室内犬の完全フリー飼育:しつけと快適な共存空間づくり

わんちゃんを、室内で完全フリーにしている方に質問です。室内完全フリーにするに当たって、特にしつけたことはありますか?以下長文です。私のまわりには室内で犬を飼っている人がたくさんいますが、犬のイタズラ等に悩んでいる人が多く、結果、リビングでだけフリーにする(そこ以外に出ると粗相するとか)、家に人がいても遊ぶとき以外ケージから出さないなどと耳にします。もちろん成犬です。(留守時に、犬の安全を考えケージ等に入れるのに意見はありません。)そこでみなさまに質問なのですが、まず一般的にしつけるトイレトレーでの排泄や、電気コードへのイタズラ、家具等へのイタズラの他に、‘フリーにするから’と、しつけたことはありますか?私は一般的なしつけの延長(それを日常化したもの)に完全フリー状態があると思います。部屋に人がいないときや人の目を盗んでイタズラするのは、単に犬が善悪をわかっていないから(あるいはストレス行動)だと思います。『見ているときはイタズラしない』からと、基本のしつけを中途半端で終わらせている気がしてなりません。ですが私の犬は、よく我が家に来てくれたと言うくらいよくできた犬で、私が決めたルールをすぐ覚え、室内で飼うのに苦労はありませんでした。私が犬自慢をしますもので、まわりに『どうすればフリーにできるか?』と聞かれますが、正直月並みな返答しかできません。特別にする事ってありますか?みなさまのしつけ方を教えていただけませんか?よろしくお願いいたします!!

室内完全フリー飼育を実現するためのしつけポイント

室内で犬を完全フリーにするには、一般的なしつけに加え、犬の気持ちを理解し、快適な環境を整えることが重要です。単に「イタズラしないようにする」だけでなく、犬が安心して過ごせる空間を作ることが、フリー飼育成功の鍵となります。

1. 基本的なしつけの徹底:トイレトレーニング、噛み癖、無駄吠え

完全フリーは、基本的なしつけがしっかりできていることが前提です。トイレトレーニング、噛み癖、無駄吠えなどは、まず徹底的に訓練しましょう。特にトイレトレーニングは、フリー飼育において最も重要です。 失敗すると、掃除の手間が増えるだけでなく、犬がストレスを感じてしまう可能性があります。

  • トイレトレーニング:決まった場所で排泄する習慣を徹底的に教え込む。成功したら必ず褒めて、失敗したら叱らずに、すぐにトイレに連れて行く。
  • 噛み癖:噛むと嫌な音を出したり、おもちゃを代わりに与えるなど、噛む行動を抑制するトレーニングを行う。
  • 無駄吠え:吠えた時に「静かに」と指示し、静かになったら褒める。吠える原因(寂しさ、不安など)を探り、改善策を講じる。

これらのしつけは、犬が幼犬の頃から始めるのが理想的ですが、成犬でも十分に効果を期待できます。ただし、根気と時間が必要です。専門のドッグトレーナーに相談するのも有効な手段です。

2. 「フリー」だからこそのしつけ:場所の制限とルール設定

完全フリーとはいえ、犬にも安全で快適な空間が必要です。全ての場所を自由にさせてしまうのではなく、犬にとって危険な場所や、汚れて困る場所への立ち入りを制限する必要があります。

  • 危険な場所への進入禁止:キッチン、浴室など、犬にとって危険な場所への進入を禁止する。ゲートやベビーゲートなどを活用して物理的に制限する。
  • 特定の家具への接触禁止:ソファやテーブルなど、傷つけられたくない家具への接触を禁止する。カバーをかける、または犬が近寄れないように配置する。
  • ルールを明確にする:犬が理解できるシンプルなルールを決め、徹底する。例えば、「テーブルの上には乗らない」「ゴミ箱を漁らない」など。

これらのルールは、犬が理解できる言葉とジェスチャーで伝え、褒めて強化しましょう。

3. 環境の整備:犬にとって安全で快適な空間づくり

犬が安心して過ごせる環境を整えることも、フリー飼育には不可欠です。

  • 安全な遊び場:犬が自由に遊べるスペースを確保する。おもちゃやベッドを用意し、快適な空間を作る。
  • 落ち着ける場所:犬が落ち着いて休める場所を用意する。犬用ベッドやクレートなどを設置する。
  • 清潔な環境:定期的に掃除を行い、清潔な環境を保つ。特にトイレ周辺はこまめに清掃する。

インテリアにも配慮しましょう。犬が誤って食べてしまう危険性のあるものを置かないように注意し、犬が落ち着ける色合いのインテリアを選ぶことも効果的です。例えば、ベージュやアイボリーなどの落ち着いた色は、犬のストレス軽減に繋がると言われています。

4. コミュニケーションと信頼関係の構築

犬との信頼関係は、フリー飼育の成功に大きく影響します。

  • スキンシップ:毎日必ずスキンシップを取り、愛情表現をする。
  • コミュニケーション:犬の気持ちを読み取る努力をする。鳴き声や仕草をよく観察し、何が原因で吠えているのか、何がしたいのかを理解する。
  • 遊びの時間:毎日必ず一緒に遊ぶ時間を作る。犬が満足するまで遊んであげることが重要。

犬は家族の一員です。愛情を持って接することで、犬は飼い主を信頼し、より良い関係を築くことができます。

5. 専門家の活用:しつけ教室やドッグトレーナー

しつけに自信がない、またはうまくいかない場合は、専門家の力を借りることを検討しましょう。しつけ教室やドッグトレーナーは、的確なアドバイスとサポートを提供してくれます。

まとめ:犬との快適な生活を目指して

室内完全フリー飼育は、犬と飼い主双方にとって、快適な生活を送るための挑戦です。しかし、適切なしつけと環境整備を行うことで、犬との信頼関係を深め、幸せな時間を共有できるでしょう。 焦らず、犬のペースに合わせて、根気強く取り組むことが大切です。

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