特徴をいくつかご紹介します。

穏やかな性格の猫種

* スコティッシュフォールド:丸い大きな耳が特徴的で、穏やかで甘えん坊な性格の子が多いです。比較的、落ち着いていて室内での生活にも適応しやすいと言われています。
* ラグドール:名前の通り、抱っこをしても大人しくリラックスしていることから「ぬいぐるみのような猫」と呼ばれています。人懐っこく、穏やかな性格で室内での生活に適しています。
* ブリティッシュショートヘア:ずんぐりとした体型と、落ち着いた性格が特徴です。独立心が強いですが、飼い主さんにも甘える一面があり、室内での生活にも比較的容易に適応できます。
* ペルシャ:優雅な容姿と穏やかな性格で知られています。運動量はそれほど多くないため、室内での生活に適しています。ただし、被毛の手入れは念入りに行う必要があります。

運動量が少ない猫種

室内で過ごす時間が長い猫にとって、過剰な運動量はストレスの原因となる可能性があります。運動量が比較的少ない猫種を選ぶことも、室内飼い成功のポイントです。

* エキゾチックショートヘア:ペルシャ猫とアメリカンショートヘアを掛け合わせて作られた猫種で、ペルシャ猫のような穏やかな性格を受け継いでいます。運動量は少なく、室内での生活に適しています。
* マンチカン:短い足が特徴的な猫種です。運動量は少ないですが、遊び好きで、室内で工夫を凝らした遊びを提供することで十分に満足させることができます。

アメリカンショートヘアについて

ご質問にあったアメリカンショートヘアですが、一般的に飼いやすく、比較的活発ですが、室内での生活にも適応しやすい猫種です。しかし、個体差があるため、必ずしも全てのアメリカンショートヘアが室内飼い向きとは限りません。以前の猫ちゃんがアメショーに似ていたからといって、同じように外に出たがるかどうかは断言できません。

猫の性格と毛色・模様の関係性

残念ながら、猫の毛色や模様と性格には直接的な関連性はありません。キジトラ柄だから外に出たがる、というわけではありません。

完全室内飼いのための環境づくり

猫の種類を選ぶだけでなく、室内環境を整えることも、ストレスのない室内生活を送らせるために非常に重要です。

1. 十分な遊びと運動の確保

* 猫じゃらし、ボール、おもちゃのトンネルなど、様々な種類の猫のおもちゃを用意しましょう。
* 毎日、十分な時間をかけて遊んであげましょう。
* キャットタワーを設置し、高い場所での休憩や運動の場を提供しましょう。
* 窓辺に猫がくつろげるスペースを作るのもおすすめです。外の様子を観察することで、猫の好奇心を満たすことができます。

2. 安全な空間の確保

* 猫が自由に動き回れるスペースを確保しましょう。
* 危険な場所には近づけないように工夫しましょう(例えば、コンセントや窓を開けたままにしないなど)。
* 猫が落ち着いて休める隠れ家となる場所を用意しましょう。

3. 適切なトイレと餌場

* トイレは清潔に保ち、複数個所設置することを検討しましょう。
* 餌場は清潔で、猫が落ち着いて食事ができる場所を選びましょう。

4. 定期的な健康チェック

* 定期的に獣医に健康診断を受けさせましょう。
* 健康状態を把握することで、病気の早期発見・早期治療につながります。

専門家の意見

動物行動学の専門家によると、「猫が外に出たがる行動は、狩猟本能や探索欲求、ストレスなど様々な要因が複雑に絡み合っている」とのことです。完全室内飼いをする場合は、これらの欲求を満たす工夫が重要になります。

まとめ

室内飼いに適した猫種を選ぶことはもちろん大切ですが、それ以上に重要なのは、猫が快適に過ごせる環境を整えることです。十分な遊び、安全な空間、清潔なトイレと餌場、そして定期的な健康チェックなど、猫のニーズを満たすことで、猫との幸せな室内生活を実現できるでしょう。 猫の性格は個体差が大きいため、猫との生活を通して、その子の個性や好みを理解し、最適な環境を整えてあげることが大切です。

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