室内犬のお留守番:多頭飼いのドーベルマンとダックスのストレス軽減対策

室内犬のお留守番について、アドバイスおねがいします。ドーベルマン(4才♂)とKダックス(1才♂)の多頭飼いです。ドーベルマンのみの頃は、特にゲージなどにいれることなく1Fを自由にお留守番してました。いつもピアノの下に置いたベットで寝ていたので、犬ってそういうものだと思っていました。ところが、ダックスはいたずらが凄まじく‥カーテンは食いちぎるし、テーブルクロスに飛び付いて引っ張り落とし花瓶は割れ花は食べる、本もびりびり‥(>_<)仕方なく、犬の部屋を作り、そこでお留守番してもらっています。急に部屋に閉じ込めるのが、どうしても気になって、カメラをつけました。ドーベルマンの方は、部屋の奥に置いたベットでお昼寝していますが、チビの方が‥ベットからお布団を引っ張り出し、入り口まで運んでドアノブを見上げてずーっと座ってるんです。6時間ぐらい‥(;_;)12畳の部屋で、運動不足になるかもしれないと、庭へ出れるようにスロープと自動ドアもつけました。部屋におもちゃもたくさん置いてますが、2人とも庭へ出る事も無ければ、おもちゃで遊んだ様子もありません。なんか可哀想で、いつも用事が済めば慌てて帰宅してます。それ以来、チビは家の中で私の姿が見えないと(2Fに行ったりで)ひたすら吠えます。ドーベルマンの方は驚いた顔でチビを見ています;検診のとき、どうしたらいいかお医者さんに尋ねたところ【帰宅したとき30分間無視するように】言われました。あまりに酷いなら、精神安定剤のお薬もありますって(>_<)ひたすらお留守番してた子を、何にも悪い事してないのに30分も無視するって‥どうなんでしょう?可哀想じゃないですか?犬用の保育園も考えていますが、ドーベルマンは家が好きみたいだし;室内犬を飼われている方、お留守番はどうしていますか?

多頭飼いの室内犬のお留守番:問題点と解決策

多頭飼いの場合、それぞれの犬の性格や年齢、そして、それらが組み合わさることで、お留守番のストレスは単頭飼いの場合よりも複雑になります。今回のケースでは、ダックスフンドのいたずらと、それに伴うドーベルマンへの影響、そして、分離不安が大きな問題となっています。

1. ダックスフンドのいたずら行動への対策

ダックスフンドのいたずら行動は、単なる遊び心ではなく、ストレスや不安の表れである可能性が高いです。 カーテンやテーブルクロスを噛み砕く、花瓶を割るといった行動は、破壊衝動と捉えることができます。これは、運動不足、環境エンリッチメントの不足、そして、分離不安が原因として考えられます。

  • 十分な運動:12畳の部屋だけでは、特に活発なダックスフンドには不十分です。庭へのアクセスは良いですが、実際に利用していないことから、庭だけでは満足できない可能性があります。散歩の時間を増やす、ドッグランを利用する、室内で十分な運動の機会を作るなど工夫が必要です。室内での運動としては、アジリティトレーニング用の簡単なアイテムを使用したり、おもちゃを使った遊びを取り入れるのも効果的です。
  • 環境エンリッチメント:おもちゃだけでは飽きてしまう可能性があります。様々な種類の知育おもちゃ、噛むおもちゃ、嗅覚を使うおもちゃなどを用意し、飽きさせない工夫が必要です。ローテーションして新鮮さを保つことも大切です。 また、犬が安全に探索できるスペースを作ることも重要です。例えば、段ボールハウスやトンネルなど、隠れる場所を作ることで安心感を高めることができます。
  • 噛む行動への対策:安全な噛むおもちゃを十分に提供し、家具やカーテンへのアクセスを制限する必要があります。苦いスプレーなどを利用して、噛んではいけないものを避けるようにトレーニングすることも効果的です。ただし、罰を与えるのではなく、代替行動を促すことが重要です。

