室内犬のトイレトレーニングとインテリア:オスとメスの違いと対策

前飼っていた犬はキャバリアのオスでしたが、家のなかで時々部屋のあちこちでマーキングして困ってました。次回買う犬はメスの方が飼いやすのでしょうか?ちなみに室内犬です。

キャバリアのオス犬によるマーキングでお困りだったとのこと、大変でしたね。室内犬として暮らす上で、マーキングは大きな問題となります。犬種や性別に関わらず、トイレトレーニングは必須ですが、オスとメスではマーキングの頻度や原因が異なるため、適切な対策も変わってきます。

オスとメスの違い:マーキングとトイレトレーニング

結論から言うと、「メスの方が飼いやすい」とは一概に言えません。オスもメスも、適切なトレーニングと環境整備によって、室内でのマーキングを防ぐことが可能です。ただし、オスとメスではマーキング行動のパターンが異なります。

オス犬のマーキング

  • 縄張り主張:オス犬は、自分のテリトリーを主張するために、垂直な面にマーキングすることが多いです。壁、家具の脚、カーテンなど、目線より高い位置に尿を少量かけるのが特徴です。
  • 性的な行動:発情期だけでなく、いつでもマーキングする可能性があります。これは、メス犬の存在を示す匂いを残し、自分の存在をアピールする本能的な行動です。
  • ストレスや不安:環境の変化、家族構成の変化、他の犬との競争など、ストレスや不安を感じている場合にもマーキングが増えることがあります。

メス犬のマーキング

  • 排尿:メス犬は、オス犬のように垂直な面にマーキングすることは少ないです。主に地面に排尿します。しかし、ストレスや病気によって、オス犬のようにマーキングすることもあります。
  • 発情期:発情期には、オス犬を誘引するために、より頻繁に排尿することがあります。
  • 病気:膀胱炎や尿路感染症などの病気も、マーキングの原因となる可能性があります。

マーキング対策:具体的なステップ

犬の性別に関わらず、効果的なマーキング対策は次の通りです。

1. しつけとトレーニング

  • トイレトレーニングの徹底:決まった場所で排泄させるトレーニングを徹底しましょう。成功したら必ず褒めて、ご褒美を与えましょう。失敗したら、叱るのではなく、すぐに掃除をして、再度トレーニングを行います。
  • コマンドトレーニング:「トイレ」などのコマンドを覚えさせ、排泄場所へ誘導しましょう。これは、オス、メスどちらにも有効です。
  • 散歩の頻度を増やす:散歩の回数を増やすことで、犬の排泄欲求を満たし、室内でのマーキングを防ぐことができます。特に、オス犬の場合は、散歩で縄張り確認をさせることで、室内のマーキングを減らす効果があります。

2. 環境整備

  • マーキングしやすい場所の特定:犬がマーキングしやすい場所を特定し、その場所へのアクセスを制限します。例えば、家具の脚にカバーをつけたり、壁に忌避剤をスプレーしたりするのも有効です。忌避剤を使用する際は、犬に安全な製品を選びましょう。
  • 清潔な環境を保つ:犬は清潔な環境を好みます。こまめな掃除で、臭いを残さないようにしましょう。特に、マーキングされた場所は、徹底的に掃除することが重要です。酵素系のクリーナーを使用すると効果的です。
  • 落ち着ける空間を作る:犬が落ち着いて過ごせる場所を作りましょう。クレートやベッドなどを用意して、安全で安心できる空間を提供することが重要です。特に、ストレスを感じやすい犬は、落ち着ける場所を用意することで、マーキングが減少する可能性があります。

3. 専門家への相談

上記の対策を行っても改善が見られない場合は、獣医や動物行動学者に相談しましょう。病気やストレスが原因の場合もあります。専門家のアドバイスを受けることで、適切な解決策を見つけることができます。

インテリアとマーキング対策の両立

マーキング対策は、インテリアにも影響します。例えば、マーキングされやすいソファやカーテンの色や素材を選ぶことも重要です。ベージュなどの淡い色は、汚れが目立ちやすいので、濃い色や柄物を選ぶことをおすすめします。また、撥水加工が施された素材を使用するのも有効です。

さらに、犬が落ち着いて過ごせる空間をインテリアに取り入れることも大切です。犬用のベッドやソファを配置したり、犬が自由に遊べるスペースを確保したりすることで、ストレスを軽減し、マーキングを抑制する効果が期待できます。例えば、落ち着いた色のカーペットや、犬が噛んでも大丈夫な素材のクッションなどを配置するのも良いでしょう。

インテリアとマーキング対策を両立させるためには、犬の行動をよく観察し、その習性に合わせて工夫することが重要です。そして、犬と快適に暮らせる空間づくりを目指しましょう。

まとめ

オス犬とメス犬、どちらを選ぶかについては、個体差が大きく、一概にどちらが良いとは言えません。重要なのは、適切なトレーニングと環境整備を行うことです。そして、問題が解決しない場合は、専門家の力を借りることをためらわないでください。快適なインテリアと、愛犬との幸せな暮らしを両立させましょう。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)