2. ドーベルマンへの影響とストレス軽減

ドーベルマンは、ダックスフンドの行動にストレスを感じている可能性があります。常にダックスフンドの行動を気にしている様子は、多頭飼育におけるストレスを示唆しています。

  • 個別のスペースの確保:ドーベルマンが落ち着いて過ごせる、ダックスフンドから離れた静かな場所を用意しましょう。これは、ダックスフンドのいたずらからドーベルマンを守るだけでなく、ドーベルマン自身のストレス軽減にも繋がります。例えば、ケージやサークルを用意し、ドーベルマンが自由に使える場所を作るのも有効です。ただし、閉じ込めるのではなく、安全で快適な空間として提供することが重要です。
  • ドーベルマンへの個別ケア:ドーベルマンにも、十分な運動と、彼に合ったおもちゃや遊びを提供しましょう。ダックスフンドに気を取られがちですが、ドーベルマン自身のニーズにも配慮することが重要です。
  • 多頭飼育トレーニング:専門のトレーナーに相談し、多頭飼育における適切なトレーニングを受けることをお勧めします。お互いの行動を理解し、適切なコミュニケーションをとるためのトレーニングは、ストレス軽減に大きく貢献します。

3. 分離不安への対策

ダックスフンドのドアノブを見上げて座っている行動、そして、飼い主が不在時の吠え声は、深刻な分離不安を示唆しています。

  • 徐々に慣れさせる:いきなり長時間お留守番をさせるのではなく、短い時間から始め、徐々に時間を延ばしていくことが重要です。最初は数分間だけ家を空けて、徐々に時間を長くしていきましょう。
  • 安心できるアイテム:飼い主の匂いのついたタオルやぬいぐるみなどを置いておくことで、安心感を高めることができます。フェロモン系の製品も効果的です。
  • 帰宅時の対応:獣医のアドバイスである「30分間無視」は、興奮状態を落ち着かせるための方法ですが、いきなり無視するのではなく、徐々に慣れさせることが重要です。まずは、静かに部屋に入り、落ち着いてから、優しく接しましょう。過剰な反応は、分離不安を悪化させる可能性があります。
  • 専門家のサポート:分離不安が深刻な場合は、動物行動学者や獣医の専門的なアドバイスを受けることが重要です。薬物療法が必要な場合もあります。

4. 犬用保育園の検討

犬用保育園は、運動不足やストレス解消に有効な手段です。ドーベルマンが家が好きでも、短時間だけ利用することを検討してみましょう。保育園での社会化も、犬の精神的な成長に役立ちます。

インテリアと犬との共存:安全で快適な空間づくり

犬と安全に暮らすためには、インテリアにも工夫が必要です。

  • 犬が安全に遊べるスペース:犬が自由に動き回れるスペースを確保し、危険な物(コード、薬品など)を手の届かない場所に収納しましょう。床材は、滑りにくい素材を選ぶことが重要です。
  • 犬が落ち着ける場所:犬が安心して休める場所(犬用ベッド、クッションなど)を用意しましょう。落ち着ける場所を確保することで、ストレス軽減に繋がります。
  • 家具の配置:犬がいたずらできないように、家具の配置を工夫しましょう。例えば、テーブルクロスは使わない、カーテンは丈夫な素材のものにする、などです。
  • 色の効果:落ち着いた色合いのインテリアは、犬のストレス軽減に効果があると言われています。ブラウンなどの落ち着いた色は、犬の心を落ち着かせる効果があります。ただし、これはあくまで補助的な効果であり、根本的な解決策ではありません。

まとめ

多頭飼いの室内犬のお留守番は、単頭飼いに比べて多くの課題があります。今回のケースでは、ダックスフンドのいたずら、分離不安、そして、ドーベルマンへの影響が複雑に絡み合っています。解決策は、運動不足の解消、環境エンリッチメント、適切なトレーニング、そして、飼い主の適切な対応です。必要に応じて、専門家のサポートを受けることも検討しましょう。

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